芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

「日本の現代写真」1985~2015 ―経済の動向や写真技術の革新の中で―

活動期間2017年 12月 18日 ~ 2021年 5月 20日

活動をしてみて

本事業は日本写真家協会が創立以来、写真家の地位向上と写真文化の発展を広く公衆に知ってもらうための事業として、1968年の「写真100年展」から戦後カメラ光学工業の発達とマスメディアの発展に呼応して成長した、写真文化と写真人口の増大による表現の変遷を纏める事業の4回目の展示と出版を2021年3月、東京都写真美術館で催した。
本展は1985年から2015年の30年間の写真表現の歴史を纏めたものであるが、この時期は写真発明以来の銀塩をベースとするカメラ機器や感光材料がデジタル電子技術にとって代わるという時期に当たり、写真を取り巻く環境の大変革を記録することになった。
そのうえコロナ感染症蔓延の防止によるあらゆる事業の自粛や休止といった事態に遭遇し、本展も会期を縮小したり、広報活動、入場者の動員自粛といった状況下での写真展の開催で、当初予定した事業成果を満たすことができなかった。しかし、280頁のボリュームある写真集(写真152点、年譜100頁ほか)を発行し、全国の主要な美術館、図書館、文化団体等に寄贈するなど、写真文化の継承を行うことができた。

じゃんがら念仏踊りの継承活動

活動期間2018年 7月 14日 ~ 2020年 12月 31日

活動をしてみて

芸能をやりたいと思っている人が想像以上にいることがわかりました。彼らは自分の地域に芸能がない、やりたくてもどこに行けば・誰に言えば良いのかわからない、きっかけがない、入会までのハードルが高いという課題を持っていることがわかりました。一方で、芸能の継承団体は会員を増やしたくても地域に縛られていたり、具体的にどこに向けてどういう方法で会員募集の発信したら良いのかがわからないという課題があります。やりたい人と芸能を繋ぐ仕組みが私達の地域にはないという課題が可視化されました。

当会は地域に縛られない愛好会のため、誰でも受け入れています。盆まわりをしてみたい人は親団体へのアシストというかたちで体験の機会を提供でき、「保存会に入ると活動として重くなるので体験的に盆まわりをしてみたい」という声への対応も結果として可能になりました。これは、親団体にとっても人数補強できる点でメリットに繋がっています。

また、じゃんがら念仏踊りは夏の芸能のため、継承団体の多くはそれ以外の時期に活動をしません。時期外れの披露や体験講座の対応ができる団体が少なく、当会がカバーできているのも好きな人が集まってつくる愛好会のメリットと感じます。

こういった性質の団体は、当会に限らず今後あったほうが、継承という意味で有用と感じています。

ファーストパトロネージュプログラム

活動期間2021年 3月 15日 ~ 2021年 5月 31日

活動をしてみて

「あの作家さんいまも頑張っているかしら」と声をかけてくださった、ファーストパトロン(支援者)たちの声に応えることが出来たこと、作家たちより、この機会に感謝する謝辞があったことは幸い。3つの視点でのオンラインイベントは好評をいただいた。オンラインとリアル展示会では、販売に結びつく作品の種類がかなり違う結果となったことと、今回の期間中のECサイトでの売上は、過去のKITTEでの1日半の販売額よりもわずかに上回ったが、点数および購買人数は半分以下となり、広報およびサイト改善に大きな課題を残す結果となった。第5回、この秋の実施に向けては、過去の推薦方法を見直し、秋元雄史評議員に相談のうえ新たな形で実施準備を行った。「個人の著名作家」が推薦する作家を3月までに過去協力いただいた教育機関や、全国の著名作家に呼びかけて集め、4月9日に審査員4名(黒田耕治氏(しぶや黒田陶苑)、小山登美夫氏( TOMIO KOYAMA GALLERY )、遠山正道氏(スマイルズ)、福田朋秋氏(高島屋MD本部美術部))による厳正な審査のうえ20名の若手作家が選抜した。第五回は現代アートの若手支援を展開する3331 ART FAIR(10/28ー31)内でFPP特設会場を設けリアルな展示とともに、本年と同じく特設ECサイトにて2カ月間の展示会を行う予定。

国際こども・せいねん劇場みやざき/月1コンテンポラリーダンス公演プロジェクト

活動期間2020年 4月 1日 ~ 2021年 3月 31日

活動をしてみて

活動者をしてみて、いくつかの成果と課題があった。当法人の成果としては、コロナ禍においても、本制度を活用することで、活動を止めずに本プロジェクトを実施することができたこと。また、いくつかの企業や団体・個人が、寄付制度に興味・関心を持ってくれたこと。そして、人数制限を設けたが、宮崎市内外から観客及び参加者がしっかり集まってくれたことである。オンラインでのプログラムが充実し人を集めること自体慎重にならざるをえない中、「オフラインの芸術体験」に対して期待してくれる市民一般(子ども含む)がいることで、オフラインだからこそ生まれる体験の意義と必要性を再認識することができた。
当法人の課題としては、助成認定制度に採択になっても、「かるふぁん」ホームページに掲載されるだけでは企業から寄付を受けることが難しく、さらに、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、本プロジェクトの寄付を企業や団体・個人にお願いすることが厳しい状況下で、活動の広報(営業)をしっかり行う力やマンパワー不足を感じた点である。この課題をプラスに捉え、継続しながら解消できるように取り組んでいきたい。最後に、当法人は、宮崎県で初めて助成認定制度を活用した取り組みを行う団体となった。これをモデルに、多くの宮崎で頑張っている芸術文化団体が本制度を活用できるよう周知を図っていきたい。そして、地方企業による芸術文化支援(メセナ)活動が活性化するよう、今後も継続的に助成認定制度を活用し周知を図りながら活動を続けていきたい。

「ベップ・アート・マンス 2019」および「関口 光太郎 in BEPPU」

活動期間2019年 4月 1日 ~ 2020年 3月 31日

活動をしてみて

2019年度で10周年を迎えた『ベップ・アート・マンス 2019』は、目標来場者数を上回る14,590名もの方々が参加した。10周年記念企画として3つのイベントを実施し、そのいずれもが企画者の協力を得れたことで実現できた企画であった。また2013年から毎月実施している企画者同士の交流・相談の場である『ベップ・アート・マンスをつくろう会』も参加率がまだまだ低いことが課題ではあるが、継続実施することができた。このような取り組みの結果、企画者に対するアンケートでは、「取り組みへの満足度」「企画してよかったか」「次回も企画者として参加したいか」の3つの質問項目に対し、いずれも90%以上が肯定的な回答となった。今後も『ベップ・アート・マンス』を継続していくことで、多くの市民の発表機会を創出し、地域活性化を担う人材育成に寄与していきたい。

『関口 光太郎 in BEPPU』では、会期前から別府市や大分市を中心とし、さまざまな場所でワークショップを実施した。また別府市役所にて関口氏の過去作品を展示するなど、事前広報に力をいれたことから、例年よりも多くの子ども連れ、ご年配の方が来場し、広く市民に本事業を周知することができたと感じている。その成果もあり来場者数は目標を達成することができた。
ワークショップは会期前、会期中あわせて2,829名の方々が参加し、受動的に鑑賞するだけでなく、能動的に参加することができる創作活動の機会を多くの県民に提供できたことは大きな成果だったと考えている。ワークショップ参加者の中には、主に子どもを中心として会期中に何度も会場を訪れる方も見受けられた。
来場者アンケートでは、展覧会に対し高い評価を得ることができた (満足度99%) 。ただし、来場者の居住地の内訳を見ると、県内からの来場者が80%、県外からの来場者が20%という結果になり、例年に比べアート関係者や行政関係者の視察が少なく、全国版の新聞や雑誌への掲載も少なかったため、今後全国に向けての発信の仕方をより検討していく必要があると考えている。

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