ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン ヨコハマ2020は、2019年10月から次年度のセミナー受講生の募集活動を始め、2020年1月に応募締切、審査を経て2月下旬には21名の受講生が確定しました。しかしその頃から世界的に新型コロナウィルス感染症が容易ならざる事態となり、ギリギリまで推移を見守っていましたが、4月になりセミナーおよびコンサートの通常開催を断念するに至りました。既に演奏会チラシは完成、MMCJ創立20周年を記念した特別企画の準備も進行していた中での苦渋の決断でした。幸い未曾有で不可避の事態であることをスポンサーはじめ多くの関係者に理解していただき、協賛金やホールの予約等で例外的な措置を講じていただけたこともあり、最悪の事態を免れました。そして感染状況がやや落ち着きをみた秋以降、以下のような活動を企画・実施することができました。
 横浜みなとみらいホール主催の「横浜WEBステージ」への参加
例年横浜市とともにMMCJセミナー・演奏会を共催し、開催会場でもある横浜みなとみらいホールから招かれ、MMCJ修了生による弦楽四重奏を同ホールで収録（8月27日）、ミュージック・ビデオに編集して納品、11月にWEB上で公開されました。
 10月22日「講師・修了生による秋の特別公演　MMCJ室内楽コンサート」来場者121名。
MMCJ主催のコンサートとして企画。日ごろは演奏家として活躍中のため顔合わせが非常に難しい修了生と講師が、新型コロナウィルスによる演奏会の激減という状況を背景に、一緒に演奏する稀有の機会になりました。当日の演奏は、MMCJウェブサイトで公開中です。
 9月11日、横浜市役所アトリウムでのコンサート、来場者36名
2019年の修了生を中心にした弦楽四重奏を演奏（事前申込制による無料演奏会）。
・　 12月5日、15日及び2021年1月23日、クラシック・ヨコハマ出演、来場者数は順に23名、44名、53名。
横浜市主催の音楽祭で修了生メンバーによる弦楽四重奏を演奏。感染防止対策のため来場者数限定ではありましたが、地元クラシックファンの方に喜んでいただくことができ、また修了生の世代間交流が修了生同士の刺激にもなって、これまでにない演奏を作る結果となりました。
 10月26日、横浜市立戸塚高校吹奏楽指導
例年外国人講師が行っていますが、今年は創設音楽監督の大友直人が指導を担当。多くの感染対策を施した中での練習でしたが、生徒たちの音楽への情熱が反映する充実した1時間のレッスンでした。