活動ファンド | 社会創造アーツファンド Arts Fund |
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申請時期 | 2022年 第2回 |
活動地域 | 神奈川県 |
活動ジャンル | 美術、舞踊、芸能、音楽、演劇 |
活動者名 | NPO法人 あしおとでつながろうプロジェクト |
活動名 | アートノカケラ〜特性から生まれる文化芸術活動を資産として提案する〜 |
活動名(ふりがな) | あーとのかけらとくせいからうまれるぶんかげいじゅつかつどうをしさんとしてていあんする |
実施時期 | 2022年 4月 17日 ~ 2023年 3月 31日 |
会場 |
実施場所:吉野町市民プラザほか 所在地 :横浜市南区吉野町5-26 |
<活動内容>
1.タップダンス・音楽・即興演劇ワークショップと座談会開催・アーカイブ公開(3件)
・豊岡演劇祭2022フリンジ「To know あなたが何かを知るために」9/17,18
・豊岡演劇祭学校プロジェクト「アートノカケラ」兵庫県立出石特別支援学校9/29
豊岡演劇祭フリンジセレクションの部で採択され、横浜市内の障害のある出演者(=メッセンジャー)と現地参加者とでワークショップを経て作品創作を行い上演しました。
また学校プロジェクトとして、メッセンジャーとともに支援学校を訪問し「アートノカケラ」ワークショップを行いました。電波状況から中継配信は行わず録画公開としました。
・ YPAM2022フリンジ「To know あなたが何かを知るために」公演および事前座談会映像限定公開 ゲスト:望月茂徳准教授/立命館大学映像学部・野崎美樹/アートプロデューサー12/18
まずゲストと「アートと福祉で生み出す未来」についての事前座談会行い録画、横浜と大阪の障害のある出演者がワークショップを経て公演を行い、その後に事前座談会映像上映をもとに当日の観客と座談会を行いました。画質などの問題から、中継配信ではなく録画とし記録は限定公開としています。
(1)時期:2022年9/17~18,29,12/18(計3回)
(2)場所:日高文化体育館・兵庫県立出石特別支援学校・黄金町高架下ギャラリーsiteC
(3)参加:60名(現地)・約500名(配信記録観覧)
(4)内容:公演およびそれに至る創作過程やワークショップメソッドの元になる考え方の社会共有を行いました。
2. NFT(デジタルアート)画廊およびアート作品販売準備
鎌倉市青年会議所主催「NFT入門編〜デジタルアート可能性と未来」イベントに出展するなど、ワークショップから生まれた作品をデジタルアートもしくはリアル作品として販売する準備に着手。また1年間準備してきた2名のあしプロメッセンジャーソロ映像を作成し公開しました。”じぬっち”3/20,”みのり”3/21
資金不足からNFT画廊の準備は今年度は行いませんでしたが、その他全活動はデジタル化し、SNSで動画公開しました。https://www.youtube.com/@ASI-PRO
(1)日時:2022年6/25,3/30,31
(2)場所:株式会社プロシード/鎌倉市ほか
(3)参加:40名
(4)内容:システム検討・協力者探し
3.特性あるアーティストのライブ&WS企業提供開催・中継配信・アーカイブ公開(10件)
特性のあるアーティストが出演するライブ&ワークショップ[音楽・タップダンス・即興演劇]を開催しました。企業等との協働開催にすることで交流の機会をうみ社会認知を広げるとともに、イベント内容の充実に寄与するという社会貢献の方法を提案しました。また、福祉施設との協働による創作ワークショップの提供も行いました。
年度最後のイベントとして、あしプロワークショップのメソッドを応援者であるご家族や支援者に体験していただくワークショップと、障害ある若者を中心とした体験談のシェア、そして、アート×福祉の活動者による座談会をおこないました。
(1)日時:2022年4/29,5/3,7/25,8/7,8/18,11/4,12/21,1/18,2/18,3/4
(2)場所:神奈川県内実施中継ほかご依頼先
・葉山芸術祭「アートノカケラ」4/29,5/3
・横浜市社会福祉協議会学童交流事業「アートノカケラ」7/25
・ジンギーザップエンタープライズ主催Live「カラフル鎌倉」8/7
・いそかつ(NPO法人新 磯子区障害者地域活動ホーム)共催「ルーティン活動に潜むアートノカケラ」8/18
・横浜市市場小学校個別支援級交流活動11/4
・いそかつ(NPO法人新 磯子区障害者地域活動ホーム)共催「歩くをあそぶ〜アートノカケラ」1/18
・横浜市社会福祉協議会主催「感謝の集い」いそかつ出演サポート12/21,2/18
・ジンギーザップエンタープライズ協賛「あしプロチャリティ交流会」ゲスト:望月茂徳准教授/立命館大学映像学部 登壇:安武宗吾/磯子区障害者地域活動ホーム・ 古川彩香/ダンスセラピスト@鎌倉3/4
(3)参加者:420名(福祉・教育・企業)
(4)内容:福祉施設・学校との協働による創作ワークショップの提供・企業等との協働によるパフォーマンスライブの発信
4. 特性あるアーティスト育成
主に知的障害のある若者の志望者(13名)それぞれの特性を引き出しながらアーティストとして育成し、演目創作に至るためのメソッド「動物クイズ〜非言語のエチュード」を開発し「To kbow あなたが何かを知るために」作品上演につながりました。練習会には13名の他にzoom参加で大阪から2名、山形から1名が参加。資金不足が見込まれる中でも練習回数をなるべく減らさずに会場変更して回数を確保するほか、活動継続への協働としてアーティストから会場を提供いただきました。アートスタジオアイムヒア https://www.iamhere-project.org/artstudio/
(1)時期:2022年4/17,5/22,29,6/12,26,7/3,24,8/14,21,9/4,11,10/9,11/6,12/4,1/8
(2)場所:吉野町市民プラザ・アートスタジオアイムヒア・あーすプラザ・青少年育成センター(横浜市)
(3)参加:20名×15回
(4)内容:練習会
主なスタッフ
総合演出・映像:塩田久人/クリエイティブディレクター
企画構成・振付:おどるなつこ/タップダンサー・振付家
演出助手・制作:いとうすずの/准認定ファンドレイザー
効果測定・評価:石幡愛/アートリサーチャー
効果測定 1~4全ての活動でロジックモデルに基づいたアンケートを実施、活動の効果を測定し、事業評価報告書を作成しました。3/31
〜成果データ〜
ギフト購入者 4社 (豊岡演劇祭実行委員会・横浜市社会福祉協議会・NPO法人新 磯子区障害者地域活動ホーム・有限会社ジンギーザップエンタープライズ)
寄付者 16名
助成1件(神奈川県マグカル展開促進補助金)
ギフト事業(イベント協働 ) 7件
メディア掲載 3件(こここhttps://co-coco.jp/news/asi-pro/・神戸新聞https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/202209/0015653790.shtml・神戸新聞10/7)
プログラム参加者 のべ約 420名
YouTubeチャンネル登録 225名
YouTube視聴総数 5,575回/年
練習会参加者 13名(第1期メッセンジャー6名 第2期メッセンジャー4名 継続参加希望者3名)
練習会 15回
映像公開 13本(うち2本限定公開)
出演 延べ 49名
正会員 23名 応援会員 6名
練習会参加 3団体
イベント参加 9団体
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〜効果測定総括(成果)〜
• メッセンジャーとの交流や、参加者同士がお互いに表現を受けとめたり受けとめられたりする体験が、これまでよりも多くの方に「よかった」と評価されるようになった。
• 上記の点は、練習会を通じて開発してきた非言語による即興演劇メソッド(動物クイズ)で大事にしている「相手をよく見ること」と通じるものであり、参加者にもイベントを通じて、相手をよく見ることを楽しく体感してもらえたのだろう。
• 今年度は、第2期メッセンジャーも交えて練習会を実施し、新たな人材の発掘・育成を行なった。また第1期メッセンジャーは、豊岡演劇祭(兵庫県豊岡市)やその関連事業として特別支援学校でのワークショップに遠征するなど、活動の幅を広げた。
• ギフト購入者、寄付者、協働先も徐々にではあるが増えてきている。
〜効果測定総括(課題)〜
• 事業計画に対して活動資金が十分とは言えず、出演者・スタッフへの支払額の低さにその皺寄がいっている。事業の規模感の調整、資金調達、定型的な作業の効率化が課題。
• 資金調達においては会費・寄付金・事業収入・助成金のバランスが大事であり、特に、継続的な支援者の獲得、安定した経営基盤の観点からいえば、会費・寄付金の割合を上げる必要がある。そのためには、イベント・コンテンツ単位ではない広報が必要。
目の前の人を笑顔にしていくこと。そこから始まる価値創造。
知的障害のある方には、一般的には「問題」とみなされる特性がありますが、見方を変えるとそれは、環境の変化を繊細に感じ取れる力であったり、自分のこだわりを追求し続けられる強さであったりします。このような彼らの「能力」をアートを通じて社会に発信することで、さまざまな表現が交流しあう体験を創造する、年間を通したアートプロジェクトです!
ご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
<活動内容>
1.特性あるアーティスト育成(月2回年間16回横浜市内)
主に知的障害のある若者の志望者(現8名+練習生)、それぞれの特性を引き出しながらアーティストとして育成し、同時に演目を創作しています。
2.ライブ&ワークショップ開催・配信・アーカイブ(年8〜10件)
特性のあるアーティストが出演するライブ&ワークショップ[タップダンス・即興演劇・絵画ほか]を開催します。さまざまな人の可能性が拓かれ、体験の成果物として即興ドラマ作品と美術作品が生まれます。企業との協働により開催することで企業の社会貢献の機会を増やします。
横浜市社会福祉協議会学童交流事業「アートノカケラ」7/25・ジンギーザップエンタープライズ主催「カラフル鎌倉」8/7・いそかつ共催「ルーティン活動に潜むアートノカケラ」8/18・豊岡演劇祭2022フリンジ「To know あなたが何かを知るために」9/18.豊岡演劇祭学校プロジェクト「アートノカケラ」兵庫県立伊豆市特別支援学校9/29・YPAM2022フリンジ「To know あなたが何かを知るために」12/18・いそかつ共催「歩くをあそぶ〜アートノカケラ」1/18・横浜市社会福祉協議会主催「感謝の集い」いそかつ出演サポート2/18・あしプロ主催「あしプロチャリティ交流会」@鎌倉3/4 ←ご参加お待ちしております!https://asipro.info/2023/02/04/charitykamakura/
3.NFT(デジタルアート)画廊準備およびアート作品販売準備(年間)
ワークショップから生まれた作品をデジタルアートもしくはリアル作品として販売する準備をします。
<活動趣旨>
障害のある人に表現活動の機会を広げ、またその価値が社会から認められる方法を提案していきます。
<活動目的>
・障害ある人の表現活動や社会体験の機会を増やす
・障害ある人の創作活動の価値が認められ、生活が豊かになる
・デジタル環境の整っていない人々の作品をデジタルアートとしてその価値を社会に問う
・ニュートラルな(教育の結果ではない)アートの価値に多くの人が気づく
・さまざまな属性のあらゆる人の身近に芸術文化を行き渡らせる
・画廊機能として作品に適した方法で社会に発信する
・アート体験の楽しさを実感する人が増える
・誰かを応援することが自分の価値になる体験をする人が増える
・特性ある人とのアート活動のノウハウを社会に広める
・社会全体が多様性に満ち環世界の豊かさが広がる
<芸術文化振興および芸術文化振興による社会創造への貢献度>
芸術文化により福祉と社会(経済)をつなぐ事業は、まだ普及していないと言えます。
今まで出会ったことのないインパクトのあるものに出会いたい!
とてつもなく自分らしくある人に勇気をもらう!
自らが価値を感じたものに、他者も価値を認めてくれたら嬉しい!
誰もが、自分らしくありながら他者や社会と関わり、誰かのためになりたいと願っています。
社会体験を重ねることで加速的に成長してきた特性ある若者を社会の案内人に、本来バリアのない芸術文化を通じて、広い次世代が多様性を尊重し楽しみ合う体験をつくります。