豊岡演劇祭2024は、豊岡これまで積み重ねてきた豊岡演劇祭の広がりを感じるとともに、新たな取組みが地域の魅力向上、更には市民が演劇祭を身近に感じることが出来るよう、舞台芸術に触れる機会をより多く創出出来た演劇祭となったことを実感した。今年から若い世代の方にもっと気軽に舞台芸術を楽しんでいただくために、公演当日残席がある場合に限り、無料で観劇が出来る演劇祭オリジナルの制度「クラップメイト」を導入し、19 歳以上 25 歳以下の学生を中心に演劇を身近に感じる環境を整えた。また、障害の有無や言語の違いなど様々な背景を持つ方や、これまで劇場に足を運びにくかった方々にも演劇祭を楽しんでいただけるよう、公演ごとに字幕表示や台本貸出などの文字支援や託児サービスなど、個別のアクセシビリティ対応を強化した。豊岡演劇祭2024は、多様性の広がりをより一層感じられる演劇祭になったと感じている。
現代美術展の来場者アンケートでは、「現代アートの自由度や可能性を強く実感できる、すばらしい展示だった」や「瀬戸の街並みや歴史と相まって、とてもよかった」などの感想をいただき、満足度は「とてもよかった」「よかった」を合わせると約98%と大変好評で、質の高い展覧会とすることができました。また、ワークショップや本の市などの関連プログラムも盛況で、参加いただいた方からは、「作家と語りつつ、技法なども教えてもらいながら作品をつくれて、とても面白かった」「初体験のことで感動した」などの感想をいただきました。事業実施により、現代美術や文化芸術の魅力の発信や浸透を図るとともに、瀬戸のまちや文化資源の再発見にもつながり、地域力の向上を図ることができたと考えております。
オペラの舞台に立つことで、本番への意気込みや本番だからこそ出来る貴重な体験などはオペラ歌手として今後活躍するためにも大きな励みとなったと思います。
今回の演目「サンドリヨン」は童話「シンデレラ」をオペラ化した作品で初めてオペラを観劇されたお客様にも内容が分かりやすく好評を得ました。
若手の公演であり、入場料金を抑え、沢山のお客様にご来場いただける様に企業メセナ協議会を通してご寄付を得られることは公演を運営する上で大変有難いです。
今回の定期公演よりフェニーチェ堺との共催公演になり、堺市内を中心に中学生・高校生を招待しての学校公演を開催したため、公演回数が3 回になった。
モーツァルトの音楽の素晴らしさに焦点を当て、デリック・イノウエ氏の指揮によりアンサンブルの妙技を表現できた。同志社女子大学の協力のもと、岸井克己氏製作の豪華な本物の衣装を借りることができ、お客様には目でも楽しんでもらえた。
またSNS 広告を使って広く広報を展開し、例年を超えるお客様に来場していただけた。
達成できなかった点としては、もっと地域との連携を深めていきたい。企業や近隣の飲食店や観光産業との関わりを一層密にし、堺の文化の中心に位置付けられるよう来年度からは活動していきたい。
活動をしてみて
2022年9月より当財団の名を冠したホール、HalleRundeで公演を重ねております。
近隣地域からより地元の住民へのホールの認知もすすみ新しいお客さんも順調に増えてきています。
当面の目標である、毎回のコンサートの有料入場者100名を目指してさらに魅力的な公演をつづけていきたいと考えています。
真夏の公演は酷暑のためお昼の公演の来場者に極端に影響をあたえている感じがしておりますので、2025年より、お昼の公演を夕方にシフトして行います。
また、寄附金に関しては、室内楽コンサートが地域文化にあたえる影響の実益の部分が伝わりにくく難儀をしておりますが、 引き続き粘りづよく近隣の法人へお願いにあがり続けたいと思っております。個人に関しては、年末の「ふるさと納税」の駆け込み申請と重なりまだまだアピール不足を感じております。