芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

活動者の声

アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC) ジャパンプログラム 2024

活動期間2023年 9月 1日 ~ 2026年 6月 30日

活動をしてみて

グラントプログラム事業では、2024年度に個人6件、団体2件を採択し、助成総額は230,820米ドルとなった。個人6件については、すべてニューヨークフェローシップでの採択となった。
ニューヨークフェローシップは、ACC本部のあるニューヨークを拠点に、現地でプログラム実施のための支援を受けながら、6か月間にわたり活動を行うものである。また、アジア各地から集まる多様な分野の芸術家、研究者、芸術分野の専門家とともに過ごし、新たな文化や価値観に触れながら交流を深めることができる点に大きな特徴がある。助成規模も比較的大きく、ACCの助成プログラムの中でも重要な位置を占めている。

2024年度にニューヨークフェローシップで6名を採択できたことは、各グランティの今後の活動のみならず、それぞれの分野における将来的な交流や発展にもつながり得る、意義ある成果であったと考える。また、ビジュアルアート、パフォーミングアーツに加え、昨年度に引き続き音楽分野、さらに久しぶりに文学分野からもグランティを採択することができた。多様な芸術分野を横断して支援するACCの特徴を活かし、幅広い分野に国際交流の機会を提供する活動を継続することができた。

グランティの助成対象活動終了後には「フェローシップ報告会」を開催し、事務局スタッフのほか、財団役員、選考に携わった審査員、今後渡航を予定しているグランティなどが参加した。報告者から、画像などを交えながら、渡航中の活動内容や現地での体験、そこから得た気づきや考察について報告を受け、参加者との質疑応答や意見交換を行った。これにより、フェローシップの成果を関係者間で共有するとともに、今後渡航するグランティにとっても、現地での活動や滞在を具体的にイメージする機会となった。

また、ACCの海外プログラムで選出され、2024年度に来日したグランティは6組であった。来日したグランティとは全員と面談を行い、日本での活動に必要な助言や、ACCアルムナイをはじめとするアーティストや専門家の紹介、懇親の機会の提供など、それぞれの活動内容や目的に応じた支援を行った。

グラント授賞式を兼ねたガラディナーにも招待し、ステージ上で来日グランティを紹介した。ACCの支援によって実際に日本を訪れ、フェローシップ活動を行っている海外のグランティを支援者に直接紹介することで、ACCが行う国際的な人的交流について理解を深めていただく良い機会となった。

アルムナイエンゲージメントについては、プログラムオフィサーを中心に、展覧会や公演など、アルムナイの活動発表の場への訪問を積極的に行った。こうした取り組みを通じてアルムナイとの継続的な交流を図ることは、アルムナイとACCとの関係をより一層深めるとともに、アルムナイ同士のネットワークの形成や発展にもつながることが期待される。

イベント事業においては、スケジュール上の制約もあり、計画より開催数が減少し、日帰りアートツアー3回、トークイベントと交流会を組み合わせたイベント2回(「アルムナイ・ギャザリング」を含む)の開催にとどまった。年間を通じた具体的な計画が十分でなく、個々のイベントの企画・実施がその都度の対応となったことも一因と考えられるため、今後は年間計画をより具体的に策定し、計画的に実施していく必要がある。一方、グランティの同窓会である「アルムナイ・ギャザリング」では、懇親会に先立ち、長谷川祐子さん(ACC 1991-2012)に「日本のアートをグローバル化するために美術館、アーテイスト、大学に必要なこと」をテーマに、刺激的で示唆に富むレクチャーを行なっていただいた。懇親会では57名のACCアルムナイをはじめ、2024年度に選出された新たなグランティ、ACCの活動を支えてくださるファウンディングメンバーや財団役員が一堂に会し、世代や領域を超えて会話や交流をお楽しみいただき、今年度も有意義な交流の場となった。

広報活動については、6年ぶりにACCを紹介するリーフレットを刷新したほか、電子メールによるメールニュースの配信、およびSNS(Facebook、X〔旧Twitter〕、Instagram)への投稿を行った。メールニュースは毎月配信し、グランティのフェローシップ開始、財団のイベント、アルムナイの活動などを紹介した。これらの情報はホームページ上でも随時公開し、メールニュースのバックナンバーも閲覧可能とした。また、SNSについても継続的な情報発信を行ったほか、Instagramではグラントプログラムに関する投稿に初めて有料広告を活用した。その結果、年初には約470人であったフォロワー数が1,150人に達するなど、ACCの活動をより幅広い層に発信することができた。

今後は、グラントプログラムを中心に、アルムナイとの継続的な関係構築、イベントの計画的な実施、広報活動の充実を相互に連携させながら、ACCの活動への理解と参加を広げ、国際的な芸術・文化交流を支える基盤をさらに強化していきたい。

第4期 鵠沼音楽アカデミー

活動期間2025年 4月 1日 ~ 2026年 3月 31日

活動をしてみて

今年度は、これまでの活動(スペシャル応援イベント・ワークショップ)に加え、鵠沼音楽アカデミー introduces ヤングアーティストや、Open Day! など開催し、多くの方にご来場いただくことができました。そしてメインである「第4回鵠沼音楽アカデミー」を最長の7日間にわたり開催し、リハーサルや公開特別講座、ミニレクチャーなど盛りだくさんの内容で、受講生やご来場いただいた方にとって有意義な時間となったようです。これも、ご寄付いただいた方々によるご支援のおかげです。深く感謝しています。

受講生の感想
・(全体を通して)特別な場所でじっくり音楽を探求する時間をもてたこと、かけがえのない経験になりました。
・(リハーサルについて)音程やハーモニー、音の行く先を追うことの緻密な模索の時間を通して徐々に耳が開いてくるような感覚がありました。
・(公開特別講座について)期待をはるかに超えるほどの学びを得させていただきました。書物から得られる知恵と、演奏家・実践者でなければ至り得ない経験との融合を感じられました。

日本テレマン協会2025年度下半期定期演奏会

活動期間2025年 7月 1日 ~ 2026年 6月 30日

活動をしてみて

 本事業では定期演奏会として大阪市中央公会堂で1公演、東京文化会館で2公演を実施した。第320回公演は毎年人気のコンテンツということで東京文化会館小ホールがほぼ満席となった。第322回公演もシューベルトの未完成交響曲補筆完成版ということで多数の来場があった。第324回公演は東京文化会館の改修工事前最後の公演となった。また、大阪公演では公演内容に合わせた会場でのグラスワインの販売もあり、会場の雰囲気は以前よりも活気が出てきている。
 当協会の取り組みはポピュラー音楽のように興行として成立させることが難しいため、このような形でご寄付を頂きながら活動が継続できることは大変ありがたいことであると感じている。

西陣美術織公開展示会

活動期間2024年 9月 1日 ~ 2026年 8月 31日

活動をしてみて

展示会には多くの来場者に足を運んでいただき、西陣美術織の認知向上だけでなく、売上にもつながった。
来場者からは、
「西陣織は和装のイメージしかなかったが、これが本当に西陣織?」
「まるで写真のようだ」
「素晴らしい技術に驚いた」
といった声を数多くいただいた。こうした反響は、西陣織の新たな魅力を知っていただく機会となっただけでなく、これまで培われてきた職人の高度な技術を広く披露する場にもなった。
さらに、来場者の反応を直接感じることで、職人にとっても新たな可能性を認識する機会となり、伝統技術を生かした新しいものづくりに挑戦するきっかけになった。
公益社団法人企業メセナ協議会に認定頂いたことで資金調達も円滑にすすみ、2年間無事展示会を開催することができたと思う。

KYOTO EXPERIMENT | 京都国際舞台芸術祭 2025

活動期間2025年 6月 1日 ~ 2026年 3月 31日

活動をしてみて

「もうひとつの語り」というテーマに沿って、オーストラリア、レバノン、アメリカ、日本、カナダ、シンガポール、インドネシア、キューバと、欧州以外の地域のアーティストによる作品群を紹介することができた。地域の多様性に加えて、現在の世界情勢も映し出す作品内容、そして通常の舞台形式にとどまらない様々な上演形態で、舞台芸術の可能性を拡張することができた。トーク等の参加型企画も多数実施し、またリサーチプログラムでは展示とともにラジオ企画やリサーチ内容をまとめた冊子などで多角的な提示を行うことで、本フェスティバルが実験的な舞台芸術を媒介として「いま」を考える思考の広場となるという企画意図を達成できたと思う。
今後も、十分な準備と柔軟に情勢に対応できる体制を整えて、国際的にも国内的にも価値ある舞台フェスティバルを実施したい。

Page Top
PAGE TOP