芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

山の恵みの映画たち2020

活動期間2020年 1月 15日 ~ 2020年 12月 31日

活動をしてみて

○感染症対策のノウハウ蓄積
 2020年春以降新型コロナウィルス感染拡大により多くの文化事業が中止を余儀なくされるなか、スタッフ・来場者の検温や消毒の徹底、社会的距離を確保しての場内誘導、密集を避けるための動線の確保など、感染症対策を講じて安全に事業を実施できたことは、当法人が今後も継続的に上映活動を行ううえで重要な経験となるとともに、他の文化団体にとってもコロナ禍におけるイベント開催のモデルケースの一つとなった。
 また、今回は結果的に県外のゲストも招聘することができたが、リモートでトークセッションを行うことを想定した機材を準備しオペレーションの練習を積むことができた。このことにより、2021年10月予定の当法人主催の「山形国際ドキュメンタリー映画祭2021」をはじめとして、今後の各種上映会開催における感染症対策を講じたイベント運営ノウハウを蓄積することができた意義は大きい。

○上映プログラムの多様性と観客開発
 アンケートの集計結果によると、本開催の来場者のうちドキュメンタリー映画祭に参加したことのない割合が4割を超えた。このことから本企画は、ドキュメンタリー映画に馴染みのない層、普段映画館に足を運ぶ習慣のない層に対して、芸術性と文化的価値の高い良質な作品に触れる機会を提供できたと言える。とりわけ今回初めてラインナップに組み込んだアニメーション作品の上映では、これまでにない親子連れの客層を開拓することに成功し、山というテーマを軸にしながら多彩なプログラムを組み込むことの重要性を実感した。
 こうしたプログラムの多様性は、当法人職員のみならず、市民有志にも上映作品選定の段階から携わってもらうことによって実現できたと考える。今後も広く市民に開かれた活動を意識し、映像文化の普及に貢献したい。

○コロナ禍における文化芸術活動の活性化
 コロナ禍において3日間でのべ900人以上、先行関連企画も合わせて全体で1,000人以上の来場者を記録した本企画は、地域住民および県外からの来場者に対し良質な映画を鑑賞する機会を創出し、コロナ禍において停滞する地域の文化芸術活動の活性化に大きく貢献した。また、画家や写真家による山に関する作品の展示を行うなど、分野を超えた交流を生み出した。
 今回会場としてお借りした映画館は、単にスクリーンに映画を映す空間としてのみならず、地域の文化活動の拠点、多様なバックグラウンドを持つ人々のコミュニティスペースとして機能している。当法人が事業の柱とする2年に1度の映画祭の開催が、一過性のものではない文化財として地域に根を下ろすためにも、年間を通じて文化施設・団体との連携を密にすることの重要性を改めて感じた。

ロスト・アンド・ファウンド・カウボーイ新シーズン

活動期間2020年 5月 12日 ~ 2021年 2月 28日

活動をしてみて

コロナ禍の中、国境を越えて、キャストとスタッフが頑張ってくれたため、当初の
予想を遥かに超えたレベルの高い作品を制作することができ嬉しいです。韓国の受賞と、英国での配信の内定に加え、早速本作を視聴してくれたフランス人のウェブ・シリーズ界の専門家ジョエル・バザジェ氏(フランス・リベラシオン紙など)も本作を高く評価してくださり、「良い精神、とても可笑しい、フレンドリーで誠実なキャラクター。デジタルのおとぎ話!愛らしい終わり。制作のレベルも高く、音楽も楽しい」とのコメントを頂きました。
制作過程では、3カ国で、異なった撮影機材を使用して撮影し、またインターネットを介したズーム映像も用いたせいか、音声と画像の同期が編集段階でずれることが多く、この調整のために、プロデューサーと音声デザイナーと一緒に何回も微調整の必要があり、その点で一番苦労しました。
幸い、GBFundさまと文化庁からのご支援を受けられたため、制作費の自己負担が軽減できました。予算に多少余裕ができたため、作品の色調整の作業を専門のスタッフ(カラリスト)と撮影監督と一緒に進める事もできました。このため、完成作品の画質も放送業務向けのレベルに向上させることができ、大変良かったです。
これからは、配信や映像祭を通して多くの人たちに本作を観てもらい、コロナにめげず、楽しんで頂ければと祈っております。
今回は、ご支援ありがとうございました。深く御礼申し上げます。

中野区民合唱団第26回定期演奏会

活動期間2019年 11月 1日 ~ 2021年 10月 31日

活動をしてみて

開催まで2年を超える時間がかかりました。収支面では大変厳しい結果となりました。お迎えしたお客様は大変少なかった。
共演して下さった皆様には多くの犠牲を払いご協力いただき、そしてご来場下さったお客様には公演を大変喜んでいただきました。スポンサーの皆様は今回もご支援くださいました。弊団員はこの苦境を乗り越えたという貴重な体験を得ました。我々はこれで、また次の定期演奏会に向けて前進することができます。

オーケストラ・ニッポニカ第37回演奏会≪1964年前後・東京オリンピックの時代≫

活動期間2018年 7月 17日 ~ 2021年 3月 31日

活動をしてみて

新型コロナ禍にあって、演奏会の延期を余儀なくされ、既に販売していたチケットの払い戻しが生じた。また、演奏会準備再開にあたり、リハーサル会場が貸し出し停止になっていたり、使用定員の半減や管打楽器の使用制限があるなど、使用できる会場の確保が難しかった。チケットの外販実績は発売開始から演奏会当日まで途切れることがなく、そして当日は嵐のような荒天にも関わらず、コロナ対応で半減させた399席の客席収容量に対して307名約77%の集客があった。来場者には作曲家・池辺晋一郎氏、同・西村朗氏ほか多数の音楽関係者、研究者の姿があり、本活動への関心の高さを思わせた。また演奏会実施前、音楽情報誌「ぶらあぼ」に“3月の注目公演”として写真入りで紹介された。終演後のアンケートやSNSによる感想には、企画したプログラミング、演奏の成果に好意的なものが多かった。ことに、雑誌「音楽の友」、Webによる音楽批評マガジン「メルキュール・デザール」に掲載された批評は、企画の意図をしっかりと汲んだ上で執筆されたものであった。批評の概要は以下。
雑誌「音楽の友」5月号(コンサートレビュー欄・長谷川京介氏)『2曲(注:三善と入野の作品)とも時代を超えた名曲であると思わせたのは、演奏の寄与も大きい。~中略~野平とニッポニカは、最後まで集中力とパワーを失うことなく、作品の真価に迫る見事な演奏を聴かせた。』
Webサイト「メルキュール・デザール」(戸ノ下達也氏)『いずれの作品も、管弦楽という手法で“1964年前後”という高度成長期の社会を投影している。敗戦から20年前後のこの時期の音楽を、東日本大震災から10年を迎え、かつコロナ禍にある2021年に再考し、今後の音楽文化のあり方を問うニッポニカの問題提起は、実に深遠だ。』
13カ月ぶりの演奏会実施に際しては、会場の紀尾井ホールから感染症対策を厳しく求められた。使用座席の半減、来場者対応(手指の消毒、検温、マスク着用確認、チケット確認、連絡先情報の収集など)だけでなく、楽屋やバックステージでの出演者の行動管理などが必要だった。
当日に演奏者に感染者が出る可能性がゼロではないことを考えると、実施について不確定な部分が残り、状況的にも支援予定者に予定通りの助成を求めることができなかった。

「文化芸術の灯」を灯し続けるために~プーク人形劇場誕生50周年プレ企画

活動期間2020年 9月 1日 ~ 2021年 1月 31日

活動をしてみて

 当劇場では、感染防止ガイドラインに沿って、「プーク人形劇場感染防止対策」を講じ、一層万全な感染防止対策のもとに活動しました。
 また、「新しい生活様式」の下で、舞台芸術をあらゆる方に届けるために、映像配信事業に取り組みました。「新しい生活様式」において、作品の魅力を映像を介して発信することは、今後も必要不可欠になっています。
 本活動を通じて、これまで試行的であった配信活動のスキルアップにつながりました。

 今回は観客動員数を制限しての公演でしたが、当初の企画意図を達成できたと考ています。
 観客からも、コロナ過において、芸術鑑賞の機会自体が減少傾向の中、貴重な体験を生の舞台を楽しめる貴重な機会でしたとの評を頂き、概ね目標を達成できたと自己評価しています。

 配信映像では、観客の歓声も含めて収録するよう工夫をし、「子どもたちの歓声から、大人たちは勇気をもらった・」との声を頂きました。、画面越しにも臨場感あふれる映像として、作品の魅力と、舞台劇術のすばらしさを伝えることが出来たととらえています。
 動画をアーカイブ形式で配信することにより、作品の魅力を濃縮した映像を世界中へ発信できたことも、成果の一つだったと思います。

 今回の活動を通して得られた技術と経験をもとに、厳しい状況に置かれている芸術実演家への支援も含めた活動として、今後も発展に尽力していきたいと考えています。

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