芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

採択活動一覧

港都KOBE芸術祭

活動情報

活動ファンド SOMPOアート・ファンド
申請時期 第2回
活動地域 兵庫県
活動ジャンル 美術
活動者名 港都KOBE芸術祭実行委員会
活動名 港都KOBE芸術祭
活動名(ふりがな) こうとこうべげいじゅつさい
実施時期 2017年 9月 16日 ~ 2017年 10月 15日
会場 実施場所:①神戸港、②神戸空港島
所在地 :①神戸市中央区波止場町等、②神戸市中央区神戸空港

活動完了報告

【活動概況】
開催テーマ/「時を刻み、豊かな広がりへ」
会期/2017(平成29)年9月16日(土)~10月15日(日)(30日間)
会場/神戸港、神戸空港島
入場料/無料。ただし、アート鑑賞船は有料。
事業内容/
(1)“神戸港”という魅力資源を活かした会場展開
 係船杭や突堤など、港を象徴する港湾施設等にアート作品を展示。会期中特別に運航した専用のアート鑑賞船から、神戸のまち並みや六甲の山並みを背景にアート鑑賞を楽しんでいただいた。
<作品設置場所>アート鑑賞船船内、神戸ハーバーランド高浜岸壁、ポートアイランド北公園、係船杭、新港第1・第2突堤、メリケンパーク、神戸ポートターミナルホール、神戸空港駅 など13ヶ所
(2)開港以来150年の歴史と文化を踏まえたアート作品の展示
 市内の美術館・博物館の学芸員からなる「作家選定委員会」において、関西在住の作家をはじめ国内外で活躍されている作家から若手作家まで、幅広く選定。開港以来150年の歴史と文化を踏まえたアート作品(22作品)を制作・展示。
<国内出展作家(16組)>井上廣子+井上凱彦建築計画事務所、植松琢麿、NPO DANCE BOX、小曽根環、川村麻純、小清水漸、古巻和芳、新宮晋、椿昇、ドットアーキテクツ、西野康造、西村正徳、林勇気、藤本由紀夫、やなぎみわ、山村幸則(50音順)
<海外出展作家(3組)>【韓国・光州】崔 栽榮 【中国・天津】張 錳、于 向溟
<作品分野>野外造形、インスタレーション、パフォーマンス、コンテンポラリーダンス等
(3)多様な市民参画の推進
 芸術祭をともに盛り上げ、創り上げる市民チーム「神戸アートクルー(KOBE ART CREW)」を結成し、メンバーの自主的な発案により、会期前より広報活動やPRイベント、出展作家の制作補助などを行っていただいた。このほか、子ども連れの来場者でもアート鑑賞を楽しめるツアーや、障がい者支援団体の協力を得て、障がいのある方・高齢者の方にも安心して鑑賞していただけるような取組みを行っていただいた。
・登録者数 134名 ・活動回数 114回 ・活動延人数 806名

【達成できたこと】
 来場者アンケートでは否定的な感想は少なく、来場者からは概ね好評を得たと考えており、また、アートを通して神戸のまちの魅力の再発見につながったという声も多く寄せられた。神戸開港150年のこの機会に、芸術祭を通じて、市民はじめ多くの来場者に神戸港の魅力を感じていただくことができたという点では、神戸らしい芸術祭を開催できたと評価している。
 また、開幕直後の台風の影響や雨天が続いたこともあり、来場者数は目標の15万人には届かなかったものの約11万3千人にのぼり、アート鑑賞船にも1万5千人以上の方にご乗船いただくなど、神戸港でのにぎわい創出に寄与できたと考えている。特に、神戸学マイスターによるガイドツアー(まち歩き)、アート鑑賞船とポートライナーのセット企画乗車券の販売などは、芸術祭鑑賞にあわせた、来場者のまちの回遊性向上にも効果があったと考えている。
 市民参画においては、熱心にご活動いただいた「神戸アートクルー」の取り組みは、芸術祭をともに創り上げていくという点で、この芸術祭の大きな成果であると考えている。

【現状の課題・今後の改善点】
 港都KOBE芸術祭の準備開始時期が大幅に遅れたこともあり、情報発信の強化・回遊性の向上・来場者サービスの充実などが課題として残った。
 近年、他都市や各地域でも多くの芸術祭やアートプロジェクトが開催されるようになり、その目的も、都市のブランディングや観光産業の振興、地域おこしや経済・人口問題の解決に向けた取り組みなど、芸術文化活動を通して社会課題の解決につなげていこうとするものも見受けられ、さまざまである。こうした中で、市民が芸術祭に触れる機会も増し、芸術祭に求めるニーズや見方も多様化してきている。このような中で、芸術文化の振興やまちの活性化、神戸ブランドの構築や地域課題の解決など、神戸市にとって、どのような芸術祭のあり方が望ましいのか、今回の芸術祭の検証をしっかりと行い、実施主体や手法などを含めて検討していく必要がある。

【活動実施における協力機関や他の協働団体の関与について団体名およびその内容】
・主催である港都KOBE芸術祭実行委員会の構成企業・団体
 神戸芸術文化会議、公益社団法人神戸海事広報協会、一般社団法人神戸港振興協会、公益財団法人神戸市民文化振興財団、神戸市立博物館、株式会社神戸新聞社、神戸旅客船協会、株式会社サンテレビジョン、デザイン・クリエイティブセンター神戸、日本放送協会神戸放送局、BBプラザ美術館、兵庫エフエム放送株式会社、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、兵庫県港運協会、兵庫県立美術館、株式会社毎日放送、株式会社ラジオ関西

【集客人数】
来場者数 11.3万人(目標 15万人)

【媒体への露出(記事タイトル/媒体名/掲載年月日)】
・ミナトを彩る造形美 きょうからKOBE芸術祭/読売新聞/9/16朝刊
・開港150年の歴史 アートに刻む 来月15日まで芸術祭/神戸新聞/9/22朝刊
・港都KOBE芸術祭 開港150年記念 船から鑑賞も/朝日新聞/9/22夕刊
・〔美術〕神戸港 アート作品展示/日本経済新聞/10/6夕刊
・船に揺られてアートな時間 神戸港で芸術祭/毎日新聞/10/11夕刊
・今年は“港のアートフェス”が話題! 海から楽しむ芸術祭/月刊SAVVY/2017年11月号
ほか、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、WEB等に多数掲載・放送あり

Page Top
PAGE TOP