今年の当フェスティバルでは海外講師4名を招聘し、加えて国際的に活躍する国内講師12名の合計16名の講師陣による多彩なワークショップを展開しました。
北は北海道から南は福岡まで、未就学児から60代までの参加者が全国から集結したのに加え、フランス、カナダ、中国、韓国、香港など海外からの参加者があり、まさに国際的な雰囲気での開催となり、ほとんどのクラスが満員となり大盛況となりました。
今年はスカラー制度での参加者も過去最大の参加者となり、国際的なダンスをダイレクトに学びたい参加者の欲求に応えることができ、全国のダンサーや有識者同士の身体を介した交流を促す意味で本事業は大変有意義なものになったと自負しております。参加者からも次年度への期待の声が寄せられており、今後も国際的なダンスの学び、そして交流の場を継続し日本のダンス育成・普及に貢献してまいります。
「音楽教室」には、神津小、神津中、神津高校から教職員を含めて255名が来場。教育長も臨席のもと、授業の一環として、約1時間オーケストラの演奏を聞いていただいた。演奏は指揮者のトークや「楽器紹介」コーナー、「指揮者体験」などを挟みながら進められ、中でも「行進曲」をテーマにし、一貫して現れる音型への解説に、児童生徒は聞き入っていた。指揮者体験コーナーにおいては、最初に指揮者が指揮の方法をレクチャーし、その後児童生徒は、目の前で鳴り響くオーケストラの音に圧倒されながらも、堂々と指揮を務めた。児童生徒のオーケストラ音楽への関心を深めることにより、情操教育に資するという当初の目的は、十分に達せられたものと考える。
「一般向けコンサート」は、島民142名が来場。これは、神津島村の人口約1,800人の8%近い人数に当たる。プログラムの前半は指揮者のトークをまじえ、「ウィリアム・テル」や「真夏の夜の夢」など耳に馴染みのある作品を並べ、後半はベートーヴェンの第7交響曲全楽章をじっくり聞いていただくことで、オーケストラ音楽に親しんでいただくとともに、本格的なクラシック・コンサートの実演のすばらしさを味わっていただくことができたものと考える。
・想定していた通りに助成金は集まらなかったが寄付を頂いた企業様には大変感謝しています。
・チリ日本初の共同製作映画でありチリ国の監督の作家性が存分に発揮された映画ということで、想像以上の注目とお客様からの反響を頂きました。
38回目を迎えた定期公演であるが、堺市民に愛されるだけではなく、常に日本のオペラ界をリードしていけるような存在として日々努力している。全国レベルを知り、積極的にオーディション等で様々な人材を発掘し、定期公演で当団体の持てる全ての音楽的な力を披露するように努力した。定期公演はその力を総勢100名以上のチームでお客様にお届けし、これを継続していくことが当団体の社会に対する使命だとし、上質のオペラを地域社会の人々に紹介することが出来たと思う。
活動に必要な収益を上げるための努力を重ねる中、プレイベント等の告知に力を入れたが、事業収益のもとになる来場者数が伸び悩んだ。広報力を今後強化していくことが重要であると痛感している。
活動をしてみて
今年も支援してくださる企業があり大変助かっております。昨年まで使わせていただいていた友愛山荘がクローズドしてしまい、一時途方にくれましたがホール隣接しているホテル東急ハーベストさんがご協力くださり、受講生およびスタッフは泊まることができました。これがなかったら大赤字だったと思います。昨近軽井沢の夏の期間のホテル代が5年前の倍の値段になり、講師先生方のホテル費用が倍の状態です。ホール代も何もかも値上がっているので運営は正直厳しい状態です。
そんなスタッフ側の心配はよそに、講師の先生方は一生懸命生徒を教えてくださり、それに答える受講生の腕前も上がり心身共に受講生たちの成長を見させていただきました。
毎回終了後、開催してよかったと思うので来年も準備頑張ろうという気持ちに奮い立たせてくれます。