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採択活動一覧

さどの島銀河芸術祭2021

今年いよいよ本祭を迎える「さどの島銀河芸術祭2021」は、新潟県の佐渡島で、自然や歴史、点在する民話や伝承を掘りおこし、島内外の刺激とともに新しい創造空間をつくり出し、「銀河」のようなきらめきや美的価値観を創造していくことを目的に、2016年から毎年アートプロジェクトを開催し培ってきました。

本祭となる今年は、注目作品として、メインの作家の一人である米国の著名な音楽家テリー・ライリー氏による音の出るオブジェ「Wakarimasen」を制作・設置することが決定し、幾度もオンラインミーティングを重ね、ようやく制作を進めています。

長年温め続けたこのプロジェクトを実現させたいという思いを一つに、多くの人間が関わり、予算を集めて参りましたが、予算がさらに必要となり、こちらで寄付を募ることを決意いたしました。

今までどこにもなかった、テリー・ライリー氏による彫刻作品を、ぜひとも佐渡島で、世界中の方々に見ていただきたいと思っています。
このプロジェクトは、DOMMUNEの宇川直宏さんの発案のもと、100年、1000年後にも続く作品として提示され、その1つ目の彫刻作品となります。
ぜひともご支援、よろしくお願いいたします。

音楽家テリー・ライリー氏のプロフィール&作品紹介は
さどの島銀河芸術祭2021公式ウェブサイトより、[作家・作品]→[テリー・ライリー]にて公開しております。



ご寄付をご検討の方々へ
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活動情報

活動ファンド 社会創造アーツファンド Arts Fund
申請時期 2021年 第2回
活動地域 新潟県
活動ジャンル 美術、生活芸術、芸能、音楽、映画、その他
活動者名 一般社団法人 佐渡国際芸術推進機構
活動名 さどの島銀河芸術祭2021
活動名(ふりがな) さどのしまぎんがげいじゅつさいにーぜろにーいち
実施時期 2021年 4月 15日 ~ 2022年 3月 31日
会場 実施場所:新潟県佐渡市内複数箇所
所在地 :新潟県佐渡市内複数箇所
寄付金額 / 目標金額
1,900 / 6,652,000

活動完了報告

テリー・ライリー

 佐渡島は、日本海最大の離島。大佐渡山地と小佐渡山地が北東〜南西に伸び、2 つの山地の間に国中平野が広がっている島は、その形からバタフライアイランドとも呼ばれてる。対馬暖流(海流)の影響で、夏は本土よりも涼しく冬は暖かく、多種多様な植物や海生生物をみることができる。かつては金の産地として、日本のみならず国際社会にも影響をおよぼし、トキの群れが優雅に飛んでいた佐渡。承久の乱に敗れた順徳上皇や、足利義教から弾圧を受けた世阿弥が配流された地であり、江戸時代から明治にかけては近畿・北陸・北海道を結ぶ北前船が盛んに行き来していた。時代時代にさまざまな人や物の往来があった佐渡は、能や鬼太鼓などの独特な芸能・文化を生み出し、独自の生活スタイルや日本文化が残っている場所である。
 本年度、本祭を迎えた「さどの島銀河芸術祭2021」では、そのような佐渡の自然や歴史、その中で育まれた民話や伝承、この地で暮らす人々の魅力を、「過去と未来の帰港地」をテーマに島内外のアーティスト達が媒介となり再発見し、多様な価値観が共存してきたこの島で、既存の枠組みにとらわれない展示空間やアートのあり方を考えていく取り組みを2021年 4月 15日 ~ 2022年 3月 31日の期間で、芸術祭会期は、8月8日~11月7日の期間で行った。
 新型コロナウイルスの影響下で、感染拡大防止対策をした上で、これまで5回行ってきた芸術祭や芸術祭プロジェクトを発展させ、さらに深化し、島内各地で、作品展示は、Terry Riley(米国 音楽、インスタレーション)とDOMMUNEによるプロジェクト、相川地区の史跡「佐渡金山」周辺に展示ししたほか、ホンマタカシ(日本 写真)が岩首地区の空き家を利活用し、カメラ・オブスクラ(暗い部屋)の展示、対局の明るい部屋には、カメラ・オブスクラで撮影した佐渡の海の写真を展示、宇佐美雅浩(日本 写真)は、2022年のマンダラ佐渡プロジェクトに向け、佐渡博物館にて宇佐美雅浩の個展「Manda-la」を開催。11月3日文化の日には、本人登壇のトークセッションを行った。その他の参加作家は、KUJUN(日本 インスタレーション)、梶井照陰(日本 写真)、本田青海(日本 竹工)、寺田佳央(日本 インスタレーション)、Ethan Estess(米国 インスタレーション)、楳図かずお(日本 漫画)、できやよい(日本 絵画)、宮田亮平(日本 金工)、ハ・ジョナム(韓国 インスタレーション)、山井隆介 + 長谷川億名(日本 インスタレーション)、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室+小岩金網株式会社、大輪龍志(日本 インスタレーション)、RAURA EMMA SUZUKI(日本 インスタレーション)、渋田薫(日本 インスタレーション)、生活文化研究フォーラム佐渡、佐渡の文化・自然を活用したキャンプフェスティバル、佐渡鷲流狂言「萩大名」・手話狂言「成上り・墨塗り」、シンポジウム等を行った。会場には、両津地区加茂湖湖畔や、金井地区の神社仏閣、相川地区の大間港などを選定し、参加人数は、18590人で、訪れる人たちにアートを通して、佐渡についてより深く知ってもらうことができた。

テリー・ライリーバンド
シンポジウム
テリー・ライリーWAKARIMASENモニュメント
さどの島銀河芸術祭
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