被災を経験し、地元能登の大切さを改めて感じ、吹奏楽部顧問という立場で、のとコン開催を決意しました。このコンサートは、能登で音楽活動をする皆さんと中学生が交流を深め、音楽の輪を広げたり、コンサートにお越しいただいた地元の皆さんの心を元気づけたりするという目的で準備を進めました。
コンサートでは、吹奏楽部による演奏や、現役部員とOGOBの合同演奏、吹奏楽部顧問の歌と一般サックスアンサンブル団体とのコラボ演奏、吹奏楽部員と金管アンサンブル団体によるコラボ演奏、一般合唱団体による合唱、出演者全員による合同演奏といった様々な編成で、石川さゆりの「能登半島」やMISIAが被災地で披露した「アイノカタチ」など能登に所縁のある楽曲を演奏しました。選曲や編成の工夫により、事前の合同練習から出演者全員でのとコンへの気持ちを高め、一丸となって取り組みを進めることができました。本番の演奏では、練習の成果を十分に発揮し、能登の方々と能登の曲を披露し、能登の方々に楽しんでいただくという夢を実現することができました。来場者の皆様には、アンケートにあった通り「また開催してほしい」「能登のあたたかい曲がたくさん聴けてよかった」「やっぱり能登が好きだ!そう思わせてくれるようなとてもあたたかいコンサートでした」「能登大好き!元気をもらった!」という嬉しいお言葉をいただきました。
この制度により、思い描いていたことを実現することができました。本当に感謝しています。今後も、地元に根差した音楽活動をし、地元に貢献できるよう精進していきます。
多くの演奏者の方が、1泊もしくは2泊での参加となりました。能登半島に入り、七尾から輪島に向かう道のひどさや、目に映る景色に衝撃を受けた人も多かったようです。それぞれのSNSにその様子をアップしてくださり、多くの人の目に触れる機会になったと思います。
参加者は全国津々浦々から80名を超える申し込みがあり、迫力ある演奏会になりました。
地元の方は以前に演奏したことがあるマーチをはじめ、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」を会場の全員で合唱しました。当日お誕生日の方を取り囲み、即興でのお祝い演奏も行われました。その場にいた全員で作り上げた演奏会になりました。
仮設の方のお話で、忘れられるのが辛い、こうしてたくさんの人が応援してくれるのが本当にうれしいとおっしゃっており、実際に想いを伝えることの大切さを改めて感じました。
短い間ではありましたが、全国から能登半島を応援している人がいることが伝わった演奏会だと思いました。
本年度の活動を通じて、音楽が地域において果たし得る役割の大きさを改めて認識しました。多くの公演では、演奏そのものの質の高さに加え、来場者の皆様との心の交流が生まれ、文化芸術が地域社会に活力と潤いをもたらす場となりました。
また、子どもたちや地域住民との交流機会も多く設けることができ、クラシック音楽に初めて触れる方々にも広く門戸を開くことができた点は、今後の芸術文化振興において大きな手応えとなりました。特に、初のツアー形式の導入により、これまで十分な鑑賞機会のなかった地域にも音楽を届けることができ、「身近な場所で本格的な音楽を体験できた」といった声が多数寄せられました。
一方で、クラシック音楽には「難しい」「格式が高い」といった先入観を持つ方も少なくないという現実も見えてきました。持続可能な文化事業として定着させていくためには、こうしたハードルを下げ、誰もが気軽に参加・鑑賞できる仕組みづくりが必要です。今後は、演奏内容の工夫に加えて、広報、教育機関との連携、プログラム解説やプレトークの充実などを通じて、より多くの市民がクラシック音楽に親しめる環境づくりに努めてまいります。
本年度の経験を活かし、単発のイベントにとどまらず、地域に根差した継続的な文化活動として発展させていけるよう、引き続き関係各所との連携を深めながら取り組んでいく所存です。
日本ガラス工芸協会の3年毎に開催する協会としての最大級のイベントということで、会員の3年間の集大成となる作品82作品を一堂に会した展示は他に例がなく、現代ガラスアートをガラス関係者だけでなく一般の方にガラスアートの魅力を発信する貴重な機会となっていて来場者からは高評価を得ている。
東京展では、会期中には連日出品者による作品解説およびギャラリートークが開催されたほか現代ガラスのスライドレクチャーやギャラリー内での北村英治氏クラリネット演奏会、ドラ・トーザン氏によるギャラリートークは多数の参加者があった。
姫路巡回展でも、会期中にステンドグラス関連の講演会、出品者による作品解説には多くの参加があったことは、一般の方に現代ガラスの魅力を紹介する貴重な機会になったと思われる。
石川県能登島ガラス美術館巡回展においても展覧会期間中にはギャラリートークやガラス工芸のワークショップを開催し参加者には高評価であった。
活動をしてみて
意欲的なプログラムで臨んだシーズン・オープニングの第174回定期演奏会。パシフィックフィルハーモニア東京の音楽監督4期目となる飯森範親との緊密なアンサンブルで、当楽団が取り組みを続けてきたものを未来へ続けていくことの気持ちを新たにしたコンサートとなりました。
華麗なモーツァルトの「パリ」交響曲で幕を開けた本公演では、瑞々しくダイナミックなオーケストラの調べで聴衆の心を掴みました。前半2曲目には、ウィーン交響楽団の首席奏者も務めた韓国出身のフルーティスト、ジャスミン・チェイを招いてのメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(フルート版)。チェイ自身によるヴィルトゥオージックな編曲が、世界中で愛されるこの佳品に新たな風を吹き込みました。彼女の持ち味である煌びやかな音色が超絶技巧と相まって、会場のボルテージは最高潮に。その圧倒的なパフォーマンスと高いエネルギーを保ったオーケストラとの共演は名演となりました。
後半はフェルディナント・リースの交響曲第3番。ベートーヴェンゆかりのリースは近年評価が高まっている作曲家で、パシフィックフィルハーモニア東京ではリースの交響曲第1番、第2番と日本初演を続け、本公演はそれに続く第3交響曲の日本初演となりました。古典派とロマン派の移行期に作曲されたこのシンフォニーが現代に蘇り、広く日本のクラシック音楽ファンの皆様にお聴きいただけたことは当楽団の演奏活動における大きな一歩となりました。
本公演で知られざる作品の発掘とその真価を発信するという目標は、多くの法人・個人の皆様方からご支援があってこそ達成できたものと実感しております。ご寄付をいただきました皆様、企業メセナ協議会様に深く感謝申し上げます。