活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2020年 第2回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 音楽 |
活動者名 | 大津純子室内楽実行委員会 |
活動名 | 大津純子心のコンサートその29 |
活動名(ふりがな) | おおつじゅんここころのこんさーとそのにじゅうきゅう |
実施時期 | 2022年 4月 1日 ~ 2022年 11月 4日 |
会場 |
実施場所:代官山ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内) 所在地 :東京都渋谷区猿楽町29−10 |
寄付金額 / 目標金額 |
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2005年に立ち上げられた「大津純子・心のコンサートシリーズ」は、音楽を通して”人々の心の交流”を図る有意義な文化的企画であり、年2回(春・秋)の恒例イベントとして多くの聴衆の方々に親しまれて来た。毎回のコンサートを楽しみにお見えになる常連のお客様、そして新しいファンも増え、いよいよ第30回目のコンサートを目前に張り切っていた折、2020年4月19日に予定されていた第29回目の開催は、2019年秋に始まったコロナ禍により(世界中で演奏会など全てのパーフォーミングアーツ・ライブ活動が中止となり)残念なことに延期せざるを得なくなった。本企画のプロデューサーであり演奏者でもあるヴァイオリニスト・大津純子はアメリカ合衆国を基盤に活動しているため、日米間に設けられた入国規制の煽りを受けて日本への帰国が叶わず、また予測できない感染者数の増加にも翻弄され続けた。”次回こそは・・・”と願う期待は社会的状況の悪化により悉く阻まれてしまい5回ものコンサート順延が続き3年の歳月が流れる事態となった。幸いにも本年春頃から日本における感染者数が多少減り始めたこと、また、日米間における入国規制緩和政策の実施が7月になされ、大津純子も無事9月に帰国。漸く今回10月23日(日曜)に3年ぶりの開催を実現することができたことに感謝の思いでいる。しかしコロナ問題は終焉したわけではなく、開催実施する上で感染予防のための様々な取り組みが事前に必要であった。
*取り組み1: 会場内の「密」を避けるため(座席の間隔にゆとりを持たせる)入場者数制限を試みた=これまでの100 - 120名定員を80名(73名会費支払い+7名招待者)に抑えた。
*取り組み2: お客様の交通機関利用時の安全性を確保するために(電車などが混まない時間帯に合わせて)開演時間を早め、午後3時半より開始。
*取り組み3: 長時間会場内に聴衆が留まらないで済むよう演奏プログラムを約1時間に短縮。本来の約1時間半のプログラム内容を2回のコンサートに振り分け、今回は<前編>、次回予定の2023年4月23日を<後編>とし、両プログラムのテーマに関連性と柔軟性を持たせることにした。
*取り組み4: このシリーズの魅力の一つであったゲストによるトークコーナーはコロナ感染状況が安定するまで休止することにした=室内での会話には話す側のマスク着用やアクリル板の設置などが求められるが、舞台周りへの大きなアクリル板設置は予算上無理であり、また、ゲストへの質疑応答の時間を安心して提供できないことが理由である。トークコーナーの代替として、大津純子が作曲者及び演奏曲目の説明をし、関連する裏話などを語った。もちろん話をする際には当人のマスク着用、そして小型ではあるがアクリル板をマイク周りに使用した。
*取り組み5: 恒例の演奏者と聴衆一体のレセプションは当然ながら取り止めとした。
*取り組み6: クラスターが発生することを避けるために、お客様にもマスク着用と会場に設置した消毒用アルコール液の使用をお願いした。
*取り組み7: コンサートの時間が短縮され、レセプションも行わないため入場料を下げ、一般5,000円(高校生以下は半額)に設定。
*取り組み8: 毎回レセプションのために協力して頂いている小田原・鈴廣さんにお願いしてミニ蒲鉾セット(割安にて購入)を出席されたお客様へのお土産として用意した。会場でのレセプションは出来ないが、ご自宅でプライベートなミニレセプションを楽しんでくださいとお話させて頂いた。
以上のように事前の様々な準備にかなり気を遣ったが、お客様の反応は素晴らしく、大変協力的で全て無事円滑、成功裡に終える事ができたことに安堵している。