初めて本活動に認定されましたが、期待とは異なりました。かるふぁん!という制度は、クラウドファンディングに比較すると、資金調達スピードとニーズで見劣っており、時代遅れになっていると感じます。御協議会の公開資料(2025年度メセナ活動費総額557.5億円)と、民間調査(2024年度クラウドファンディング市場規模約432億円*株式会社craco(クラコ)が独自に集計した分析資料にもとづく)を照らし合わせれば、現時点では、メセナが上回っているものの、数年以内にこの優位性は逆転すると考えています。
創作団体として、個人以外の潜在的寄付者=企業とのマッチング支援などが受けられるものと、期待しておりましたが、事務局からはメールマガジンが送られてくるだけ。弊団体にとって、かるふぁん!のUI/UXでは、寄付の切実性について訴えることが難しく、また申請書作成、活動完了報告書作成など、多大な事務コストはデメリットでしかありません。
弊団体と同規模で活動している創作団体と意見交換をしましたが、日本において、広く薄く支援を集めるのであれば、手数料はかかっても、クラウドファンディングを活用した方が、圧倒的にお金は集まりやすく、実績も出ており、私もプロデューサーとして同様に感じます。
また、寄付者にも、直接ヒアリングしたところ、「税制優遇措置は寄付のモチベーションにはなりえない、寄付したい人はそのようなことは関係なく寄付する。」また「かるふぁん!の登録制度は、煩雑であり、利便性が高い方が寄付者にとっても、寄付を受ける団体にとってもメリットがあるのでは?」との見解を得ました。実際に4名の寄付者の方で、1名が入金手続きまで進めなかった方がいることから、「実際の入金手続き」へと結びつけるラストワンマイルの導線設計に課題があることは明らかです。
日本国において、寄付税制に対する制度設計が古すぎるので、仕方ないという側面もありますが、今後は、手数料を投じても、確実な集客と決済UI/UXが提供される、クラウドファンディングサイトを利用しつつ、同時に自社サイトで、(税制優遇措置になりませんが)年間を通じて、クレジットカード等で、簡単に寄付ができるようにサイトを構築します。「認定活動」という形式に依存せず、寄付者へのインセンティブを充実させて、弊団体の活動を支えるコミュニティーの満足度向上とエンゲージメント強化を実施し、自律的な生存戦略を進めていく所存です。
以上の通り、当方の記述は、貴制度がより実利あるものへと進化することを切に願う「建設的な提言」として書かせて頂ききます。一般社団法人 Co. Ruri Mito プロデューサー 城戸晃一
⦿本活動は、3名のアーティストがスウェーデンから来日してクリエイションを行い、公演を行った。国からの助成金や企業メセナ協議会の認定事業であることにより、サウンドアーティストが、満額ではないものの現地の渡航費等の助成金を得ることができ、最終的にライブでの上演を行うことができたことにより、作品のクオリティが大きく高まった。
⦿今回のクリエイションは、長く国内外でダンスをベースに活動を続ける2人のダンサーによるものだったため、作品の構成上会場でのアフタートークは行わなかったものの、事前にinstagramなどのSNSを通じて若い時代からのキャリアヒストリーを発信し続けた経緯があり、会場でのアフタートーク以上に、多くの若手のダンサーや観客に対して、日本/海外で文化芸術活動の在り方について広く共有する機会をつくることができた。
⦿今回久しぶりに「助成認定制度」を利用させていただき、ありがとうございました。寄付自体はなかなか集めるのが難しいものの、取り組みに関心を寄せてくださった人たちは大変多く、舞台芸術を支える仕組みとしては非常に好意的な感触を多数いただきました。利用する側としても、もう少しうまく仕組みを使えればと思うのですが、事業を進めていくことに手一杯になってしまい、資金調達としての寄付のお願いまでたどり着かないところが毎回難しいなと感じています。今後また利用させていただくこともあるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。
広島県の豊かな自然と伝統に育まれた文化の発掘、継承、育成を図るとともに、新たなひろしま文化の創造を目指し、喜びと感動を分かち合うことのできる県民の祭りとして、けんみん文化祭ひろしまを平成2年度から継続的に開催しています。今年度においても、多くの出演者に対し、日頃の成果の発表の場を提供し、また多くの来場者が文化芸術に触れ、親しむ機会を創出する等、県内の文化活動に大きく寄与できたと感じており、今後も継続していきたいと考えています。
記念回となる第40 回定期公演に相応しい華やかな舞台を彩ることができた。まずは目的の一つであった、“イタリアオペラの中に世界に輝ける日本文化と様式美を投影する”を具体的に掘り下げ、十数回にわたる所作稽古を実施し、特に和装鬘をつけての花柳界を表現する美しい歩き方や小道具の扱い方、歌唱時の細かな表情までも丁寧な指導のもと、念入りに稽古を重ねてその成果を発表できた。中高生を招待しての学校鑑賞公演では、ほぼ満席に近い学生に鑑賞していただき、教育観点でも大きな貢献ができた。
アンケートの回答ではとても良かった・良かったの回答が90%におよび、満足度の高い公演となった。2 名の蝶々役は称賛の声も多く寄せられ、『蝶々夫人』の魅力は存分に感じてもらえたのではないかと思う。
舞台はシンプルな美を追求したものであったが、だからこそ出演者1 人1 人のキャラクターが浮き彫りになり、話の筋がとてもわかりやすく見ることが出来たとの声も多数頂いた。
活動をしてみて
<活動成果>
東京タワー文化フェスティバルVIII@東京タワー展望台
今年は、来日演奏家のスケジュールの都合で2週連続の開催であった。
日本と韓国のコーナーでは、1950年代の両国ピアノ作品の対比演奏が行われたり、コムンゴやチャングの演奏、日本の箏とチャング、ピアノ、クラリネットのコラボレーション曲が初演された。ウズベキスタンの演奏では伝統音楽に加えて、日本の作曲家による歌曲にウズベキスタンの伝統詩が付与され、カヌーン、ギジャク、ドイラの伴奏が行われた、マレーシアでは、子供たちや、日本人の合唱団とマレーシアの来日40名が一緒にさくらさくらの大合唱をウクレレや箏、クラリネットの伴奏で行った。今年もスタインウエイ社の協力の元ピアノが展望台にて使用できたため、ピアノのクラシック作品、現代作品の演奏だけでなく、次世代の子供達による演奏も行われた。
東京タワー文化フェスティバルVIII@紀尾井ホール
紀尾井ホールでのコンサートは開演前に、1階ロビーでウズベキスタンの楽器レクチャー、2階でマレーシアの楽器レクチャーが行われた。港区の子供たちを100名招待し、子供にレクチャー聴いてからコンサートを楽しんでもらった。子供たちは音楽をホールで聴くだけでなく、間近で直接事前に韓国人からレクチャーをうけたため、海外の初めて見る楽器にも親近感をもって演奏を聴くことができた。
3日間を通じて、会場では、ポーランドの国際絵画展入選作品の展示や、各国大使館の文化展示が行われ、来場者は、耳だけでなく、目で見て、触って、五感で国際交流や日本の文化を楽しむことができた。・東京タワー文化フェスティバルVIIはインターネットで現在も継続配信中であり、コラボレーションの再演をいつでも世界中で鑑賞する事ができている。
・東京タワー文化フェスティバル新作初演のいくつかは、出版し、各国の演奏家や音楽大学図書館に寄贈され、再演の素地を構築している。
・2025年4月23日からの国際バフシフェスティバル(ウズベキスタン ヒバ/バフシとは各国の古典弾き語り)に招待をうける。
・東京タワー文化フェスティバル9に向けて公式報告書とショート映像も作成予定であったが、活動資金が不足したため今年は、上記日程のみの活動となった。