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採択活動一覧

なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR )2016

活動情報

活動ファンド SOMPOアート・ファンド
申請時期 第1回
活動地域 岩手県
活動ジャンル 美術、生活芸術、舞踊、芸能
活動者名 なつかしい未来創造 株式会社
活動名 なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR )2016
活動名(ふりがな) なつかしいみらいそうぞうじぎょうあーてぃすといんれじでんすぷろぐらむ
実施時期 2016年 8月 1日 ~ 2017年 3月 31日
会場 実施場所:陸前高田市内数カ所(陸前高田未来商店街多目的ホール、箱根山テラス、陸前高田 コミュニティホール)、住田町市内数カ所(柿内沢鹿踊練習場、東峰公民館等)、 森下スタジオ(東京)、ArtBridgeChiangMai(タイ、チェンライ)、Critical Pat
所在地 :岩手県陸前高田市、岩手県住田町、東京、タイチェンマイ、オーストラリアシドニー、イギリスロンドン

活動完了報告

「記憶の風景、なつかしい未来へ」をテーマに、アーティスト・イン・レジデンスを通した、陸前高田市の人々の心・生活の復興の一場となることを目指し、国内外のアーティストを陸前高田市に招聘し、アーティストのリサーチや表現活動によって地元資源を活用した新たな価値を創造し、ここに暮らす人々に生きる力を与えることを目的とする。また、国内外のAIRプログラムやアート事業者とのネットワークを通じた共同事業を展開し、現在の陸前高田および被災地の状況を発信し、リサーチャーや被災地観光等を中心とした人々の往来を促進する。

■外国人芸術家と国内芸術家との交流を通した滞在型の創作活動支援

《滞在プログラム1》
岩手県陸前高田市にアーティストを招聘し、リサーチやインタビューを通じて人々の創造的な生活の価値を発見、顕在化し、未来へとつなぐプログラム。2013-15年度までに陸前高田AIRに滞在経験のあるアーティストが運営するAIR事業との今後の連携を推進するため、タイ、フィリピンからアーティストを招へいし、日本人アーティストとの交流機会を設ける。
◎対象国および招聘人数:Jaime Jesus C. Pacena ll(フィリピン)、Sutajate Tongchua(タイ)、新井厚子(日本)
◎招聘期間:2016年10月〜11月の、それぞれ30-40日間
◎プレゼンテーション会場:陸前高田未来商店街内多目的ホール(作品発表/岩手)、女子美術大学(レクチャー/東京)
◎関連事業:地域との交流および滞在成果発表の場として、市内の商店街や公共施設等にてパブリックプログラム(ワークショップ、プレゼンテーション)を実施した。

《滞在プログラム2》
2013-15年度まで実施してきた東北地域内での「ネットワーク事業」の成果をさらに探求し、深めるプログラム。3ヶ年継続して滞在制作を行ってきたSioned Huwsが出会った、陸前高田市のお祭り、岩手県住田町、福島県いわき市、青森県青森市の各地の伝統芸能のリサーチ、クリエイション、を継続しながら、現代の文脈に読み替えるプロジェクトを継続、発展させる。本事業はARTizan(青森)主催のプロジェクト「国際交流ダンスプロジェクトOdori-Dawns-Dance」と共催し、東京森下スタジオなどの東北以外での場所においてもまた、多様な成果発表の展開を試みる。
◎招聘アーティスト:Sioned Huws(ウェールズの振付家、ダンサー)、木村玲奈(ダンサー)、清水穂奈美(パフォーマー)
◎招聘期間:2016年9月~2017年3月(ショーネッド・ヒューズ)、木村玲奈、清水穂奈美の招聘期間はヒューズの滞在期間中の6週間程度とする。
◎プレゼンテーション開催場所:岩手県住田町役場町民ホール、森下スタジオ(東京)、中央区立月島社会教育会館ホール(東京)、The Drill Hall(オーストラリア/シドニー)、Dance4 Nottingham(UK)
◎共催:ARTizan
◎一部助成:公益財団法人セゾン文化財団

■外国人研究者・学芸員を招へいして行う滞在型の研究・調査活動支援

2013-15年度までに滞在経験のあるアーティストが運営するAIR事業との今後の交換プログラムの実施計画策定のため、同国の若手研究者を招聘し、陸前高田および東北沿岸部の被災地の状況調査と滞在アーティストの活動見学、交流を行う。
◎招聘研究者:Chol Jenepraphaphan(タイの現代アートの若手キュレーター)
◎招聘期間:《滞在プログラム1》のアーティスト滞在中の17日間。

■AIR活動の理解促進プログラム

《陸前高田ミーティング2016》
AIR運営者、デザイン、建築、美術のほかクリエイティブビジネスに関わる専門家とともに、AIRを中心としたクリエイティブな視点やアイデアを活用したまちづくり、ソーシャルビジネスのあり方を考え、具体的な事業展開を考える研究会を開催する。
今回はアートディレクターの芹沢高志氏をゲストととして招待し、実際に陸前高田市を視察しながらの、過去4年間のプログラムを自己考察し、これから復興の進捗状況とともに、どのように街と本AIRプログラムが関わっていけるのか、意見交換の場とした。
◎開催日:2017年3月16日、17日
◎場所:箱根山テラスおよび陸前高田市内各所
◎ゲスト:芹沢高志(アートディレクター)、豊嶋秀樹(アートディレクター)、日沼禎子(プログラムディレクター)
◎オブザーバー:さいたまトリエンナーレのコーディネーターが1名参加。

■AIR活動の連携促進プログラム

《陸前高田AIRプログラム2013-2015展覧会 LANDSCAPE OF MEMORIES》
本AIRプログラムの2013-2015年の期間に参加した7名の海外のアーティストの作品の展覧会をタイ、チェンライにあるアートセンター「ArtBridgeChiangRai」にて開催。オープニングイベントとして、本プログラムのアドバイザーである豊嶋秀樹氏(アートディレクター)、本プログラムコーディネーター、2015年度のアーティスト2名(Angkrit Ajchariyasophon、Tawatchai Pattanaporn)によるトークセッションを実施し、プログラムの活動を発信する機会となった。また、展覧会開催期間中にBangkok Art and Cultural CentreのディレクターLuckana Kunavichayanont氏とミーティングを実施、これからタイのアートセンターと本プログラムとの間でも相互交流可能なプランを相談する機会を持った。
◎開催期間:2016年7月7日-7月31日  
◎開催場所:ArtBridgeChiangRai(タイ、チェンライ)
◎トークセッション:7月7日にオープニングイベントとしてトークイベントを実施。

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