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採択活動一覧

なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR )2017

活動情報

活動ファンド SOMPOアート・ファンド
申請時期 第2回
活動地域 岩手県
活動ジャンル 美術、舞踊、芸能
団体名 なつかしい未来創造 株式会社
活動名 なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR )2017
活動名(ふりがな) なつかしいみらいそうぞうじぎょうあーてぃすといんれじでんすぷろぐらむ
実施時期 2017年 7月 1日 ~ 2018年 3月 31日
会場 実施場所:陸前高田未来商店街多目的ホール、住田町役場町民ホール、箱根山テラス、女子美術大学、LOPEZ MUSEUM(フィリピン)、DANCE4 Nottingham(UK)、The Drill Hall(オーストラリア)
所在地 :岩手県陸前高田市、岩手県住田町、東京、フィリピンマニラ、イギリスロンドン、オーストラリアシドニー

活動完了報告

陸前高田AIRでは、以下の4つのプログラムを実施。

《滞在プログラム1/招へいプログラム(推薦型)》
岩手県陸前高田市にアーティストを招へいし、リサーチやインタビューを通じて人々の創造的な生活の価値を発見、顕在化し、未来へとつなぐプログラム。2016年度に開催したタイチェンライでの陸前高田AIRの展覧会『LANDSCAPE OF MEMORIES』開催後、タイのアートセンターやアーティストランギャラリーとも連携を深めており、AIR事業との今後のさらなる連携を推進するため、タイからアーティストを1名招へい。また、陸前高田市の新しい街づくりに伴い、公共文化拠点の形成を視野に入れ、国際的なパブリックアートを多く手がけ、日本でのAIR経験の豊かな彫刻家1名をラトビアから招へい。同期間には、日本人アーティスト1名も招へいし、相互の交流機会を設ける。アーティスト滞在中は、廃校となった旧横田小学校を陸前高田市からアーティストのスタジオとしてお借りし、公開制作、ワークショップ、展覧会を実施。
◎招へいアーティスト:Ubatsat(タイの現代アーティスト)、Aigarus Bikse(ラトビアの彫刻家)、ハヤシヤスヒコ(現代アーティスト)
◎招へいリサーチャー:Con Cabrera(フィリピンのキュレーター)
◎招へい期間:2017年10月〜11月(30〜50日間)
◎関連事業:旧横田小学校(陸前高田市)にてワークショップ(10月14日、10月21日)、展覧会(10月27日-29日)の実施。女子美術大学でのレジデンシーアーティストのワークショップ(11月8日)、レクチャー(10月29日、11月10日)を実施。

《滞在プログラム2/ネットワーク事業「国際交流ダンスプロジェクトOdori-Dawns-Dance」》
東北の各拠点をつなぎ、新しい東北の姿をともに描き、発信するプログラム。平成25年度より本プログラムに毎年参加してきたウェールズ出身の振付家、ダンサーであるショーネッド・ヒューズ氏は東北、東京、関西のいくつかのレジデンスの拠点に滞在し、各地の伝統芸能や文化のリサーチを実施してきた。2015年度には、それまでヒューズ氏が出会った伝統芸能のリサーチから、現代の踊りの文脈に読み替える3カ年のプロジェクト「国際交流ダンスプロジェクトOdori-Dawns-Dance」を発足。岩手県住田町世田米の伝統芸能である柿内沢鹿踊を協同制作のパートナーとして迎え、踊りを取り巻く多層のレイヤーを浮かび上がらせながら、新たな視野を持つ作品を完成させ、国内外での発表を行なう。なお、「Odori-Dawns-Dance」はARTizan(青森)との共催および女子美術大学との教育連携により実施し、多様な創造活動、成果発表の展開を試みる。
◎招へいアーティスト:Sioned Huws(ウェールズの振付家、ダンサー)、木村玲奈(振付家、ダンサー)、清水穂奈美(パフォーマー)、若林里枝(ダンサー)、山下残(振付家、プロジェクトのオブザーバーとして参加)
◎招へい期間:2017年8月1日~2018年2月28日(陸前高田AIRの招へい期間は、この期間内の30日間とする)
◎共催:ARTizan
◎一部助成:公益財団法人セゾン文化財団
◎パフォーマンス:塩竈市杉村惇美術館大講堂(12月10日、宮城県)、国際舞台芸術ミーティング in 横浜2018フリンジプログラム(2月17日、18日)
◎今後の予定:Fabbrica Europe Festival(イタリア、2018年5月)、International Agatha Christie Festival(2018年9月、UK)への参加を現在構想、助成金を申請中。

《DISPLACED: the Rikuzentakata - Manila Collaborative Art Project》
本プログラムは、日本とフィリピンの両国においてそれぞれが抱える社会問題、自然災害地域をアーティストとリサーチャーが調査を行い、「生活のための人間の条件」をアートによって検証する、陸前高田AIRとBLISS MARKET LABRATORY(マニラのアートコレクティブ)の共同プロジェクト。両国の自然災害を起きた地域を検証しながら、そのような社会課題に対して芸術がどのように取り組むことが可能なのか、情報を共有する機会を創出することを目的とする。リサーチの対象地域は、陸前高田(日本)と、メトロマニラの貧困な地域と社会問題が発生している地域、2013年に台風ヨランダによって壊滅的被害を受けたレイテ島(フィリピン)。プロジェクトのタイトルを《DISPLACED: the Rikuzentakata - Manila Collaborative Art Project》として、様々な原因により生活環境から移動を強いられたケースを比較する。本年度のプログラムでは、フィリピンにおいてのリサーチ、シンポジウムの開催、アーティストのリサーチを公開するドキュメント展示、活動をまとめたドキュメントブックの制作を実施。また、プロジェクトのコーディネートは美術大学Asia Pacific Collegeのマルチメディアアート学科の学生とも協力し、若いアーティストの人材育成もまた本事業の目的とする。
◎ 開催期間:2018年3月1日〜20日
◎ 主催:BLISS MARKET LABRATORY(ディレクターはハイメ・パセナ)
◎ リサーチを実施した地域:ゴミ埋立地のコミュニティ(Catmon, Malabon市)、埋め立てになる漁港(Navotas)、Artex集合住宅地(Malabon市)、行政により取り壊しが行われたアパート、レイテ島の被災したコミュニティ、災害公営住宅、等。
◎ 参加メンバー:Tawatchai Pattanaporn(陸前高田AIR2014年アーティスト/タイの写真家)、新井厚子(陸前高田AIR2015年アーティスト)、Veejay Villafranca(フィリピンのフォトジャーナリスト)、Max Santiago(フィリピンのカルチュラルワーカー、アーティスト)、日沼禎子(陸前高田AIRディレクター)、松山隼(陸前高田AIRコーディネーター)、阿部史恵(陸前高田市住人)
◎ シンポジウム:2018年3月8日、3月17日の2回(場所:Asia Pacific College)
◎ 助成:国際交流基金アジアンセンター「アジア・文化創造協働助成プログラム」

【今後の予定】
*本プロジェクトのドキュメント展:2018年5月にBlanc Gallery(マニラ)で開催予定。
*ドキュメントブック:2018年6月-7月制作予定。Asia Pacific Collegeが発行。
*アーティストたちは、リサーチをもとに作品制作のプロポーザルをつくり、今後のアートプロジェクトに発展させていく予定。

《陸前高田ミーティング2017》
AIR運営者、デザイン、建築、美術のほかクリエイティブビジネスに関わる専門家とともに、AIRを中心としたクリエイティブな視点やアイデアを活用したまちづくり、ソーシャルビジネスのあり方を考え、具体的な事業展開を考える研究会を開催する。
畠山直哉氏は、陸前高田市出身の世界的な写真家。2011年3月11日・東日本大震災による津波で、肉親を失った。同じく日本を代表する彫刻家、河口龍夫氏は神戸生まれ。1995年1月17日・阪神淡路大震災にて、故郷である神戸のまちが崩壊し、その後の表現に多大な影響を与えた。それぞれが大きな自然災害により大切なものを失った二人に共通することは、ものづくり、表現をする者である以前に、ひとりの人間としての悲しみ、苦しみを抱えながら、自らの表現と向き合ってきたことにある。そのお二人を、対話の相手として、本プログラムのアドバイザリーボードである、アーティスト、クリエイティブディレクターの豊島秀樹をファシリテーターに、今年度の陸前高田ミーティングを行った。具体的な成果として今すぐには示すことができないが、ここでの対話の記録を普遍的なメッセージとして出版、配布し、プログラムの成果として共有する。
◎開催時期:2018年3月23日、24日(2泊3日)
◎場所:箱根山テラスおよび陸前高田市内各所、リアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)を視察。
◎講師:畠山直哉(写真家)、河口龍夫(彫刻家)、豊嶋秀樹(アーティスト、キュレーター)、日沼禎子(プログラムディレクター)

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