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採択活動一覧

いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019

活動情報

活動ファンド 社会創造アーツファンド Arts Fund
申請時期 2018年 第4回
活動地域 石川県
活動ジャンル 音楽
活動者名 いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭実行委員会
活動名 いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019
活動名(ふりがな) いしかわかなざわかぜとみどりのがくとおんがくさい
実施時期 2019年 4月 28日 ~ 2020年 3月 31日
会場 実施場所:石川県立音楽堂ほか
所在地 :石川県金沢市昭和町20-1
寄付金額 / 目標金額
9,120,000 / 25,000,000

活動完了報告

 東京オリンピック・パラリンピック開催の前年度である本年度は、石川独自の文化芸術資源(①オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)に代表されるクラシック音楽や邦楽などの伝統芸能をはじめとした質の高い音楽文化資源②歴史的建造物や工芸、茶道をはじめとした文化財、生活文化等の芸術文化資源)を積極的に活用するよう企画の磨き上げを図り、音楽祭を芸・産学官で構成される実行委員会と共同で開催することで、石川の多彩な音楽文化の魅力を積極的に国内外に発信し、観光インバウンドの掘り起こしを図った。
 また、皇位継承年となること、とりわけ本公演の開催期間中に新天皇の即位を迎えることを踏まえ、これを祝う公演プログラムを企画し、日本人ならではの「心」に触れられる事業を実施した。
 さらに、文化庁が掲げる「日本博」の趣旨を踏まえ、通年にわたり事業を実施することとし、秋に、文化財を活用した外国人を対象としたコンサートや、地元出身の音楽家が出演するピアノ及び声楽のコンサートなどを実施した。

1 テーマ 「春待つ北ヨーロッパからの息吹」~ 北欧とロシアの音楽 ~
 石川・北陸と同じく厳しい冬を過ごし、春を待つ北ヨーロッパ地域の人々に共感し、北欧やロシアの作曲家や名曲に焦点を当て、「風と緑」の音楽祭にふさわしいテーマとして、新緑や桜など春の自然に親しむ日本人の心も感じられる、様々な公演を実施した。

2 会期
(1)春期:平成31年4月28日(日)~5月5日(日祝)
(2)秋期:10月19日(土)、22日(火祝)、24日(木)、11月16日(土) 

3 会場
 石川県立音楽堂、金沢市アートホール、北國新聞赤羽ホール、しいのき迎賓館、JR富山駅、高岡駅、富山県高岡市生涯学習センター、新川文化ホール、城東音楽院ホール、JR福井駅、ハーモニーホールふくい、能美市根上総合文化会館、白山市松任学習センター、津幡町文化会館、總持寺、本山妙成寺、尾山神社、能登演劇堂、のとじま水族館、輪島漆芸美術館、ラポルトすず、小松空港、のと里山空港、JR金沢駅及び周辺エリア、武蔵・香林坊エリア ほか

4 公演数等
(1)公演総数   180公演(有料公演 74公演、無料公演 106公演)
(2)入場者数   115,113人(有料公演 40,289人、無料公演 74,824人)
(3)出演者総数  2,500人(海外 220人、国内 2,280人)

<主な出演団体・演奏家>
【国内】オーケストラ・アンサンブル金沢、石川県箏曲連盟、岡山学芸館高校吹奏楽部、長野県高校選抜吹奏楽団、内藤淳子、水上由美、坂口昌優(以上ヴァイオリン)、遠藤文江(クラリネット)、若林顕、藤田真央、舘野泉、平野加奈、木米真理恵(以上ピアノ)、石川公美、木村綾子(以上ソプラノ)、近藤洋平(テノール)、森雅史(バス)、田中泯(ダンス)、渡邊荀之助、渡邊茂人(能舞)、藤間信乃輔(踊)、元井美智子、北川聖子(箏)、一川明弘(三味線) ほか

【海外】エーテボリ歌劇場管弦楽団、台湾フィルハーモニック、クロスボーンズ、ボロディン弦楽四重奏団、ヘンリク・シェーファー、リュウ・シャオチャ、チャン・インファン、ユベール・スダーン、ミヒャエル・バルケ(以上指揮)、ギドン・クレーメル、リチャード・リン(以上ヴァイオリン)、ギードレ・ディルヴァナ・ウスカイテ(チェロ)、バリー・ダグラス、ファルカシュ・ガーボル、ゲオルギス・オソーキンス(以上ピアノ)、アン=クリスティン・ジョーンズ(メゾソプラノ) ほか

5 特徴(音楽祭 5つの柱)
Ⅰ クラシック・プレミアム 
~北欧とロシアをテーマにした本格的なクラシックコンサート~
・フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグ、デンマークのハンス・クリスチャン・ロンビ、ロシアのR.コルサコフ、ムソルグスキー、ボロディン、グリンカ、チャイコフスキー等の名曲を、世界的アーティストを招聘
・ショパンのピアノ名曲チクルス演奏

Ⅱ 邦楽新時代
~伝統芸能「邦楽」の新たな魅力の発見~
・邦楽のアンサンブルによる演奏
・能舞とクラシックとのコラボレーション

Ⅲ くらしっく ア・ラ・カルト
~県民が楽しみながら気軽に親しめるクラシックコンサート~
・イタリア・オペラ合唱名曲を60歳以上の市民たちで大合唱

Ⅳ 北陸・石川発のライジングスター
~北陸・石川が育んだ若手音楽家たちの共演~
・IMA(いしかわミュージックアカデミー)受講生や、北陸新人登竜門コンサート出身者などから選抜しアンサンブル等による演奏

Ⅴ 来て!見て!参加して!楽しむ・クラシック
~地元演奏家や子どもたちと共に、みんなで楽しむ参加型プログラム~
・「吹奏楽の祭典」(地元吹奏楽団)、「市民オーケストラ・市民合唱団の祭典」、「ピアノコンサート」(オーディションで選抜した地元演奏家)など

6 主な内容
・国内外から一流の演奏家を招聘する本格的なクラシックコンサート
・石川が誇る伝統芸能である邦楽や能舞などとクラシックとのコラボレーション
・皇位継承を祝し、「祝典行進曲」のオーケストラ版による演奏
・「左手のピアニスト」の国際オーディションを行い、優秀者をソリストとしたOEKとのピアノ協奏曲のコンサートを実施
・本県の伝統工芸である輪島塗や九谷焼の作品を舞台上で披露し、人気作曲家がインスピレーションを受けた曲を即興でアレンジして演奏する公演を実施
※日露戦争後にロシアのステッセル将軍から乃木希典大将に贈られたとされる、輪島塗が施された特別なピアノを使用
・公募型合唱団と観客が一体となり、オペラの名曲の数々を合唱するコンサート
・石川が育んだ若手音楽家や県内小中学生など次世代を担うアーティストによる公演
・北陸三県の吹奏楽団が参加する公演、子ども向けのワークショップ
・県内7つの市民オーケストラ(総勢100名程度)による合同演奏
・外国人を対象とした英語ガイド付きの文化財を活用したコンサート(秋開催)
・地元出身のアーティストとOEKによるピアノと声楽のコンサート(秋開催)

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