活動ファンド | 社会創造アーツファンド Arts Fund |
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申請時期 | 2020年 第1回 |
活動地域 | 富山県 |
活動ジャンル | 舞踊、音楽 |
活動者名 | AIR SPLASH 運営委員会 |
活動名 | AIR & LIVE SPLASH TOYAMA 2020 |
活動名(ふりがな) | えあーあんどらいぶすぷらっしゅとやまにせんにじゅう |
実施時期 | 2020年 1月 1日 ~ 2020年 9月 21日 |
会場 |
実施場所:新川学びの森天神山交流館 所在地 :〒937-0013 富山県魚津市天神野新147−1 |
寄付金額 / 目標金額 |
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1.準備期間
12年続けている本活動ですが、今回はコロナ禍の状況で、開催すら危ぶまれました。理由は以下のとおりです。
a. 開催地である富山県への都市部からの流入がコロナ禍により難しかった為。
b. 参加者であるアーティストの収入が激減していること
a. に関しては、開催地である新川学びの森の全面的なバックアップの下、新型コロナ対策を十分取ることを条件に、開催できることになりました。結果的には地元富山県からも多数の参加者が我々とともに共同制作に携わってくれました。
b. に関しては、アーティスト参加費を投げ入れ制とすることで、参加しやすくすることができました。必要な経費は寄付で賄うことができました。
2.AIR SPLASH TOYAMA 2020
2020/09/13~09/22
アーティスト達の合宿を伴う共同制作「AIR SPLASH TOYAMA 2020」 開催
於:新川学びの森天神山交流館(富山県魚津市)
参加アーティスト 延べ37名(途中参加、帰宅あり)
ミュージシャン(ジャズ・クラシック・民族音楽・前衛音楽等)
ダンサー(ジャズ・コンテンポラリー・舞踏等)
役者・文筆家・映像作家
これまでの本活動は、ミュージシャン(ほとんどがジャズ)の自己研鑽、教育の場、としての側面が大きいものでした。2018年ごろからダンサーやフリーインプロビゼーションのミュージシャンの参加者が増え、音楽~ダンス~芝居等多ジャンル融合の新しい表現を模索する場へと変貌を遂げました。
また、AIR最終日のLIVE SPLASHの比重が増し、それへ向けたクリエイションが毎日行われるようにもなりました。最終日には帰宅している参加者も、高いモチベーションを持ってそれらのクリエイションに参加していました。
3.LIVE SPLASH TOYAMA 2020
2020/09/21
AIR SPLASH TOYAMA 2020にて制作した作品の発表「LIVE SPLASH TOYAMA 2020」 開催
於:同上
入場客数:32名
AIRでの様々なクリエイションで生まれたアイディアをもとに、「音楽でもダンスでもない新しい舞台芸術」を目指して公演を行いました。
前半はAIR参加アーティストがリーダーとなって企画した10グループが出演し、ジャズやスウェーデン民謡、演劇、ノイズ・アンビエントミュージックなど様々なパフォーマンスを披露しました。
後半は参加アーティスト全員による1時間の完全即興となりました。観客が会場に入るところから作品の一部となるようなインスタレーションや、富山の海や森で録音してきた音声を使った演出など、AIRで行ってきた様々なクリエイションの断片が現れ、10日間の走馬灯のようなパフォーマンスとなりました。
【芸術文化の水しぶき】
全国のアーティストが富山県魚津市で9日間の共同生活をする。
その中でジャズ・クラシック・ワールドミュージック・コンテンポラリーダンスなど、多ジャンルのパフォーマンスアートによる「共同の即興演奏の研究やディスカッション、創作活動」を、9日間の共同生活を通して行う。
その研究の場は広く開かれ、プロフェッショナルから即興を学ぶ若手までの様々な人々が参加する。世界で活躍するアーティストから駆け出しの若手までがお互いに意見を交わし、切磋琢磨し、新しい試みを行い、濃厚な時間を過ごす事で「即興演奏」から生まれる新たな創造性を形にして行く。
また地域市民とのワークショップも行い、アーティストが地元の人々との交流を深め、アウトリーチの場を作る。
これらの濃密な時間の中で生まれたここにしかないパフォーマンスを、その土地の人々が目撃し、ジャンルを越えて交わされた濃厚なセッションがアートの本質を高め、人々の前でプレゼンされる事になる。