第15回目となる2022年の八ヶ岳音楽祭inYamanashiは、コロナ過の中、北杜市感染防止対策ホールガイドラインに沿ってステージ上での人数を制限して企画を変更して開催した。山梨県をはじめ県外から163名のプロとアマチュアの音楽愛好家が参加。音楽祭に先立ち、2021年11月より、山梨県民を中心に88名（アマチュア参加者）が集まって編成した八ヶ岳音楽祭合唱団が、東京から招聘した声楽専門家の一貫した指導のもと、毎月約2回のペースで事前練習を重ねた。
10月8日にスタートした音楽祭では、100名（プロ声楽家、ソリスト含む）の合唱団と63名の管弦楽団が練習を行い、多数のボランティア・スタッフの協力を得て、10月10日に北杜市高根町の高根ふれあい交流ホール（八ケ岳やまびこホール）にて矢崎彦太郎指揮：モーツアルト作曲「魔笛」序曲、交響曲第1番「パリ」、ソプラノ二宮咲子、アルト立川かずさ、テノール青地英幸、バリトン古澤利人、独唱の「レクイエム」等、モーツアルトプログラムで一般向けコンサートを開いた。コンサートには通常の収容人数のお客様にご来場いただき、久々のコンサートを待っていた超満員(457名）のお客様にオーケストラと合唱団による演奏を楽しみ、クラシック音楽の魅力を余すところなく堪能していただいた。北杜市のみならず山梨県の秋の一大イベントとして灯を消すことなく定着させることができた。