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採択活動一覧

日本工芸週間2024

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2023年 第3回
活動地域 全国
活動ジャンル 美術
活動者名 一般社団法人 ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
活動名 日本工芸週間2024
活動名(ふりがな) にほんこうげいしゅうかん
実施時期 2023年 9月 17日 ~ 2025年 3月 31日
会場 実施場所:東京、金沢、京都、ほか全国
所在地 :
寄付金額 / 目標金額
11,500,000 / 16,000,000

活動完了報告

[活動の概況]
-2023年開催の2セッション内で、「日本工芸週間」開催趣旨の理解を得、各種の連携の呼びかけ、2024年の方向性を決定。
-2024年日本工芸週間連携イベント及び、全国で開催の点在する工芸文化イベント情報や記事を集約(特設サイトwatoji.jp上と「日本工芸週間」サイト上)、コンテンツ制作
-2024年「日本工芸週間」中核イベントを、渋谷駅付近・再開発対象地区にある、解体前のビル1棟を会場に開催した。被災経験地の工芸作品の展示と、工芸の未来に向け、多分野のキーパーソンとともに3種の共通課題解決に向け個々の活動の情報共有と手立てづくりを探った。
※2024については申請時計画したA-Fの活動を、活動収入が想定の半額程度であったことと、能登震災の発災に際し、企画を組み直して開催した。

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[日本工芸週間 2023]
2024に向けた連携の呼びかけと開催方向性決定 
会場| 明治大学グローバルフロント 17F
主催=日本工芸週間実行委員会 共催=日本漆アカデミー

① 招待制・非公開キーパーソンズセッション「素材の未来をひらく」
日時| 2023年9月17日(日)16:00〜19:00
参加費 | 無料 形式 | ハイブリッド開催 現地参加者数|80名 オンライン参加者数|55名
モデレーター|会場:丸岡直樹(文化庁文化観光推進コーディネーター)オンライン:塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
進行|岩関禎子(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン)
キーパーソン(話題提供・登壇)|
絹|芦澤洋平 桐|齋藤洋一  和紙|清山健(美濃市職員) ハゼノキ|内田樹志  漆|田端雅進 竹|斎藤正光 ほか

② 招待制・非公開キーパーソンズセッション「次世代のワクワクをつくる」
日時 | 2023年9月18日(月)11:00〜16:00
会場 | 明治大学グローバルフロント 17F グローバルラウンジ
参加費 | 無料 形式 | ハイブリッド開催 現地参加者数 | 45名 オンライン参加者数|55名
進行:岩関禎子・山田浩(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン)
キーパーソン|
第一部登壇:
加藤潤子(NPO法人感性の教室 代表)
宮下美穂(NPO法人 アートフルアクション/ざいしらべ )
第二部登壇:
バイメル・スティーブエン(Japancraft21)
中台澄之(株式会社ナカダイ)
下村輝(日本竹筬技術保存研究会/下村ねん糸)ほか

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[日本工芸週間 2024]
メイン会期| 2024年9月15日(日)~23日(月・祝)
メイン会場 | 三基商事株式会社 東京本部第一ビル 1F, 3F, 7F
入場者数|868人
主催=日本工芸週間実行委員会
共催=一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン 

[中核イベント]
●被災地と被災経験地からのメッセージと工芸作品を展示+「工芸と自然災害」を主題とした特設カフェ
●非公開・招待制キーパーソンズセッションを3種開催。
社会を前進させる各界キーパーソンを招き、「工芸と自然災害」「工芸の伝統素材の可能性の再発見」「インバウンドにもっと工芸を売るには」3つの主題で開催。多角的に一歩踏み込んだ情報(課題)に触れ、民間を中心に実行を前提とした共通課題解決への手立てをワークショップ形式で話し合った。
●ほか呈茶つきの館内ガイドツアーや、工芸関係者向けに、年々枯渇する素材と道具の調査を行った。

①  被災地と被災経験地からの工芸作品展示+被災地応援期間限定カフェ 
日時|2024年9月15日(月)~23日(月・祝)13:00~18:00
[主な展示]
01 被災地応援(能登・熊本)期間限定カフェ
02 みんなの「明日につなぐメッセージ」
03 奇跡的に無事だった珠洲焼の壺|清水武徳
04 輪島塗 Rescue & Reborn|能登地震地域復興サポート × 輪島キリモト
05 受け継がれてきたもの|能登地震地域復興サポート
06 “silence” ~被災と変容と受容~|名尾和紙 谷口弦
07 福島 ものづくり未来への布石 × 家’s|BITOWA/NODATE/
08 空き家からレスキューした桐箪笥の再生と未来|家’s
09 陸の海ごみ|藤元明

※当初予定していた素材NEXTフォーラムは、能登震災を受けて、「文化復興の連携の在り方を探ることが重要」という考えのもとに、被災地と被災経験地からの工芸作品展示+被災地応援期間限定カフェに内容を変更して実施した。

② 非公開・招待制キーパーソンズセッション+工芸ピクニック形式交流会 

01 [テーマ] 工芸と自然災害 能登半島地震支援とこれからを領域を越えて話し合う「将来の災害に備える工芸のアライアンス、どうつくる?」
日時| 2024年9月17日(火)16:00~19:00 参加費|無料 
参加者数|64人 オンライン参加者数|22名
ファシリテーター:塩瀬隆之[京都大学総合博物館准教授]
「ものづくりの文化」を支えたい支援の力を、どう集め、本当に役立つ支援にしていくのか。災害の多い日本で、工芸の未来へ向けたスクラム(関係づくり、事前連携)を、被災者と、つくり手、官、そして民間でさぐるセッション。
キーパーソン(登壇)|
浅野大輔(石川県副知事)/安嶋是晴(富山大学芸術文化学部准教授)/細川英邦(輪島市漆器商工課)/高林義信(珠洲市産業振興課課長)/小森邦衛(漆芸家・重要無形文化財「髹漆」保持者)※ビデオ出演/赤木明登(漆芸家)※ビデオ出演/桐本泰一(輪島キリモト)/坂井基樹(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン)/バイメル・スティーブエン(Japancraft21)ほか

02 [テーマ ] ものづくりの川上を守れ 国産素材を立て直す、アイディアセッション「素材、そのはなし2024 工芸のサプライチェーン 問題を知る・動かす」
日 時|2024年9月16日(月)11:00~16:00 参加費|無料
参加者数| 69人 オンライン視聴者数|32名
ファシリテーター|丸岡直樹(文化庁文化観光推進コーディネーター/一社)INAHOIRO)
司会|三浦周
日本の養蚕農家や桐は、10年以内に消滅する・・?!”伝統工芸”のサプライチェーン問題を知る。ものづくりの源流を「守る」から、社会活動や環境への貢献の視点から応援していく仕組みづくりへのアイデアづくりを行った。
登壇|丸岡直樹/芦澤洋平(養蚕家)/斎藤洋一・星比呂志(会津里山森林資源育成研究会)/井上智治(一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)/室瀬和美(漆芸家・重要無形文化財「蒔絵」保持者)/橋本英宗(弦メーカー)/道明葵一郎(株式会社道明)/三橋弘宗(科学者・学芸員・兵庫県人と自然の博物館)/石黒三惠(婦人画報)/ヨシダシゲル(映画監督)/堀田秀一(スノーボード製作者)・根津安臣(桐製作者)ほか

03 [テーマ ] 工芸を支えるファンを増やす
「インバウンドに、もっと日本工芸を買ってもらう作戦会議」
日 時|2024年9月20日(金)16:00~19:00 参加費| 無料 
参加者数|58人
ファシリテーター:丸岡直樹[文化庁文化観光推進コーディネーター/一社)INAHOIRO]
進行|中川あき
訪日外国人にとり、「工芸」の購入が訪日目的の選択肢の一つとなり、さらに高価格帯の商品を購入してもらうための仕掛けや体制づくりを、産地、流通、交通、販売を連携し総合的に考えるセッション。
キーパーソン(登壇)|
バイメル・スティーブエン(Japancraft21)/猪飼 祐一(陶芸家)/
山下和樹(CCC・蔦屋書店)/大西洋・揚井吉彦(羽田未来総合研究所)/秋元雄史(GO FOR KOGEI総合監修)/内田まほろ(JR東日本文化創造財団)/鈴木啓太(Product Design Center)/坂井基樹(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン)/鈴木達也(国際交流基金)/加藤さえ子(株式会社ZEKKA PRODUCT)

01・02・03 開催後の 「工芸ピクニック形式交流会」
参加者がお気に入りの「椀」か「鉢」を持参の上、被災地で振る舞われた「元気鍋」を楽しみつつ更なる情報交換と企画会議を行った。
※当初予定していたメインシンポジウム、日本工芸週間キーパーソンズフォーラム、工芸ピクニックは、能登震災を受けて、実施が困難となり、非公開・招待制キーパーソンズセッション+工芸ピクニック形式交流会に内容を変更して実施した。

※以下二つの活動(モバイル茶室呈茶体験+館内展示ガイドツアー、工芸の素材と道具 2024 調査)は、企画組み直し後、新たに追加実施した内容となる
③ モバイル茶室呈茶体験 田中宗哲、久芳宗光
+館内展示ガイドツアー
日時|2024年9月22日(日)御席:表千家講師 田中宗哲氏
2024年 9月23日(月・祝) 御席:裏千家準教授 久芳宗光氏
各日とも13:00~18:00の間 適宜開催
参加者数|48名
④ 工芸の素材と道具 2024 調査
[調査の目的]
・伝統工芸・用具原材料の持続的確保に向けて活動する行政自治体および公益団体に向け本調査の結果を共有する。
・調査結果を、次年度の日本工芸週間で開催する事業に反映する。
・工芸の未来のため、持続的確保に向けた手立てを工芸ジャンル以外とも横断的に協力し合い、長期的に探ってゆく。
[調査について]
工芸関係者に広く呼びかけ、素材・道具・外注の技術について課題意識のあるかたに任意で回答。
[回答方法]
本用紙裏面に直接記入いただきFAXもしくはメールするか、裏面のQRコード記載の回答フォームから回答。
回答受付期間:2024年9月15日(日)~23日(月・祝)
[調査主体]
日本工芸週間実行委員会2024

⑤ コンテンツ制作
「文化財保存・修復」「工芸観光」「工芸の伝統素材の映画」「工芸の英訳の課題」などを主題に、27のWeb記事を制作
情報連携のため、ウィジェットを開発(HPに最新情報を集約して埋め込み表示できる)

[日本工芸週間 共通]
HP| https://craftweek.jp/
インスタグラム| https://www.instagram.com/japancraftweekoffice/
集約サイト| https://watoji.jp/ 
※モリタテ隊の活動は、「watoji.jpに各自が情報を投稿する」段階まですすまず、モリタテ隊を発動する必要性が生じなかったので、実施しなかった。

2024年 キーパーソンズセッションの会場風景
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