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水と土の芸術祭2018

 2009年から始まり今年第4回展を迎える「水と土の芸術祭」は、新潟市という都市名ではなく「水」と「土」という、生命の誕生を促し育んできた根源的物質を表題に掲げていることを特徴としています。
 新潟は、まさに「水」と「土」がせめぎ合う境界領域に生まれました。信濃川、阿賀野川の両大河が大量の水と土砂を運び、沿岸では延長70kmにもおよぶ日本最大級の砂丘列により数多くの潟湖が形成されました。この歴史のなかで先人たちは、「水」と「土」の恵みを享受する術を学び、脅威を削る試行錯誤を重ね、その英知を脈々と受け継いできました。それは、人類誕生以来の一つの縮図であり、ゆえに新潟が育んできた文化は人類共通の英知であると考えます。
 「私たちはどこから来て、どこへ行くのか~新潟の水と土から、過去と現在(いま)を見つめ、未来を考える~」という、継続する基本理念のもと、今回は「メガ・ブリッジ─つなぐ新潟、日本に世界に─」というコンセプトを設けました。新潟と日本各地、そして世界を結び、市民同士をつなぎ、新しい視点、感性を育む壮大なアートの架け橋です。多彩なアプローチでこれまでにない新潟市の魅力を発信していきます。

                水と土の芸術祭2018総合ディレクター  谷 新


会期
2018年(平成30年)7月14日(土)~10月8日(月・祝) 計87日間

会場
市内全域
メイン会場:「万代島旧水揚場跡地」
サテライト会場:「新潟市芸術創造村・国際青少年センター(旧二葉中学校)」
その他、市内全域で各プロジェクトを展開する。

事業
・市民プロジェクト(市民自らが企画・運営するイベントやプロジェクト等)
・こどもプロジェクト(次代を担うこども達の創造性を育む事業)
・アートプロジェクト(アーティスト等を招へいし、新潟の地勢的な成り立ちや暮らし文化に深く根差した芸術性の高い作品を制作・展示)
・シンポジウム(芸術祭の取り組みと連動したトークイベント等)
・にいがたJIMAN(「食」や「農」・「伝統芸能」など、新潟市の誇る豊かな文化を広くPR)

活動情報

活動ファンド 社会創造アーツファンド Arts Fund
申請時期 2017年 第3回
活動地域 新潟県
活動ジャンル 美術
活動者名 水と土の芸術祭2018実行委員会
活動名 水と土の芸術祭2018
活動名(ふりがな) みずとつちのげいじゅつさいにーぜろいちはち
実施時期 2017年 1月 26日 ~ 2019年 3月 31日
会場 実施場所:新潟市内全域※本市の魅力である「潟」「砂丘」「港」などを活用した会場・メイン会場:「万代島旧水揚場跡地」、サテライト会場:「旧二葉中学校」・市民プロジェクトおよびアートプロジェクトの一部は,新潟市内全域で展開する。
所在地 :
寄付金額 / 目標金額
890,683 / 8,000,000

活動完了報告

水と土の芸術祭は政令市新潟の一体感醸成と交流人口の拡大を目的に、過去3回にわたり開催してきました。
信濃川と阿賀野川という二つの大河が運ぶ「水と土」から生まれた地勢の成り立ちや新潟の豊かな暮らし文化など、地域の宝を掘り起こし、先人たちが不屈の精神と創造性を発揮し、自然との共生の中で作り上げてきた今の豊かな新潟市の成り立ちを、現在を生きる私たちが見つめ直し、未来を考えるきっかけとしたいという思いが込められている芸術祭です。
第4回目となる今回の水と土の芸術祭2018は、初回から変わらぬ基本理念のもと、新潟開港150周年記念事業の一つとして2018年7月14日から10月8日までの87日間にわたり開催しました。
<水と土の芸術祭2018における事業の5本柱>
①市民プロジェクト
市民自らが企画・運営するもので、イベントのみならず、まちづくりや地域活性化に繋がるプロジェクトを支援しました。【実施件数:82件】
②こどもプロジェクト
次代を担うこども達の創造性を育むプログラムとして、芸術の面白さ、楽しさ、すばらしさを体感し満喫するとともに、地域の歴史・文化への理解を深める機会を提供しました。
【実施内容:ワークショップ35件、ワークシート配布数8,800枚、みずつち給食ほか】
③アートプロジェクト
新潟の地勢的な成り立ちや、暮らし文化に深く根差した芸術性の高いアートプロジェクトを実施しました。
アートプロジェクトは、市民や地域が様々な形で関わることができるものとし、また、多様な人が楽しめ、大きな集客力が期待できるものとしました。造形物の制作だけでなく、ワークショップなども実施しました。【作家及び作品数:38作家、48作品】【会場:メイン会場「万代島多目的広場」サテライト会場「新潟市芸術創造村・国際青少年センター(ゆいぽーと)」 ほか 16会場】
④シンポジウム
「水と土」に相応しい、新潟らしい食や潟の魅力の発信と地域活性化につながるトークイベントを開催しました。【開催回数:シンポジウム4回、トークイベント6回】
⑤にいがたJIMAN
水と土によってもたらされた最大の宝物である「食」や「農」、「伝統芸能」、「おどり」など、新潟市の誇る豊かな文化を国内外からの来場者に広くPRしました。
【実施内容:みずつちカフェ、水と土の収穫祭、Chef’sマルシェ、みずつち・食巡り、live kitchenみずつち、伝統芸能等イベント、まちあるき、公式ショップ「橋、私。」など】

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