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活動者の声

国分寺・ジュニア・ミュージック・シアター 20周年記念事業(第20回定期公演)

活動期間2024年 11月 1日 ~ 2025年 4月 12日

活動をしてみて

本委嘱作品は、当市の学芸員との史跡巡りを起点とし、実に3年の準備期間を経て、無事に初演を迎えた。その間、当市の学芸員に併走してもらい、史実確認から庁内の調整に至るまで尽力いただいた。また、脚本家、作曲家には、史跡巡りから参加いただき、当音楽監督との打ち合わせをかさね、また、全7回のワークショップにも企画段階から携わってもらい、団員はじめ参加した市民と共に、当作品をつくりあげていった。

オーダーメイドのオペレッタ作品は、3歳から中学生の団員の声域に合わせた無理せずに歌える素晴らしい作品に仕上がった。また、日本の子どもたちが親しむ童謡や歌曲の特徴を捉え、何度でも口ずさめる歌いやすい楽曲から成った作品となった。また、観客の日本人のDNAに響くメロディーであり、観客もすぐに舞台に惹きこまれる仕掛けが多用された楽曲で、演者と観客の双方にとって満足できる作品が完成した。

各専門家に寄り添ってもらい、団員と共に舞台を完成させた結果、団員は自分たちで作り上げた作品という認識が芽生え、我が事として作品に果敢に向き合って取り組むことができた。市民も、地元の武蔵国分寺がモチーフになった作品ということで、事前から初演を楽しみにされている様子が、協賛・寄付を募る段階でも手にとるようにわかった。今回、企業メセナ協議会の助成認定制度も活用して、市民の寄付を醸成する一助になる機会ができたと考えている。昨今は、ふるさと納税などの影響もあり、以前よりも、個人寄付に関して理解があり、2つ返事で「寄付しますよ」と言ってもらえる確率も増えたと感じた。一方、企業寄付は困難を極め、広告協賛でならというところも多く、実際、そのようにして寄付を頂戴した。そして、専属のファンドレーザーを配置できず(日中勤務する保護者のみで、日中に企業へ寄付を募れる人材が不在のため)、大手企業への寄付を募ることが皆無だった。一方、団員の親の会も20年前のメンバーに遡り、当初から応援してくれる方々の寄付も事前に頂戴し、20周年記念にふさわしい応援体制を整える事ができたと考える。

当日は、オペレッタの冒頭から楽劇に入り込める新曲で、1300年前の飢餓を演じる子役が「おなかが空いた」と歌いはじめ、現代の飢餓や戦火、被災地を思うと涙が止まらなかった。中盤の子どもたちが助け合う演技に涙し、エンディングを盛り上げる曲で涙がとまらずという感動したという感想が多く寄せられた。終演後のロビーには、客席から涙して出てこられる観客も多く、20年の全公演を観たお客様たちからは、本公演が別格に良かったという声があった。公演後、団員とともに成功の喜びを噛みしめることができた。おかげで、公演後にも、本作品に対して寄付が多数寄せられ、深く感謝するとともに、収支差額も無くなり運営側としては安堵した。

指導者からは、「子どもたちの歌声、演奏は素晴らしく、その努力と集中力を、当日の舞台にすべて注ぎこんでくれました。今回の定期公演を経て、各団員の音楽的な成長は著しく、これからがますます楽しみです。」とのコメントがあり、担当した学芸員からは、「当市の学芸員で本当に良かった、感慨無量です。」との感想が寄せられた。そして、公演前後に、実際に史跡めぐりをしたという感想も多く寄せられて、市の史跡を盛り上げる一助を担えたという自負もある。

このように、多くの方からの尽力により、盛会のうちに終えることができた。同月、4月末には、この作品の舞台である史跡公園に野外舞台ができ、そこで演奏を披露する機会にも恵まれて、本公演の大きな影響も実感している。

唯一の反省点としては、例年の「不思議の国のアリス」、「シンデレラ」、「ヘンゼルとグレーテル」などの往年のミュージカル作品とは異なり、幼児、未就学児が親しみのもてる演目ではなく、小さな子の手をひく親子連れの入場が減った。今回は、史実にもとづく演目ゆえに、小さな子のいる毎年楽しみにされている家庭が来場を遠慮したと聞き、大変に恐縮した。代わりに、中高年の歴史好きのお客様が目立ったのが特徴だった。

それでも、今回の舞台を観て見学した、新しい団員が数名が加わり、第21回目の定期公演に向けて、すでに練習が開始されている。この委嘱作品が、今後とも繰り返し演じられる演目となるように、親の会としても、継続性のある作品として引き継がれるように努めていきたい。

日韓国交正常化60周年記念親善チェロコンサート

活動期間2024年 10月 1日 ~ 2025年 5月 8日

活動をしてみて

殆どの観客から絶賛の感想をいたただき、演奏者も全員が感動・感激を述べ、目的の日韓国交正常化60周年記念親善チェロコンサートの趣旨を十分に全うできました。
さらに韓国以外のベトナム・タイからの参加者もあり、アジアのチェリスト間での友好に大いに寄与しました。
謝金をお支払して演奏に参加してくださるプロチェリストの方々は演奏後に感想など殆ど述べられませんが、本コンサート終了後は多くのプロチェリストの方々から「参加してよかった」、「久々に演奏していて自分自身が感動した」と言うような感想を頂きました。
また、アマチュア参加者からはそれら以上にほぼ全員の参加者から「感動しました」、「参加してよかった」、「次があれば是非とも参加したい」といった肯定的な感想で溢れました。
収支は赤字となりましたが、観客・奏者、これだけ多くの人々に感動していただき、喜びを与えたことで、主催者冥利に尽き、悔いのないコンサートとさせていただくことが出来ました。

想像の犠牲

活動期間2023年 11月 15日 ~ 2025年 2月 15日

活動をしてみて

様々な企業、法人等に、本活動への寄付を打診したものの、結果としては1件のみの寄付となった。一方で、企業メセナ協議会を通じて寄付を集めることにより寄付金控除の対象となることから、低額ながら個人の寄付を集めることができた。
現在の東京における小劇場演劇では、単体の劇団がメセナを活用することへの認知度や活用事例が少ない傾向にある。文化庁や自治体等の助成金に依存する現在の状況から、よりアーティストや作品が自立し、社会の中での存在意義を確立するためには、民間企業や法人、個人による寄付が積極的に活用されていくことが、今後の課題としてあると感じた。

市民創作函館野外劇「星の城、明日に輝け」第36回公演

活動期間2024年 2月 9日 ~ 2024年 12月 31日

活動をしてみて

五稜郭公園一橋広場および函館市芸術ホールを会場とした市民創作函館野外劇 第36回公演「星の城、明日に輝け」を,2021年より新型コロナ感染防止対策として五稜郭公園夜公演より五稜郭公園昼公演及び観客密集を避ける為、函館市芸術ホール(700座席)で実施してきたがお客様アンケートの結果、年配者の昼観劇・冷房が効いた芸術ホール観劇・観光で五稜郭に来られた観光客の観劇なども有り昼公演を中心に今後も実施していきたい。今年も児童養護施設・児童自立支援施設などの子ども達にも観劇による歴史学習の場として提供し又、小・中・高校生や大学生に対してはボランティア活動参画の場として函館野外劇を提供出来た。

日野原重明記念管弦楽団プロ奏者によるハンディーある子ども・人のためのコンサート

活動期間2024年 4月 1日 ~ 2025年 6月 16日

活動をしてみて

障がい者の反応はとてもよく、生の音楽を聴き、間近に楽器を見て、会場の雰囲気を体で感じている様子がよくわかった。それぞれの受け取り方で音楽を楽しみ、感じたことを表現していた。体を揺らす、手拍子を打つ、リズムをとる、踊る、弾く真似をする、じっと見つめる、楽器をのぞき込む、涙を流す、大声で歌う飛び跳ねる等様々でその反応は素直で直接的だった。
すべての公演で保護者、職員の方々から高評価をいただいた。保護者や職員の方にとっても新たな発見が多くあったようだ。日常生活で生の音楽を聴く機会(コンサート等)を持つことは難しい。途中で騒がないか、大声を出さないか、まわりに迷惑をかけないか、会場までたどり着けるか等不安材料が沢山あるからだ。生の音楽を聴いてどんな反応があるのか、保護者や職員の方にとっても新たな発見が沢山さんあったようだ。日常生活で色々なジャンルの音楽を聴くきっかけになるのと思う。
コンサートは時間を厳守し、休憩時間をとる予定にしていたが、出入り自由にしたことで特別に休憩を設ける必要がないことが分かった。 プログラムは、リラックスできるよう静かな曲で落ち着いて始まるようにし、アップテンポの曲、リズミカルな曲、季節にあった曲、皆が知っている曲などを盛り込みながら、終演に向かってクールダウンできるように配慮した。一部ポピュラーも取り入れて飽きないように考慮した。通常の方法でのコミュニケーションが難しい障がい者が生の音楽に接することにより五感を体得し、刺激を得てコミュニケーションできて障がい者のWell Beingにつながることが最大の成果であった。

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