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採択活動一覧

音楽劇『香港スケッチ』

香港×日本×新作ミュージカル

今を「なぜ」生きるのか、「どう」生きるのか。
3人の香港の若者の姿を通じて描かれる完全オリジナル作品。
香港と日本在住の舞台人がコロナ禍に言葉や文化の違いを乗り越えながら協創。
この作品を待っているであろう人に届けたい、という願いから始まった自主公演作品です。
今しか観られない『香港スケッチ』にどうぞご期待ください。
みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

あらすじ:2022年、香港 ―――。
香港で生まれ育った三人の若者。貧しい若者、叉焼仔(チャーシューザイ)は毎日をひたすら生きている。幼なじみの女性に恋心を抱きつつも、素直になれず、合えば口喧嘩ばかり。そんな折、イギリスからオーウェンが香港に戻って来る。オーウェンは二人にとって幼なじみだが、香港で有名なホ一家の跡取りでもある。彼が戻って来た理由は―――。
世界的に自分たちのコントロールが及ばない状況の中、若者たちは今を「なぜ」生きるのか、「どう」生きるのか。手を伸ばしもがきつづける。あの日の夕焼けを探して……。

香港スケッチの特色

1. 香港と日本在住の舞台人による協創
香港と日本在住の舞台人たちが、コロナ禍で行動に制限のある中で、リモート稽古および創作過程の発表を重ねながら、文化の違いや言葉の壁を乗り越えて創作。

2. 作品のディベロップメント
『香港スケッチ』は、限られた予算をやりくりしながら数年かけて曲を作っては破棄し、ストーリーを書いては再構築を繰り返しながら、米国ブロードウェイのような時間をかけた創作手法に少しでも近づけるような作品づくりを目指し精度を上げてきました。また、コロナ禍で演劇にとって非常に大事な「お客様に観ていただく」場を作ることが難しい状況が続いておりますが、ダンス・インプロ公演(2021年12月)、無観客配信ライブ(2021年12月)、有観客配信ライブ(2022年3月)を通じて、できる限り創作過程をお客様に観ていただき、フィードバックを受けながら作品のブラッシュアップに努めてきました。

3. ダイバーシティおよびインクルージョン
『香港スケッチ』は、女性の演劇活動を支援する日本劇作家協会のプログラムです。本作品では、作・音楽・プロデューサーの緒方桃子、演出の坂口阿紀をはじめ、19名のスタッフのうち美術、振付、音響、照明など創作にとって中核的な役割を担う11名が女性(57%)であり、キャスト7名(50%)が女性です。また、『香港スケッチ』は多種多様なバックグラウンドを持つ生き方を推奨することで、インクルーシブな世界の実現を目指しており、出演者の中には医者や僧侶として演劇とは異なる世界で活躍しているものや地方在住者がおります。

4. 国際交流と若手の登用
今後の香港と日本の国際文化交流の一助となるべく、香港出身の若い演出家がSNS広報を担当し、作品案内だけでなく、香港の文化・祭事を伝えたり、10本以上の広東語学習のビデオ「広東語でお芝居!」を国内若手女優と製作し発表中です。

活動情報

活動ファンド 社会創造アーツファンド Arts Fund
申請時期 2022年 第1回
活動地域 東京都
活動ジャンル 音楽、演劇
活動者名 香港スケッチ実行委員会
活動名 音楽劇『香港スケッチ』
活動名(ふりがな) おんがくげきほんこんすけっち
実施時期 2020年 10月 6日 ~ 2022年 8月 31日
会場 実施場所:座・高円寺1
所在地 :〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目1−2
寄付金額 / 目標金額
180,500 / 6,400,000

活動完了報告

YUEN Hon Wai

音楽劇『香港スケッチ』は、香港と日本在住の舞台人がコロナ禍にリモートで協創した新作ミュージカル。2019年に企画を立ち上げて、2020年から曲を発表、ダンスインプロ公演、無観客音楽ライブ、有観客音楽ライブ等を香港スケッチ実行委員会で主催。企画が日本劇作家協会プログラムに選定され、座高円寺の提携による音楽劇「香港スケッチ」として(夏の劇場09)、座・高円寺1で2022年7月6日-10日まで上演した(7回公演)(出演者数14名、総入場者数750名)。

『香港スケッチ』の特色:

1.香港と日本在住の舞台人の演劇による国際交流の実現

香港と日本在住の舞台人たちが、コロナ禍で行動に制限のある中で、リモート稽古および創作過程の発表、対面でのリハーサルを重ねながら、文化の違いや言葉の壁を乗り越えて共同創作。

2.作品のディベロップメント

限られた予算をやりくりしながら数年かけて曲を作っては破棄し、ストーリーを書いては再構築を繰り返しながら、米国ブロードウェイのような時間をかけた創作手法に少しでも近づけるような作品づくりを目指し精度を上げてきた。また、コロナ禍で演劇にとって非常に大事な「お客様に観ていただく」場を作ることが難しい状況下で、ダンス・インプロ公演(2021年12月)、無観客配信ライブ(2021年12月)、有観客配信ライブ(2022年3月)を主催し、できる限り創作過程をお客様に観ていただき、フィードバックを受けながら作品のブラッシュアップに努めた。創作活動の一環として、以下の活動を企画・実施:

(1)香港ー日本間でのZoomによるリーディング、歌稽古などのリハーサル。
(2)YouTubeチャンネルで使用曲の配信。香港・日本在住のアーチストと協働で数曲製作。香港スケッチ使用曲の「Trees」は、日本、香港、イギリスから30人以上が参加(歌手はリモート参加し、MVは香港で撮影。https://www.youtube.com/hongkongsketchesthemusical)。
(3)2021年12月19日(日)「香港スケッチ・ダンスインプロ公演」場所:ALR Theatre、東京都練馬区豊玉上。(非公開 https://youtu.be/XOH0lYZTGB8
(4)2021年12月22日(水)無観客配信ライブ「Afternoon Tea」を東京で主催。
(5)2022年3月5日(土)「香港スケッチ・ワールドプレミア音楽ライブ」。有観客配信ライブ/会場APIA40。
(6)国際交流事業として、香港出身の若い演出家がSNS広報を担当し、作品案内だけでなく、香港の文化・祭事を伝えたり、10本以上の広東語学習のビデオ「広東語でお芝居!」を日本の若手女優と製作し発表し、香港の文化を日本に伝えたり、作品の販促を行った。

3. ダイバーシティおよびインクルージョン

『香港スケッチ』は、女性の演劇活動を支援する枠で日本劇作家協会プログラムに選定。本作品では、作・音楽・プロデューサーの緒方桃子、演出の坂口阿紀をはじめ、19名のスタッフのうち美術、振付、音響、照明など創作にとって中核的な役割を担う11名が女性(57%)であり、キャスト7名(50%)が女性。また、『香港スケッチ』は多種多様なバックグラウンドを持つ生き方を推奨することで、インクルーシブな世界の実現を目指しており、出演者の中には医者や僧侶として演劇とは異なる世界で活躍しているものや地方在住者が参加。

4. 国際交流と若手の登用

今後の香港と日本の国際文化交流の一助となるべく、香港出身の若い演出家と日本出身の俳優がSNS広報・広東語動画を作成。

5.集客活動

企業メセナ協議会の「2021 Arts Fund」に採択される。
また、香港の文化庁にあたる「香港芸術発展局」から主演女優および通訳の渡航費の助成を受けた。提携 NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺(日本劇作家協会プログラム 夏の劇場09)

YUEN Hon Wai
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