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第二回 3.11映画祭

3.11映画祭は、映画というメディアを通じ、3.11以降の暮らしや社会を考え話し合うきっかけを作ります。

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<2015年の概要>
5年目の3.11。震災と様々に向き合う全28作品を前に、私たちは何を思う。

今年も3月11日がやってきます。それぞれの人々には、それぞれの3.11があります。
そんなそれぞれの気持ちが描かれた28作品を集めました。
自分にとっての3.11とは…。3.11映画祭がそんな思いを巡らせるきっかけになってくれれば幸いです。

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名称:第二回 3.11映画祭
会期:2015年2月21日(土)、2月22日(日)、2月28日(土)、 3月1日(日)、3月7日(土)、3月8日(日)、3月14日(土)
   ※平日は震災復興関連の写真スライド展示(入場無料)を開催 ※2/15(日)はプレイベントを開催
会場:アーツ千代田 3331 1階特設会場(東京都千代田区外神田6丁目11-14)
主催:わわプロジェクト(一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN)
共催:日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合
協賛:ブルーレイディスクアソシエーション
助成:芸術文化振興基金、(公社)企業メセナ協議会GBFund(東日本大震災 芸術•文化による復興支援ファンド)
後援:復興庁、千代田区、千代田区観光協会
協力:アーツ千代田 3331、アツデン株式会社、株式会社JTB関東、ユナイテッドピープル株式会社
料金:1枚で会期中のいずれかの上映(トーク付き上映含む)ご覧頂けます。
   前売り券800円(前売り券は、2/20まで販売)/当日券1,000円/5枚セット3,500円/フリーパス(Web限定20枚)10,000円
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[第二回 3.11映画祭の見どころ]

・震災と様々に向き合う全28作品を上映
・上映日は毎日ゲストトークを開催
・平日は震災復興関連の写真スライド展示を実施
・3/7は、復興支援プロダクトの販売を実施
・3/11は、3331館内で黙祷集会を実施

・いわき、石巻、気仙沼などでサテライト会場上映会を実施
・全国のビデオレンタル店で3.11映画祭の関連DVDを借りてお家で観ることが出来ます


詳細は特設サイト、FACEBOOK、TWITTERでぜひご確認下さい。

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特設サイト:http://311movie.wawa.or.jp
FACEBOOK:https://www.facebook.com/WaWaProject
TWITTER:https://twitter.com/WaWaProject

活動情報

活動ファンド 東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド GBFund 東日本大震災
申請時期 第11回
活動地域 東京都
活動ジャンル 映像、その他
活動者名 一般社団法人 非営利芸術活動団体コマンドN
活動名 第二回 3.11映画祭
活動名(ふりがな) だいにかいさんてんいちいちえんがさい
実施時期 2015年 2月 21日 ~ 2015年 3月 14日
会場 実施場所:アーツ千代田3331
所在地 :東京都千代田区外神田6丁目11-14

活動完了報告

認定番号 GN1412-005
活動カテゴリ 東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド(GBFund)
活動名 第二回 3.11映画祭
実施場所 アーツ千代田3331
実施時期 2015年02月15日 ~ 2015年03月14日(メイン会場上映は週末の8日間、サテライト会場は1〜4日、関連イベントあり)
活動の概況
■来場者数:2,270人
■会場数:アーツ千代田3331、ほか全国13ヶ所
■参加者の声:
<メイン会場>*一部抜粋
・毎年続けて頂きたいです
・報道ではわからないことでも映画という形で知ることができ新たな気づきがあった
・豊富なラインナップで、来年以降も期待します
・風化することはあってはならない
・毎年参加しなければならない
・マスコミメディアが取り上げない真実をずっと発信してほしいです
・継続して下さるとそしてもっと広めてムーブメントにして下さることを願います。
・全国各地での上映運動を広げてほしい
・今まで被災地をおとずれることなく暮らしてきたので、映画と声で伝えてくれる今回の催しに感謝します
・世界中に伝わっていくことを願います
・ここに来ると日頃得られない新たな気づきが得られます
・沢山のリアルな情報を発信し続けてほしいです
・現実は厳しいものだと思う。映画を通してどなたにでも他人事ではないということを感じてほしい

<サテライト会場>*一部抜粋
・東京にいなくてもこの様な映画祭に参加できてよかった
・リアルな現実を目にすることができ、貴重な体験でした。
・再確認する事が出来たこと、沢山の視点を持つ人と一緒に見れて嬉しい。
・この関心を忘れないようにしたい
・定期的に行ってほしい
・まだまだ知らない現実があるんだなと改めて考えさせられました。
・とても考えさせられた。震災映画、ほかにも見てみたいと思うきっかけになりました。
・福島を自分の目で見にいかなくてはと思いました。

■関係者の声:
第一回目は、メイン会場のアーツ千代田3331のみの開催でしたが、今年は賛同を募り、北は石巻、南は福岡までの13ヶ所での開催にいたりました。短い告知期間にもかかわらず、平均入場率60%以上と好評を博しました。
●石巻会場担当者:準備期間が短かったにもかかわらずお客様の反応がよかった●福岡会場担当者:地方では上映されない作品も多く、このような機会に貴重な作品を観ることができ来場者は喜ばれたと思います。満足度が高かった。●石川会場担当者:お客様から「こんな企画を開催していただいてありがとう」「これからも映画を通じて様々な情報を発信してほしい」と言っていただけ、大変でしたがやってよかったです。

■活動を終えての感想:
◆実施の狙いと方法
第二回目の3.11映画祭は、共催の日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合と共催で、メイン会場のほか、全国13ヶ所の地方会場での開催が実現しました。その狙いは、風化していると言われている震災への復興・原発事故が今なお、現在進行形であること、そして3.11から吹き出したさまざまな問題や課題を、映画を通じ「自分ごと」として考え、その考えや思いを言葉にして共有する機会の提供でした。映画を観るだけで終わるのではなく、そこを入り口にし、知ること・考え、自分自身で未来をつくる一歩を始めるきっかけとなったのではないでしょうか。
 
◆ 実施成果
▶多様な参加方法をつくり、さまざまなカタチの参加を促す
3.11映画祭では映画を見るだけの映画祭ではなく、そこから始まるゆるやかな運動となるべく、多様な参加方法を設定しました。例えば、サテライト会場もそのひとつですが、ほかにも、全国のビデオレンタル店に3.11映画祭コーナーを設置し、家でも映画を見て、ツイッターなどのSNSで感想や意見を共有できるしくみもつくりました。また、ウェブサイトでは自主上映会を募集している作品を紹介ページなども開設し、個々人が自分のできる範囲から参加することの意義を伝えました。


▶映画を入り口に、一歩踏み込めるプログラムづくり
ドキュメンタリーだけを集めた1回目とは違い、今回は一見、東日本大震災に関連しないようなテーマの作品やドラマ、震災前に作られたものもセレクトしました。多様な異なる価値観や正義が重なりあい成り立っている現代社会を俯瞰的に見て、これからを考えるためには、そのしくみや現状を理解すること、そしてさまざまな価値観や自分と異なる考えを知るという視点は必須だと感じます。

そこで、第二回3.11映画祭では、これまでも意識してきた多様な視点をより比較して見れるようなセレクトとプログラムとしました。例えば、原発という同一のテーマをまったく違う報告から捉えた作品を見比べられるような上映スケジュールを組んだりしました。
3.11映画祭では、今後も震災後の非常時を映し出す作品の上映はもとより、上映のあとの対話やワークショップ、ゲストトークなど、知るたけではなく、考えて一歩踏み込んでいけるような仕組みを組み込んで行きたいと思います。

■ 今後の展望
3.11を機に「それまで考えなかったようなことを考える日々」が始まりました。一方で、震災後の熱気はさめ、日常が戻っているようにも感じます。しかし、違和感やもやもやは続いています。わわプロジェクトでは、今後もその「もやもや」を言葉にして話しあい、語り合い、考え続けて訓練を重ねるような、そんな活動を続けて行きたいと思います。思考停止にはならず、自分の言葉をつかみとるためのヒントとなる作品を選び、仕掛けて行きたいと思います。

▶今後の考慮・検討点
今回は、一見震災とは関連しないような作品も同ラインナップとしたことで、伝わりにくい部分もあった。次回は、例えば東日本大震災からの今を知る第一部門と、震災を機に見直される暮らし方や価値観を見直す第二部門 などというように二段階のプログラムとし、わかりやすく伝える工夫を凝らしたい。
>ほか改善・強化したい点
・3.11映画祭へ参加する企業、団体が参加しやすいしくみづくりの強化
・上映後の対話、シネマダイアログの実施
・ボランティアチームづくり:長期計画として
・企業、学校などでの3.11映画祭の実施
・メディアとの連携

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