活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2021年 第3回 |
活動地域 | 埼玉県 |
活動ジャンル | 美術 |
活動者名 | いるまミュージアムパートナーズ |
活動名 | 文化を継承する埼玉の工芸作家 ~人間国宝の茶道具を中心に~ |
活動名(ふりがな) | ぶんかをけいしょうするさいたまのこうげいさっか にんげんこくほうのちゃどうぐをちゅうしんに |
実施時期 | 2021年 2月 2日 ~ 2021年 12月 31日 |
会場 |
実施場所:入間市博物館 所在地 :埼玉県入間市二本木100 |
寄付金額 / 目標金額 |
0円 /
1,000,000円
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おもな出展者は、当初の予定通り、原清氏(人間国宝・埼玉県内在住)、増村紀一郎氏(人間国宝・埼玉県内在住)、田口善国氏(物故作家・人間国宝・埼玉県に強い縁がある)、田口義明氏(田口善国氏ご子息・埼玉県内在住)、初代長野垤志氏(物故作家・人間国宝・埼玉県に強い縁がある)、二代長野垤志氏(初代長野ご子息・埼玉県内在住)、長野新氏(二代長野ご子息・埼玉県内在住)、内藤四郎氏(物故作家・人間国宝・埼玉県に強い縁がある)、増田三男氏(物故作家・人間国宝・埼玉県に強い縁がある)、の9名。
準備・開催・撤収、全段階において、主催者・各関係者ともに、昨今流行中の感染症の顕著な影響を受けずに開催できた。このこと自体、各方面において催事物を決行し難い時勢下において、大変得難いことであった。
とは言え、展覧会会期(2021年10月16日(土)~12月5日(日)の41日間)を通した有料・無料合計総入場者数は、2309人(うち、有料721人、無料1588人)であり、当初目標としていた5000人の半分以下に留まるものであり、数値面での結果としては、これまで当団体が同会場で開催してきた事業に比して大幅に飛躍することが叶わなかったと言わざるを得ない。
しかしながら、入場者・出展作家・及び各関係者らからは『入間市という地方都市で、本事業に見られる格式の高い展覧会が開催されることは記憶に新しく、出展作家のラインナップ・展示・関連事業(特別茶会:2021年12月4日開催。席主:長野新氏、特別講義:増村紀一郎氏)等、内容全般に関して、一石を投じるものであった』との評を得ることができた。
総じて、入間市博物館において既存の域に留まらない文化事業を開催することの意義を再認識できる好機、且つ、今後の更なる積極的な活動指針を得るものとなったと言える。
埼玉県入間市にある入間市博物館で、令和3年10月16日(土)から12月5日(日)にかけて、「文化を継承する埼玉の工芸作家 ~人間国宝の茶道具を中心に~」という展覧会を開催いたします。あまり知られてはいませんが、埼玉県には多くの工芸作家がいらっしゃり、多岐にわたる工芸品を制作されています。今回は特に、重要無形文化財保持者(人間国宝)の茶道具を中心に約80点展示いたします。ご出品いただける人間国宝の方は、陶芸の原清氏、漆芸の増村紀一郎氏、金工の(故)初代長野垤志氏、彫金の(故)内藤四郎氏、彫金の(故)増田三男氏、漆芸・蒔絵の(故)田口善
国氏の6名です。他には、二代目長野垤志氏、その後継者の長野新氏、田口善国氏の後継者の田口義明氏にご出品いただきます。秀逸の工芸作品をご覧いただける、貴重な機会となるはずです。
また本展の関連事業として、12月4日(土)に「彩の国・人間国宝の茶道具と狭山茶を愉しむ茶会」と題した茶席を催します。人間国宝の作品を実際に使い、その席主を今展出品者の長野新氏が務め、東京藝術大学名誉教授で人間国宝の増村紀一郎氏による「日本近代工芸史 昭和・平成に活躍の作家」という演題での講演会で構成される、極めて稀有であり、気品高い茶会となります。タイトルに狭山茶を愉しむ、とあるように茶席に使うはもちろん狭山茶から作られた抹茶、そして点心席でご提供するお料理にも狭山茶を使います。
そして工芸作品の展覧会の傾向として、どうしてもシニア世代に偏りがちであるところ、若い世代、さらにはジュニア世代にも関心や興味を抱いてもらうきっかけとなるよう、11月6日(土)に「工芸ワークショップ」を行います。その内容は子どもたちにも取り組みやすい、ベン柄染、ミニ畳、水引(ランプシェード)などです。
なお本展は、本年で150周年を迎える「埼玉誕生150周年事業パートナー」への登録、「埼玉県芸術文化祭2021」にも参加させていただいています。