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もやい展 横浜赤レンガ倉庫

「もやい展 横浜赤レンガ倉庫」

東日本大震災の記憶をアートで表現し、次世代へと紡いでゆく。
1アーチストの呼びかけで全国から集まったアーチストたちの表現の場は、2017年の練馬区立美術館に始まり2019年春には金沢21世紀美術館へと展開してまいりました。

「もやい」とは船をつなぐロープの結びであり転じて「協働作業」の意味を持ちます。地域分断で苦しんだ水俣の先達たちが生み出した地域再生の哲学「もやい直し」をオマージュし、その名前をタイトルに拝借いたしました。

東日本大震災は今年で10年目を迎えます。復興の第2段階とも言える「記憶の継承」に我々アートが果たせる役割はなんなのか? 2021年3月の春に開催される「もやい展 横浜赤レンガ倉庫」では「語り紡ぐ命の連綿」をテーマに、震災の記憶の次世代への継承、そして尊き我々の命を見つめ直すためのアート表現が集合いたします。個別のアート表現と、在廊する作家と来場者が織りなすコミュニケーションが「もやう」ことで一つの大きなメッセージを発する空間へと展開いたします。

■もやい展 横浜赤レンガ倉庫
・日時:2021年3月25日〜4月6日
・場所:横浜赤レンガ倉庫1号館2階展示スペース全面
・入場料:無料



(ご寄付を検討されている方へ)
※税制優遇が適用される領収書・証明書を発行するため、寄付する場合はかるふぁん!への会員登録が必要となります。
 会員登録をせずにご寄付いただくこともできますが、その場合は領収書・証明書の発行ができ
ないため、寄付控除が受けられません。

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2019年 第4回
活動地域 東京都
活動ジャンル 美術
活動者名 もやい展実行委員会
活動名 もやい展 横浜赤レンガ倉庫
活動名(ふりがな) もやいてん よこはまあかれんがそうこ
実施時期 2019年 7月 1日 ~ 2021年 7月 6日
会場 実施場所:タワーホール船堀
所在地 :東京都江戸川区船堀4-1-1

活動完了報告

新型コロナウィルス蔓延のため当初の予定を大幅に変更しながらも無事開催することができた。
変更概要は以下参照

●会場変更:横浜赤レンガ倉庫倉庫1号館(神奈川県横浜市中区)→タワーホール船堀1F展示ホール(東京都江戸川区)
インバウンド観覧者の激減が予想され、当初の目的の一つである世界発信が困難になったため、発信対象者を東京近郊に変更。同様の規模を有する会場に開催場所を変更した(2020年9月)
●会期変更:2021年4月1日〜8日に変更
●展示内容の増強:アート展示を主軸に新たにパフォーマンス部門を設け幅広い表現を試みた。

●参加作家(アート部門)
・安藤栄作(彫刻家 手斧一本で彫りあげる彫刻で宇宙と生命を表現。平櫛田中賞、円空賞受賞)
・小林憲明(画家 震災後に浮き彫りになった家族同士の慈愛の大切さを麻布に描いた母子像で表現。)
・山内若菜(画家 被災牧場を継続的取材。牧場を取り巻く時空間を巨大壁画絵巻で表現)
・中筋純(写真家 長尺写真を多数利用し被災地空間を演出。移りゆく時間を定点観測で表現)
・矢成光生(画家 「共生」や「環境」をテーマに大型作品を制作。岡本太郎現代芸術賞展で入選)
・金原寿浩(画家 震災後の日本を鳥瞰からクローズアップまで大胆な構図で描いた壁画を制作)
・鈴木邦弘(絵本作家 移りゆくふるさとの風景の中を老人と飼い犬が旅するイラスト組作品を制作)
・大塚久(漫画家 震災直後の担任クラスの子供たちを取り巻くストーリーを漫画化。現役小学校教諭)
・加茂孝子(和紙造形 和紙を使った子宮空間を制作。受け継がれゆく命の源を創造する小宇宙を演出)
・斎藤萌(踊踏 加茂とのコラボレートで和紙の衣装をまとい原始生命の動きをパフォーマンス)
・Fuu.Fujiwara(植物造形 地元和歌山のヒノキ紐を使って人々の繋がりを表現。来場者参加型作品を制作)
・ウッキー富士原(漂流物造形家 震災後の漂流物、廃棄物をモチーフとした素材で物質の循環を表現)
・トビー小林(版画家 被災農家の悲痛を作物の視点で版画作品化。牧場を題材にした和紙造形も手がける)
・片平仁(画家 CGを駆使し震災後の日本の不条理を壁画化。元高校美術教諭)
・津島佳子(画家 福島の被災地を故郷に持つ。退職後作家活動を開始。移りゆく故郷の姿を精巧な筆致で描き続ける)

●参加作家(パフォーマンス部門)
・白崎映美&東北6県ろ〜るショー!!(山形出身の歌手・白崎映美が2013年に結成したユニット。東北スピリッツ溢れる楽曲をロック、ジャズ、レゲエのリズムに合わせて表現)
・ジンタらムータ(クレズマー音楽をベースにしたチンドンユニット)
・風錬ダンス(東北の不条理とそれに抗う人々の時空を超えた物語「まつろわぬ民」の」の新作朗読劇を披露)
・高橋アキ&清水寛二(ピアノと能楽のコラボレーション)
・3つのソロダンス(身体表現による失われた命への鎮魂)
・オペリータ(アコーディオンの音色と歌声で受け継がれる命の輝きを表現)
・じゃんがら遊撃隊(いわき市の伝統芸能じゃんがらがアート展示の空間を練り歩く)
・赤坂憲雄講演(東北を研究する民俗学者が「震災とアート表現」を語る)
・Next Generations !!(発災時小学生〜中学生だった若者がこの10年を語り合う)
・ほんじもよぉ語り(南相馬市から京都に避難した主婦が朗読劇を創作。家族4人でのパフォーマンス)
・天麻那舞(大地に捧げる神社奉納舞)
・愛唯美(福島をテーマにした篠笛の楽曲演奏と獅子舞の奉納)
・星あかり朗読(自主避難者のこの10年を朗読で表現)

●活動概況:会期が緊急事態宣言と蔓延防止重点措置の間に合致した為、自治体が提示する感染防止の基準に則った対策を練り、通常通りのプログラムで開催した。参加を躊躇している方に向け、「オンラインもやい展」も開催し、web上で出品作品を鑑賞できる試みも実施した。
 市民ボランティアによる設営撤収、会場運営も滞りなく実行され、江戸川区の後援名義を取得できたこともあり、地元の方々との交流の機会にも恵まれた。
 またパフォーマンス部門の催事開催により、新たな客層の開拓も実現、幅広く当展示のテーマメッセージを発信することができ、次回開催への大きな力となった。
 
●総来場者数:4233人

プレイベント
①中筋純写真展「流転・Fukushima&Chernobyl」
2020年7月14日~20日
横浜市民ギャラリーあざみ野展示室1
入場無料
コロナの影響により、トークイベントは中止を余儀なくされましたが、天麻那舞による舞奉納敢行、被災地浪江町の有志による小学校歌を歌う会は、録音された音源を鑑賞する会に変更して行いました。
7日間の総来場者数750名

②中筋純写真展「流転・Fukushima&Chernobyl」
2021年3月12日~16日
新宿スペースZERO
ギャラリートーク等は、コロナの影響で中止
5日間の総来場者数500名

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