人形劇「チト～みどりのゆびをもつ少年～」
2021年7月22日（祝）
会場：エルシアター
出演：人形劇団むすび座
内容：フランスの作家モーリス・ドリュオンによる平和を願う不朽の名作「みどりのゆび」を人形劇化。
あらすじ：ばら色の頬に金色の巻き毛のチト。裕福な両親に愛されて育った８才の少年チト。チトには不思議な力がありました。親指をあてると、どんな所にも花を咲かせ、緑を育てることができるのです。刑務所、病院、貧民街……チトは街を花や緑でいっぱいにし人々を驚かせます。ある日、戦争のニュースが飛び込んできて武器工場の経営者であるチトのパパは大忙し。それを知ったチトは…。
物事の本質を見抜く目を持つ主人公チトにとって、おとなの常識は、「なぜ？どうして？」と疑問に満ちたものです。純粋でまっさらな感性の子どもたちに、チトの行動を通し「疑問をそのままにせず、自分で考える」大切さを伝え、おとなには自身を振り返るきっかけとなりました。
様々な人形劇的手法を用いて、ぐんぐん伸びていき花開く植物の瑞々しさ、力強さを表現し、それは子どもの生命力、成長していくエネルギーと重なりました。心躍るファンタジーの力を借りて子どもたち・おとなたちに、平和な未来へと向かう限りないエールと希望の種を届けることができました。
参加人数：260名