東京ビエンナーレは2年に一度開催する現代アートと文化の祭典で、2020年夏（7月〜9月）に初回開催を迎えます。東京都心北東エリアにあたる千代田区、中央区、文京区、台東区にまたがるエリアを中心に、歴史的建造物、公共空間、学校、遊休化した建物等を会場として、歴史文化的に特徴のある豊かな地域で、多彩なプロジェクトを通じて文化資源の再発見を促します。

2019年秋（10月〜11月）にはプレイベントとして、3331 Arts Chiyodaでの「東京ビエンナーレ 2020計画展」をはじめとして都内各所で展覧会、シンポジウム等を開催します。

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東京ビエンナーレは、国内外から様々な人々が集まるダイナミックな国際都市TOKYOの中で、現代社会で分断した個々の「私」から、つながりをもった「私たち」を出現させ、そして、また新たな個性ある「私」を発見することができる共生社会・多文化共生を創出する『私から私たちへ』という視点を重視して開催を目指す。初開催におけるキャッチコピーは、「見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」とし、東京の街の中で何かが起こること、それを起こすのはアートだ、ということを告知する」ものとして選んだ。

2019年10〜12月は「東京ビエンナーレ2020プレイベント」として、5つの会場で、来る東京ビエンナーレの計画を示す展示を実施した。（例：HOW TOKYO BIENNALE?東京ビエンナーレ2020 計画展、水都・日本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう? コンテンポラリーアーティスト3組の新作展 [鈴木康広、スプツニ子!＋西澤知美、やんツー]　）

2020年5月に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、コア期間の延期を発表した。参加予定だったプロプロジェクトはプレイベントとして、イベントやワークショップ等を合計22個展開した。（例：RELATIONS 始動記念オンライン・シンポジウム&レクチャー・シ リーズ [毛利嘉孝他]、大丸有SDGs ACT5×東京ビエンナーレ2020/2021大きい人 [栗原良彰]、Emote-Girl [Hogalee]、フォレストボール [廣瀬 智央]　等）

上記2年間にわたる準備の末、2021年7月10日〜9月5日に「東京ビエンナーレ2020/2021」開催に至った。約90会場で70ものアートプロジェクトが展開され、+EX体験として、オンラインコンテンツも充実させた。来場者数53万人、イベント参加者数1.3万人。
（発表プロジェクト例）
■神田・湯島・上野・蔵前エリア
西尾美也（美術家）着がえる家＠海老原商店
藤浩志（美術家）kaekko Expo.＠アーツ千代田 3331 2F体育館
立花文雄（アーティスト）球体9『機会　OPPORTUNITIES』＠総武線御茶ノ水～秋葉原駅間旅籠町橋高架下
■大丸有・日本橋・京橋・銀座エリア
太湯雅晴（美術家）The Monument for The Bright Future TOKYO / 2021＠数寄屋橋公園
AR三兄弟（開発ユニット）都市と経験のスケール＠行幸通り、大手町パークビル
■本郷・水道橋・神保町エリア
林加奈子（美術家）詰まる人々＠東京ドームシティ Gallery AaMo と 都営三田線水道橋駅A3出口 をつなぐ通路
BKY+銭湯山車巡行部（建築家、都市デザイナー、彫刻家）令和三年度 銭湯山車巡行＠文京シビックセンターほか
■谷根千・日暮里エリア
鶯谷ベルエポック　鶯谷ベルエポック＠ランダバウト東京ほか
フィオナ・アムンセン（アーティスト、オークランド工科大学講師）引き継がれる息遣い＠未来定番研究所
■番町・麹町エリア
鄭 亭亭（アーティスト）千代田の夜＠オーディオウォーク
並河進（コピーライター、詩人、プログラマー）SAVE EDO /Poetic止まれ