芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

日本工芸週間2025

活動期間2025年 8月 1日 ~ 2026年 6月 30日

活動をしてみて

○工芸素材に光を当てた画期的な展覧会は大きな反響を呼び、いくつかのメディアの取材を受けた他、東京藝術大学保存修復研究室より展示のお誘いをいただき、2027年に同大学美術館での巡回展の開催が決まった。

○この活動を継続するべきとの声を多数いただき、2026年には9月12日には何種類かの素材を展示し、関係者やステークホルダーの会合を実施した。

○「工芸の素のもと」ヘリテージ素材を盛り上げる活動を深化、継続中
・複数のワーキンググループの設立、定例会議の実施を予定
・ヘリテージ素材の生産者やクリエイター、支援団体など、ステークホルダー同志の交流促進
・リジェネラティブな仕組みの立案

パシフィックフィルハーモニア東京 定期演奏会(2025年度-3)

活動期間2025年 9月 29日 ~ 2026年 6月 30日

活動をしてみて

当団の2025年度シーズンを締めくくる第179回定期演奏会では、欧州で着実にキャリアを築く気鋭の指揮者、ユージン・ツィガーン氏を迎えて開催いたしました。
今回の演奏会は「物語」をテーマに掲げ、グリーグの「ペールギュント」、R.シュトラウスの「薔薇の騎士」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」といった、人気のある名曲ばかりでプログラミングいたしました。ツィガーン氏は日本においてまだ無名の指揮者ではありましたが、この魅力的なプログラムを楽しみに多くのお客様にご来場いただきました。物語性豊かな楽曲の数々は、お客様ご自身の内にもイメージを膨らませながらお聴きいただくことができ、存分にお楽しみいただけたものと思っております。
また、ツィガーン氏とは今回が初の共演となりましたが、作品に込められた人間的表現を見事に引き出すそのタクトは、観客のみならず当楽団員からも非常に好評を得ました。当団にとっても、彼との共演は音楽的に大変大きな収穫となりました。
一方で集客面につきましては、目標1,300名に対して1,008名のご来場にとどまり、目標数に及ばなかったことは事実です。この点につきましては今後の大きな課題として真摯に受け止め、次回以降の集客・広報活動の改善に繋げてまいります。
集客の課題は残したものの、充実した音楽を多くのお客様と分かち合い、芸術を通じてつながる尊いひとときを無事に共有できましたことは、ひとえにご支援を賜りました皆様のおかげです。改めまして、日頃からの温かいご支援と、本助成制度を通じた多大なるお力添えに深く感謝申し上げます。

「森光子展 幾何学風景 ―Geometry Shight―」

活動期間2025年 11月 1日 ~ 2026年 6月 11日

活動をしてみて

 本事業は、当美術館の地元である栃木県足利市で1944年に生まれ、20代にあたる1970年代から現在にいたるまで、フランス・パリを拠点に世界各国の美術館およびギャラリーで展覧会を開催し、各国で作品がコレクションされてきた美術家・森光子氏の活動を回顧することを目的に開催された。
 この展覧会を振り返って意義深いと感じたこととしては、地元である足利では、一般の人々にほとんど知られてこなかった森光子氏の創作を生涯にわたって紹介する展示によって、足利の人々にその存在を広く知ってもらえたこと、さらに、東京をはじめとして隣各県から足利を訪れた人々には、足利における芸術の豊かさの一端を目にしていただけたことが挙げられる。
 また、展覧会を通じて印象深かったことは、当館の他の展覧会に比べて、来館者の年齢層が比較的若く、全作品を動画も含めて撮影可能としたことから、開場のところどころでスマートフォンによって作品を撮り、同行者と会話を交わす姿が見られたことである。それは、森光子氏の作品全般が、戦後現代美術の主要な潮流の一つである、幾何学な形態と鮮明な原色をもとにつくられ、高度なデザイン性も見て取れる現代的な表現が、若い世代の感性に訴えかけたためではないかと推測される。
 もう一点、このたびの事業では、企業メセナ協議会の社会創造アーツファンドによって、6名の個人および7つの法人から合計64万円の寄付金をいただき、展覧会を無事に運営できた。これらは全て、市内在勤の方も含め足利市内の方たちによるものであり、官民が連携して展覧会をつくりあげることができた点は、当館にとってたいへん大きな意義があったといえるだろう。

第4回 秋田・潟上国際音楽祭 2025

活動期間2025年 4月 1日 ~ 2026年 3月 31日

活動をしてみて

本年度の活動を通じて、国際的に評価の高い芸術を地域に届けることと、それを地域社会の中で確かな文化的体験として根づかせていくことの両方が、当団体の大きな役割であると改めて実感しました。仙台フィルハーモニー管弦楽団との特別公演や、ヴェローナゆかりのアーティストによるガラ・コンサート、海外で高く評価される演奏家たちの来秋公演を通じて、秋田にいながら世界水準の音楽に触れられる機会を創出できたことは、大きな成果であったと考えております。

同時に、本年度は、音楽をより身近なものとして地域に開いていくことの重要性も強く認識した一年でした。ミルハスのエントランスで実施した「100万人のクラシックライブ」のように、ホールに足を運ぶことに慣れていない方々にも自然に音楽に触れていただける機会は、クラシック音楽への入口として大きな意味を持っていたと感じています。また、酒蔵という地域の歴史資源を活かした公演や、潟上市の有志音楽家が参加したウィンドオーケストラ公演では、地域の風土や人々の営みと音楽とが結びつくことで、単なる鑑賞にとどまらない、地域に根ざした文化活動の可能性を実感することができました。

特に、レインハルト・ジーハファー氏が潟上市のために手がけた作品を、地域の音楽家たちとともに上演できたことは、国際交流が一過性の招聘事業ではなく、地域に具体的な形で還元され得ることを示す象徴的な取り組みとなりました。外から優れた芸術を招くだけでなく、それを地域の人々の表現や参加へとつなげていくことの大切さを、改めて確認する機会となりました。

一方で、質の高い公演を継続して実施していくためには、より幅広い層に情報を届け、クラシック音楽に対する心理的な距離を縮めていく工夫が引き続き必要であることも感じています。公演内容そのものの充実に加え、広報の工夫、地域資源との連携、初めて来場する方にも親しみやすい導入づくりなどを通じて、より多くの方々が自然に文化芸術に触れられる環境を整えていく必要があります。

本年度の経験を踏まえ、今後も、世界へ開かれた視点と地域に根ざした実践の双方を大切にしながら、単発の催しにとどまらない継続的な文化事業として発展させていけるよう、関係各所と連携しつつ取り組んでまいります。

子どもと世界が出会う国際ダンスフェス「空はひろいな!みやざき国際ダンスフェスティバル2026」

活動期間2025年 9月 1日 ~ 2026年 6月 30日

活動をしてみて

【活動者をしてみて】

◯4回目となる本フェスティバルを通じて、地方都市において国際的な舞台芸術に触れる機会を継続する意義と、その機会を地域の人々とともにつくる可能性を改めて実感した。
◯今回は、主会場のほか、宮崎県立芸術劇場及び協力バレエスタジオでもワークショップを開催した。予定していた学校での実施は中止となったものの、複数の会場で開催したことにより、子どもから大人までの市民が、日常生活の延長で国際的な舞台芸術に触れる機会を設けることができた。
◯また、公開リハーサルには、隣接する子ども園と訪問看護ステーションが、それぞれ保育や看護の一環として参加した。公開ゲネプロには、宮崎市の「文化芸術活動人材育成講座」の受講生や、劇場と同じ地域にある児童養護施設の児童・職員を招待した。舞台芸術を、保育、看護、人材育成、児童福祉等の地域活動と結び付けることができた点は、本フェスティバルの成果の一つである。
◯観客層の拡充に向けてU-18料金を設定したところ、「せいねん」世代の来場が増え、未就学児やシニアと同じ空間で作品を鑑賞する姿が見られた。また、「やさしい日本語プログラム」に加え、作品の特徴に応じた見え方を紹介する「座席のオススメ」を配布した。料金面と情報面の両方から鑑賞の障壁を下げることで、年齢や鑑賞経験を問わず作品を楽しめる環境に近づけることができた。
◯運営面では、ボランティア募集に26名もの高校生・大学生が応募し、小中高校生が平日の放課後に集まって作業するなど、あらゆる場面で若者が主体的に動くことができた。企業や地域団体からも、物品提供、広報協力、人材協力など、それぞれの立場に応じた協力を得ることができ、多様な担い手がともに支え合うフェスティバルとなった。
◯本活動が公的な認定や助成を受けた事業であることによる社会的な信用は、若者が安心して参加し、国内外のアーティストが招聘に応じるうえで、一つの後押しになったと考えている。舞台スタッフや通訳を含む制作体制を整え、作品の質を維持して開催することができた。また、森美術館、EU・ジャパンフェスト日本委員会、沖縄環太平洋国際映画祭、韓国のDance Company “MUMU”など、国内外の文化芸術関係者の来県・視察にもつながった。
◯アーティストトークでは、参加していた国内外の専門家とアーティストが、国・地域や団体ごとの課題と実践事例を共有した。特に、次世代育成や地域文化政策のあり方について活発な意見交換が行われ、将来の協働プロジェクトを見据えて、国内外のネットワークで議論を継続していくこととなった。
◯一般向けの有料配信は実施せず、公演及び関連プログラムを記録し、ダイジェストムービーやサンクスムービーを制作した。記録映像は、国内外のアーティストや専門家、教育関係者との共有に加え、本フェスティバルの広報・記録資料として活用していく。これにより、本フェスティバルの取組を宮崎県内外へ広く発信するとともに、今後の国際交流や共同事業につながる基盤を形成する。
◯一方、今回、助成認定制度を通じて集まった寄付金は0円であった。活動の広報には一定の成果があり、企業や地域団体からも様々な協力を得られたが、それを本制度を利用した寄付には結び付けることができなかった。この点が、本制度を利用した活動者として最も大きな課題である。これまでの制度利用を通じても、「かるふぁん!」のウェブサイトに活動が掲載されるだけで、企業や個人から自然に寄付が集まるわけではないことを経験してきた。今回はフェスティバルの制作と運営に力を注ぐ一方、寄付先候補の選定、制度や税制上の利点の説明、寄付金の使途や寄付後の関わり方の提案など、寄付募集のための働きかけを十分に行うことができなかった。次年度は、活動の準備開始と同時に寄付募集の計画を立て、資金調達の担当者を明確にしたい。支援によって地域の子ども・若者へどのような機会を届けられるのか、寄付金を何に使用するのかを具体的に示し、企業と個人の双方に継続して働きかける必要がある。

◯第5回となる次年度は、若者がプロデューサーやディレクターのアシスタントとして企画段階から関わり、自ら表に立つ国際ダンスフェスティバルを実践研究する。今回得られた国内外とのつながりを発展させるとともに、活動の芸術的・社会的な価値を継続的な寄付や支援へ結び付ける仕組みづくりにも取り組んでいきたい。

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