芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

大津純子心のコンサート その27

活動期間2018年 12月 3日 ~ 2019年 5月 31日

活動をしてみて

今回はピアノ四重奏に挑戦したが、ピアニスト、イリーナ・コフマンにとって日本のヴィオリストとチェリストとは初顔合わせであるにも拘わらず、彼女の来日はコンサートの1週間前であった。有難いことにリハーサルはチェリストの自宅(吉祥寺)のリハーサル室を無料で提供して頂けた。ヴィオリストもチェリストもオーケストラの正規メンバーであるため皆のスケジュール調整が難しく苦労があった。リハーサルの回数はゲネプロを含めて4回を確保するのがやっとだったので、どの程度緻密なアンサンブルが作り上げられるか心配だったのだが、2度目のリハーサル時には音楽の内面にまで踏み込んでの意見交換が可能となった。限られた時間を目一杯使い、音楽の方向性を見出す作業(音楽作り)は実に楽しく、演奏会本番では、それぞれのもつ音楽性をのびのびと発揮することができた。更に、本番でしか生まれない sponteneousな閃きを楽しみながら演奏できたことは本当に喜びである。お客様からは、“目前で演奏家同士のエネルギーのぶつかり合いに触れることができて大いに「室内楽のたのしみ」を味わうことができた” ”ひとりひとりの演奏家が素晴らしく、アンサンブルもぴったり息が合っていて、音楽を堪能できた”“トロイメライのアンコールには涙が出た””久し振りに素晴らしい室内楽を楽しんだ。スラヴ的な歌心に心が震えた””とにかく楽しかった!”といった感想を頂いた。お客様の総数は108名だったが、いつもより招待者数が増えてしまい、興行的には厳しい状況となった。しかし新しい客層を開拓するには生の演奏に触れてもらうことが大切な投資であると感じている。“次回のコンサートを心待ちにしています”という意見を多くののお客様から頂いたことは、このシリーズにとって大きな応援であり、力強い”後押し”をいただいていると言える。より多くの方々にクラシック音楽の魅力をお伝えできるよう今後とも企画内容に工夫を続けていきたいと考える。

オペラ彩設立35年記念公演 オペラ「トスカ」

活動期間2017年 12月 11日 ~ 2019年 4月 5日

活動をしてみて

 近年、一つ、二つと東京近郊のオペラ団体が姿を消している。プロのオーケストラを導入した本格的なグランドオペラの上演は、財政問題がネックとなり、継続することが非常に難しい。オペラ活動を続ける民間団体のほとんどが県庁所在地、または政令指定都市等の団体に限られ、人口8万の和光市で、クオリティの高いグランドオペラの上演を続けるオペラ彩は稀有な存在として注目を集めている。
 オペラは敷居が高い、と感じる人々が気軽にオペラに親しめるように工夫したさまざまな取り組み、地域住民を交えたオペラ・カフェや稽古場見学会、若い世代の観劇を促す格安チケットの設定など、地域を拠点にしたオペラ活動、次世代に向けた取り組みが、オペラ彩の活動の基本となっている。
 しかし、チケット収入が公演経費全体に占める割合は50パーセントと低く、それだけでは公演経費を賄えないことから、助成金や会員会費にたよる割合が非常に高くなる。それがまた赤字を生む原因となっている。
 企業メセナの認定をいただき、今後も多方面に更なる活動支援依頼を続けていきたい。

大切にしなっきゃなんないべぇ

活動期間2015年 11月 25日 ~ 2016年 3月 31日

活動をしてみて

保存会会員は震災後遠く離れた会員、仮設に入ってしまい中々足を運べなくなった会員とバラバラになり震災後の活動は唯一祭典開催の時になりました。
今回申請した際には会員全員に声を掛け最後の奉仕と思い昔のように
自分達でやれる事はやろうと言い山車保存倉庫建てる計画を立て
材料費の不足分を支援して頂き自分達が用意出来る物は
自分達で…時間を合わせ少しずつ建てる事で人件費にはお金を掛けないと言うやり方でかなり時間はかかりましたが、完成させる事ができました。
しかし震災前はこれが当たり前の事でケンカをしながら用意した事を思い出しながら作業が出来ました。思い出させて頂きありがとうございました。

気仙沼演劇塾うを座2017年度公演「(仮)虎斑猫のあしあと」

活動期間2017年 7月 16日 ~ 2017年 12月 31日

活動をしてみて

設立当時より、うを座を指導してくださっている俳優で演出家でもある壌晴彦氏(演劇倶楽部【座】主宰)に、昨年春、忙しいスケジュールの合間をぬって書き下ろして頂いた「虎斑猫の譜」。これは地元の民話を題材に、自然豊かな海と、そこに生きる人々との絶望と希望を猫の目線から語らう物語。そこに、何かもう1話を加えて、2話構成で、一つの公演にしたいと、再度壌氏に執筆を依頼。仕上げて頂いたのが「スノーグース」。原作はイギリスの作家ポール・ギャリコの「白鴈物語」。第二次世帯大戦のさなか、イギリスの片田舎で傷ついた白鴈を助けた少女と、肉体にハンディキャップを背負った心優しい青年の淡い恋と哀しい別れ。この2話を、塾生5名と、一般公募で参加する大人7名の計12名で演じることに決定。

壌氏はどうしても日程の調整がつかず、指導のために気仙沼にお出でになることができなかったが、代わりにお弟子さんでもある森氏を指名。森氏には、一昨年から度々稽古をつけて頂いており、塾生やスタッフにとっては絶大な信頼をおける指導者である。しかし、その森氏も、ご自身の出演舞台を抱えているため、直接指導できる日時が限られていた。9月に3週連続で稽古に来ていただいたかと思えば、10月は1日も足を運べず、公演の4日前に入られるという厳しいスケジュール。9月に詰め込み式で稽古していただいたことを、いかに忘れずに11月まで繋げていくかが課題であった。大きく貢献したのが、うを座の卒業生でもあるOB・OGメンバー。芝居全般、歌、ダンスと、それぞれの得意分野を受け持ち、お互いが毎週末の稽古に入れる日時を調整し合ってローテーションを組んだ。こまめにスタッフミーティングを持ち、稽古の進捗状況を伝え合い、モチベーションを下げずに取り組めるよう努力していた。過去に塾生として舞台に立っていた子供たちが、一旦は進学や就職で地元を離れながらも、今度はスタッフや指導者としてと戻ってきてくれた。「大人と子供とが文化を通じて共に成長し合う」という、うを座の立ち上げ当時の想いがを若手スタッフが実現させてくれたわけである。

今回の公演において、反省すべき点は「時間が足りなかった」の一言に尽きる。特に、舞台を作るうえで非常に重要になる音響・照明の打ち合わせが圧倒的に足りなかった。通常、公演を行う際は遅くとも1~2日前には会場に入り、セッティング作業を行うが、今回は前日から会場(ホテル)を借り切ることができず、公演当日の朝、会場に入ってからのセッティング。10時半開場予定だったが、照明の色作りや場面転換のタイミング、マイクの調整などが間に合わず、会場の外でお客様を待たせてしまった。本番同様の稽古(ゲネ)が全くできないまま、不安を抱えて本番に臨むという状況を作ってしまったことが悔やまれる。当然「完璧」という結果にはならず「もっとああしていたら」「あの時にこうしていたら」という後悔が多く残る。また、お客様からの感想として「虎斑猫の譜は難しくて内容がわからなかった」との声が寄せられている。脚本で昔の口語調や難解な単語が使われているのに対し、適切な声量と発声で客席まで台詞を届けることができたかったことが原因と捉えており、今回の公演に関する演技に限らず、役者の地力を含めた指導の不足を実感した。

公演後のスタッフミーティングでは、各セッションから数々の反省点が報告された。森氏からは「自分が深く稽古に入れなかったことが申し訳ない。しかし、今後も舞台を続けていくのであれば、それなりの環境を整えてから臨むべき」とプロの立場からのアドバイス。本番当日に音響・照明を仕上げるということが如何に無謀であったか、改めて自分たちの見込みの甘さを猛省した。今回は、公演日のみに重きを置いてしまい、その前日、あるいは前々日から会場を押さえることができなかったことが最大の反省すべき点であると思う。勿論、出演した塾生の芝居における課題点や、慢性的なスタッフ不足など、他にも改善していくべき点はあるが、厳しいスケジュールの中、少ないスタッフで成し遂げられたことは反省と同時に自信も湧いてきた。一つの舞台を終えて「よかった、よかった」とやり終えたことでの自己満足で終わるのではなく、失敗から目を逸らすことなく、次の舞台のためにどう行動すべきかと考える塾生とスタッフの意識の高さが最大の収穫かもしれない。

平和の舞ーひろしま神楽と<”オロチ”神楽とオーケストラの協演>

活動期間2018年 4月 2日 ~ 2018年 11月 18日

活動をしてみて

活動者をしてみて
神楽は本来”地域文化”の共同体から醸し出され、亡くなられた多くの方々への”鎮魂と再生”を原意とする。本プロジェクトは「平和の舞」として、<ヒロシマからのメッセージ”負の遺産”核兵器廃絶・平和への希求>を世界に発信。また”地方創生”と相まって、2020東京オリンピック・パラリンピックを見据えた企画内容であり、広島公演や東京公演等、東京五輪に向けて再演の機運が高まった。成果、評価、今後に向けての指針等は下記の通りである。
(1)伝統神楽<ひろしま神楽>の歴史を踏まえ、創作神楽<オロチ、神楽とオーケストラの協演>は、広島市長等行政の首長、政財界他、文化的、経済効果他多くの観点から高評を博した。
(2)<オロチ>は「自然と人間との共生」であり、永遠の守護神であることを創作。
(3)事業規模と予算規模(1500万円以上)の大規模の企画内容だけに、総合プロデューサーの必要性と事務局体制の再構築と組織化や分担業務等の反省点等、「平和の2019/2020」への指針と方向性や実務体制の一層の整備が求められた。

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