活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2024年 第3回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 舞踊、音楽 |
活動者名 | 国分寺・ジュニア・ミュージック・シアター ![]() |
活動名 | 国分寺・ジュニア・ミュージック・シアター 20周年記念事業(第20回定期公演) ![]() |
活動名(ふりがな) | こくぶんじじゅにあみゅーじっくしあたーにじゅうしゅうねんきねんじぎょうだいにじゅっかいていきこうえん |
実施時期 | 2024年 11月 1日 ~ 2025年 4月 12日 |
会場 |
実施場所:国分寺市立いずみホール 所在地 :東京都国分寺市(JR西国分寺駅前) |
寄付金額 / 目標金額 |
1,083,000円 /
1,235,000円
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国分寺・ジュニア・ミュージック・シアター20周年記念公演、新作オペレッタ『ぼくらの武蔵国分寺~1200年前にタイムスリップ!~』(原案/庄司由美子、脚本/光丘真理、作曲/山田香)初演を開催した。
2025年4月5日(土)国分寺市立いずみホール・Aホールにて、第1回目13時30分開演、第2回目17時30分開演と1日に2回開催した。客席総数の充足率は、9割以上となり、第1回目は満席となった。来場者総数:606名。
第一部は、合唱とダンス、第二部で新作オペレッタの初演を実施した。[音楽監督・指揮指導/庄司由美子、振付/ANGELLA、渡部加奈、ピアニスト/志茂貴子]
第一部・合唱はAve Maria(サン=サーンス作曲)、Pie Jesu(フォーレ作曲)の宗教歌から、現代作曲家(木下牧子、松下耕、千原英喜)の組曲より数曲と童謡のほか、ラター作曲の英語の歌詞も挑戦し、国分寺市観光大使のバンド・荒川ケンタウロスの『花沢橋』では、客席からも歌声が聞こえるなど、地元ならではのあたたかい雰囲気に満ちた様子だった。
ダンスは、小学4年以上の上級生によるTWICW『Hare Hare』と団員全員でYOASOBIの『アドベンチャー』を披露し、選曲は、団員自らが行った。衣装は、TWICEのパステルカラーを基調に創意工夫して作り、本番は、笑顔いっぱい踊り歌い続け、最後、会場からは歓声や指笛などがあり会場が盛り上がった。
第二部、新作オペレッタ(委嘱作品)は、脚本家と作曲家が来場して見守るなか初演を迎えた。団員たちは、自分たちが住む、歴史ある国分寺の由来について史跡を見物したり、市の学芸員から座学で学びながら準備を進めてきた。当作品は、史実を元にしたファンタジー作品である。観客も馴染みがある史跡が登場し、舞台にすぐ惹きこまれた様子で、団員が精一杯演じる武蔵国分寺の世界観で、涙する観客も多かった。エンディングは大拍手が鳴りやまず、カーテンコールでは演者も達成感から満面の笑顔を客席に向けて終演した。
<あらすじ>今から1300年前の奈良時代中頃、自然災害や天然痘の流行によって多くの人が亡くなった。さらに政治の混乱から社会の状況は悪化していった。そこで時の聖武天皇は、人々を救い、国も平安になるようにと、諸国に国分寺を建立することを命じた。時は移り、現代の武蔵国分寺跡地、子ども達が学芸員から、この地になぜ国分寺が建立されるに至ったのかその理由を学ぶ場面。その理由の一つに湧水群があったこと。その真姿の池に移動して、池にまつわる伝承「玉造の小町」の話を聞く。自由行動になり、現代の5人の子どもは、高台の薬師堂を目指す。木立の中に静かにたたずむ仁王門(市重要有形文化財)。そこで5人は、なんと1200年前の国分寺にワープしてしまう、そこでの冒険とは?
<KJMT20周年記念ワークショップについて>(協力:国分寺)
プレ・ワークショップを含め、全8回にわたり上記新曲オペレッタを理解するための公開ワークショップを開催した。市民がつながり、国分寺の文化的な魅力を広めることを目的として、「五感を感じる」をテーマに、未就学児から後期高齢者まで、延人数352名が参加した。
◎プレワークショップ 2023年7月21日、市の学芸員が案内のもと国分寺史跡巡り
◎第1回8月20日、お香・寒天ゼリー作り 作家・光丘真理、田中由季子
◎第2回8月20日、脚本を読み解くⅠ国分寺歴史講座 作家・光丘真理、学芸員・増井有真
◎第3回9月22日、作曲してみようⅠ身体を使って作曲してみよう 作曲家・山田香
◎第4回9月22日、脚本を読み解くⅡ脚本の世界を絵にしてみよう 作家・光丘真理
◎第5回9月23日、作曲してみようⅡ言葉を使って作曲してみよう 作曲家・山田香
◎第6回1月26日、楽譜から見る作曲の世界、二重唱 作曲家・山田香
◎第7回1月26日、楽譜から見る作曲の世界、合唱 作曲家・山田香 以上
【国分寺・ジュニア・ミュージック・シアターについて】
2004年度に国分寺市・国分寺市音楽連盟・国分寺市美術協会により行われた文化庁助成事業”こどもミュージカル「ドレミの歌」”に参加した子どもたちの「どうしても もう一度ミュージカルをしたい!続けていきたい!」という熱い思いに動かされ、2005年4月に立ち上がった自主グループです。
基本を児童合唱ととらえ、♪美しく歌うこと ♪ハーモニーを感じること ♪演じること そして何より ♪楽しむこと をとても大切にしています。
市の行事やオーケストラとの共演など地元国分寺に根差した活動を重ね、多くの方々から愛される団に育ってきました。学年を超えて助け合い、協力し合い、認め合うことを学びながら稽古に励んでいます。
【第20回定期公演「ぼくらの武蔵国分寺!」について】
団設立 20 周年を記念して、2025年4月の第20回定期公演に向けて、国分寺の地元史にまつわるオペレッタを自主制作中です。新作品の制作過程を通じて子どもたちが地元国分寺への理解・愛を深めること、市民がつながり地域の文化的魅力を広めることを目指しています。
制作にあたり脚本を国分寺市在住の作家・光丘真理氏に、作曲を作曲家・山田香氏に依頼し、両氏の協力を仰ぎ市民向け公開ワークショップも重ねて開催しています。国分寺の史跡に興味のある市民、音楽や舞台づくりに関心の高い市民の参加を募り、新作オペレッタの舞台となる史跡について知見を深め、共に舞台を準備していきます。後世に残るような作品に仕上げたいと考えています。
【寄付のお願い】
新作オペレッタ制作にかかる費用として、脚本、作曲、衣装制作、舞台装置製作、歌・振付指導等で約400万円必要となります。この新たに制作される国分寺を題材とした作品、そしてその制作過程での子どもたちの学びを少しでも応援していただきたく、寄付を募集しております。