芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

採択活動一覧

「ベップ・アート・マンス 2019」および「関口 光太郎 in BEPPU」

活動情報

活動ファンド SOMPOアート・ファンド
申請時期 第4回
活動地域 大分県
活動ジャンル 美術、その他
団体名 混浴温泉世界実行委員会
活動名 「ベップ・アート・マンス 2019」および「関口 光太郎 in BEPPU」
活動名(ふりがな) べっぷあーとまんすおよびせきぐちこうたろういんべっぷ
実施時期 2019年 4月 1日 ~ 2020年 3月 31日
会場 実施場所:別府市内(ワークショップは県内全域で実施予定)
所在地 :会場は未定(ワークショップは県内全域、展示会場は複数を想定)

活動完了報告

1. 活動概況
市民文化祭『ベップ・アート・マンス 2019』および個展形式のアートプロジェクト『関口 光太郎 in BEPPU』の2つを開催した。『ベップ・アート・マンス』は、文化や地域活動に対する市民の主体的な参画を促進し、別府市における芸術文化の振興、活力あふれる地域の実現を目的にする“水平型”の取り組みとして、企画立案から実現に向けたサポート、クリエイティビティの高い人材の育成・支援を行う市民文化祭である。2010年に27団体/43企画 (30日間) から始まったこの事業は、10年目となる今回98団体/123企画 (51日間) が実現した。その目玉事業として位置づけている個展形式のアートプロジェクト『in BEPPU』は、“垂直型”の事業として、国際的に活躍する1組のアーティストによる、地域性を活かしたアートプロジェクトを実施するもので、2016年度より始動した。今年度は、新聞紙とガムテープを使って作品を制作するアーティスト・関口 光太郎を招聘し、多くの県民を対象に県内各地の学校や企業、公共施設でワークショップを実施。市民県民とアーティストによる共同作品を制作・発表した。

『ベップ・アート・マンス 2019』
会 期:2019年9月21日 (土) 〜11月10日 (日) (51日間)
会 場:別府市内各所
来場者:14,590名

『関口 光太郎 in BEPPU』
会 期:2019年9月21日 (土) 〜11月10日 (日) (51日間)
会 場:トキハ別府店5階 (大分県別府市北浜2-9-1)
展覧会来場者:11,840名
ワークショップ参加者:2,829名 (会期前、会期中含む)

2. 現状の課題
集客面において、『関口 光太郎 in BEPPU』では会期前から別府市や大分市を中心とし、さまざまな場所でワークショップを実施、また別府市役所にて過去作品を展示するなど、事前広報に力を入れたことから、例年より多くの子ども連れ、ご年配の方が来場し、広く市民に本展を周知することができたと感じている。来場者アンケートの集計結果では、県内来場者80%/県外来場者20%という割合となった (※ 昨年度開催した『アニッシュ・カプーア IN 別府』では県内来場者55%/県外来場者45%)。今年は例年に比べ県外のアート関係者や行政関係者の視察が少なく、全国版の新聞や雑誌等への掲載も少なかったため、県外客をいかに増加させるかが課題となった。運営面においては、今年度は実行委員会内で3つの部会 (運営部会、イベント部会、広報部会) を設立し、協賛依頼先の開拓や県内広報先の拡大など、委員の具体的な協力を仰ぎながら事務局が業務を遂行し、運営側の連携体制を深めることできたと感じている。しかし、会場を円滑に運営するためのボランティアの募集に関しては、例年同様苦戦する傾向であった。別府市ボランティア連絡会の協力によって主婦の方々の参加が多く、午前中に活動するボランティアに関しては必要人数を確保することができたが、午後に活動するボランティアの十分な確保にはいたらなかった。

3. 今後の改善点
会期中に限らず、通年で参加することができるボランティア活動を設け、普段から主婦の方や学生と繋がりを持つことが必要だと考えている。また地域文化とアート鑑賞、両方を楽しむツアープログラムを取り入れるなど、県外客をターゲットとした魅力的なコンテンツの造成も検討していきたい。

4. 自己評価
2009年の国際芸術祭『混浴温泉世界』の開催、それ以降実施してきた様々な取り組みを通じて、別府はアートの町としても知られるようになった。その結果、アーティストなどの移住が相次ぎ、今では別府の人口のおよそ0.1%、120名を超えるクリエイターがこの町に住んでいる。また近年では、国東半島や大分市でも弊団体と連携した芸術祭が開催され、2018年の『第33回国民文化祭・おおいた2018』『第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会』の開催によって、県内の全18市町村に文化活動の波が大きく広がった。多くの県民が創作に携わった国民文化祭は、アートへの関心の深まりや創作意欲の向上をもたらした。この動きを継続すべく『関口 光太郎 in BEPPU』を企画、実施した。会期前は県内の美術館、企業、児童館、小学校、お祭り会場などでワークショップを実施し、合計1,023名の県民が参加。会期中は会場にワークショップブースを設け、関口氏の作品制作に関わる機会を作るとともに、県内4市にて出張ワークショップをおこなった。その結果、会期前、会期中あわせ合計2,829名の県民が参加した。ワークショップブースでは子どものみならず、大人も高齢者も、肢体不自由者もインバウンド客も、みな思い思いに創作に没頭する姿が見受けられた。少しずつではあるが、受動的な鑑賞者から能動的な創作者への変化を生み出したことは我々にとって大きく評価できる部分だと考えている。このような能動的な創作者の存在は、創造的で活力のある地域の実現において極めて重要な要素である。今後も市民の創作意欲の向上にもつながる機会を創出し、ますますこの動きを加速させ、世界のモデルとなるような創造的で活力ある地域づくりを目指したい。
また、新聞、雑誌など取り上げられたメディアの露出を広告換算した結果は88,952,869円となった。あわせて、別府市観光戦略部観光課が作成した『平成30年別府市観光動態要覧』に掲載されている1人あたりの消費額〈宿泊客:23,250円、日帰り客:4,683円〉をもとに観光消費額を算出した結果、344,569,764円となった。

5. SOMPOアート・ファンドの助成を受けたことによるメリット
予算の資金繰りが難航していたため、貴社の資金的なサポートがなければ本事業を実現できなかった。さらには貴社に助成をいただいたことで、より一層の社会的信頼を得ることができた。また、展示作品や来場者、イベント参加者へかける保険については、貴社商品を取り扱う別府の保険事務所に親身に相談に乗っていただき、安心かつスムーズに付保する保険を選択することができた。

6. 活動実施における協力機関や他の協働団体の関与について団体名およびその内容
・実行委員会参画団体 (大分県・別府市・県内教育機関・県内民間企業等 全24団体):協賛依頼先の開拓、イベント広報、ワークショップ開催、ボランティア募集など、事務局業務全般への協力
・大分大学、大分県芸術文化短期大学、別府大学、溝部学園短期大学:ワークショップに実施、ボランティアスタッフの紹介
・別府市 学校教育課、子育て支援課、市内各小学校、児童館:『関口光太郎 in BEPPU』ワークショップ開催場所の募集、提供
・別府市ボランティア連絡会:市民ボランティアの紹介
・大分合同新聞者:作品素材の無償提供
・海外要人向け国内旅行コーディネーター:ニューヨーク近代美術館会員やイギリスサーペンタイン・ギャラリー役員など、国外のアート関係者を連れ『関口 光太郎 in BEPPU』を視察
・別府市旅館ホテル組合連合会、大分経済同友会:定例会での広報協力
・(株)トキハ別府店、JR九州ビルマネジメント(株):会場提供
他多数

7. 媒体への露出(記事タイトル/媒体名/掲載年月日)
・カルチャー 評 芸術祭「in BEPPU」/朝日新聞/2019.10.16
・関口 光太郎 in BEPPU/Richesse 29号/2019.8.28
・古紙に命を吹き込む新聞紙アート/通販生活 2020年春号/2019.10.25
・アートで創出する多様な価値と可能性「in BEPPU」/月刊事業構想 2019年8月号/2019.8.1
・ひるいろ/ NHK大分/2019.10.14
・ライブニュースデイズ/ TOSテレビ大分/2019.11.6
等、新聞63件、テレビ23件、ラジオ3件、雑誌16件、Web記事46件 掲載

Page Top
PAGE TOP