1995年に川崎市の「しんゆり・芸術のまち」構想の⼀環としてスタートしたKAWASAKIしんゆり映画祭は、「市⺠（みんな）がつくる映画のお祭り｣として、新百合ヶ丘を拠点にして2８回目を迎えます。

　当映画祭では、「映画とともに まちとともに」をテーマにして国内外の良質な映画を市民目線で発見・上映し、映画を創る人・観る人・観せる人のつながりを大切にしながら、多くの市民にお届けしてきました。市民ボランティアスタッフが企画・運営の中心を担い、今年度も夏休みの野外上映会を皮切りに、秋の公式映画祭（本祭）とバリアフリー上映、中学生を対象にしたジュニア映画制作ワークショップなどの事業・活動を実施してまいります。

　こうした映画祭の事業・運営を安定させて、より多くの方々へ映画や映像文化の素晴らしさをお伝えしていくためには、皆さまからのご支援が欠かせません。ご寄付の詳しい方法などは、以下のURLでご覧ください。皆さまの温かいご支援をお待ちしています。
https://www.main.siff.jp/donation

《ご寄付をご検討いただいている皆さまへ》
　税制優遇が適用される企業メセナ協議会経由でのご寄付を申し込まれる場合は、事前に当映画祭事務局までご連絡くださるようお願いします。
⇒連絡先は以下をご参考ください。
https://www.main.siff.jp/contact

　なお、本祭終了後は、返礼品の内容は一部変更となりますが、2023年３月までご寄付の申込みを受け付けています。

　２０２２年のKAWASAKIしんゆり映画祭は、「迷ったときこそ映画をみよう」をキャッチコピーに、感染症や世界情勢などで不安が社会を覆うなか、「生きる力」「自分の生きる道」に焦点をあてた作品を中心に上映を行いました。各種ガイドラインを参考に、客席の使用を通常に戻し、期間を５日間、プログラム数13作品で計２５回の上映を行い、1574 人のお客様にご来場いただきました。地域イベントにも積極的に参加し、「映画」を通した街との交流へ注力することができた年となりました。イベント参加時には映像の仕組みを塗り絵で紹介する「ソーマトロープうちわ」や、集めたアンケートを本祭会場の会場装飾にするなどの施策も行い、多くの市民に「KAWASAKIしんゆり映画祭」を通して「映像のまち・かわさき」に参加していただける活動となりました。
　本祭での上映全体に関しては、９６．８％のお客様から「非常によかった」「よかった」の評価をいただきました。
ジュニア映画制作ワークショップは、ストップモーションアニメーションのグループ制作を行い、３年ぶりのグループ活動を行うことができました。野外上映会は３年ぶりの実施となり、会場の密を避けるため事前申込制とするなどWithコロナ下での開催となりました。

本祭　実施期間2022年10月30日、11月３日～6日　来場者数１５７４人
ワークショップ　実施期間2022年12月4日～2023年1月15日（内6日間）参加人数９人
野外上映会　実施期間2022年8月20日　来場者数１５７人