活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2022年 第1回 |
活動地域 | 山梨県 |
活動ジャンル | 演劇 |
活動者名 | 子どもと舞台芸術大博覧会実行委員会 |
活動名 | 子どもと舞台芸術大博覧会2022 in KOFU |
活動名(ふりがな) | こどもとぶたいげいじゅつだいはくらんかいにいぜろにいにいいんこうふ |
実施時期 | 2021年 10月 13日 ~ 2022年 11月 30日 |
会場 |
実施場所:甲府市総合市民会館 所在地 :山梨県甲府市青沼3-5-44 |
寄付金額 / 目標金額 |
300,000円 /
500,000円
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開催日時:2022年7月30日(土)~8月1日(月) 3日間
来場者数:2,850人/ボランティアスタッフ数150人
舞台の森
対面での舞台公演を、21団体22ステージを実現させました。残念ながら、新型コロナ感染症の影響で、4団体4作品が中止。内1作品は代替作品の上演となりました。
演劇、人形劇、マジック、影絵、音楽と多彩なジャンル、0才から楽しめるBaby作品など年齢も幅広く、老若男女が楽しめるラインナップが揃いました。
会場となった甲府市総合市民会館は、5~6会場での公演が可能だったことで、来場者は一日に多くの作品と出会うことができました。
「子どもも喜んでいました。同世代の子どもたちと触れ合う機会が少ない中で開催頂きありがとうございました」「子どもと一緒にみることができてよかったです。ポジティブな気持ちで会場を出ることができました」「とてもクォリティの高い人形劇で、大人も引き込まれました」「はじめてげきをみました。すごくおもしろかったです」「す~ごいすばらしかったです。またぜったいみにいきたいです!」など、参加者からのアンケートからは、コロナ禍で閉塞した日常に、前向きな気持ちと感動する心を届けられたことがわかります。
あそびの森
あそびの森には6つの企画がありました。
①「あそびのひろば」
会場は、アリーナという大きな空間。ここには、子どもたちやいろいろな生き物が賑やか集まってくる・・そんなイメージで、大博覧会のモーリーの世界とおかしな生き物やあそびを配置しました。
当日は日替わりで、万華鏡つくり、飛び出す絵本作り。常設では折り紙、ともだちをつくろう、モーリーの塗り絵、科学工作など、誰もがふらっと立ち寄れて、興味を持ったものに参加できるようにしました。
➁「サブステージ」
あそびのひろばのすぐ隣に、気軽に舞台芸術と触れ合える場としてサブステージを設置。地元の団体やプロのアーティストなどが、ショートショートのパフォーマンスを披露。あそびに夢中になっていた子どもたちが、思わず手を止めて見入ってしまう姿も見られました。
③つみ木おじさん
「くずれてもあきらめない」を合言葉に、15000個のつみ木を使ったワークショップ。参加者は思い思いの作品を創り、最後に作品同士をつなげていくと、そこには大きな街が完成。子どもたちの表現力と創造性が満ち溢れる時間でした。
④よっちゃばれステージ
「国籍、性別、年齢、障がいのあるなしを超えて、みんなで音楽を楽しもう」がコンセプト。出演は地元の2団体とプロの3団体、合計5団体で構成。アフリカ音楽もあれば、地元に伝わる音頭など、幅広い世代の人達が集まり、一緒に身体を動かしながら音楽を楽しみました。
⑤ワークショップ
プロを講師に迎え、3つのワークショップを企画しました。(内1企画はコロナにより中止)どちらも身体を使ったり、紙を使ってオリジナルな生き物をつくったり、自由な発想で表現することを楽しむプログラム。初めて体験する人がほとんどでしたが、時間が足りなくなるほど楽しむことができました。
⑥大合奏スペシャル
音楽が好きな人が集まり、その日限りの合奏をしよう、という目的で始まった企画。たくさんの楽器を用意し、プロのアーティストによるワークショップを行いました。参加者からは「観劇だけでなく、自分で触れて体験できたことがよかった」という声がありました。最後は甲府バージョン大合奏で締めくくりました。
まなびの森
「あそびから創造へ~子どもが育つ豊かな体験とは?~」をテーマにシンポジウムを行いました。パネリストに花輪充氏(東京家政大学教授)、中市真帆氏(プレイアドバイザー)、荻野雅之氏(木楽舎つみ木研究所)の3名を迎え、コーディネーターは森本真也子氏(子どもと文化全国フォーラム)が務めました。
子どもにとって「あそび」の中ではぐくまれるものは何か。3名それぞれの実践を踏まえたお話から、その重要性と環境つくりについて学ぶことができました。
Babyの森
主に0~2歳の子どもたちのためのスペースとして企画。
3日間、午前中はBabyのための舞台作品の上演。その後は、フリーにゆったり過ごせる場所としてあかちゃんひろばを開設。直接プロのアーティストと交流できる場所になりました。
プレ企画として、甲府市内の子育て支援センターにコンサートのアウトリーチを行ったことも功を奏し、3日間、多くの親子で賑わいました。
ボランティア
5月に募集を開始し、市内の高校や大学などに働きかけました。予想を超える反響があり150名もの応募がありました。コロナ禍という困難な時期は、高校生や大学生からボランティア体験の場も遠ざけてしまっていました。久しぶりの大きなイベント、ワクワクする内容に、誘い合って参加する姿が多く見られました。初めてのボランティアだという人が多い中、来場者への声掛けや案内もスムーズ。何より、10代、20代の若いエネルギーが会場中に満ち溢れ、本イベントの空気感を作ることに、大きな力を発揮しました。