活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2022年 第3回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 音楽 |
活動者名 | NPO法人 人力エネルギー研究所 |
活動名 | サステナブル・オペラ:オルゴール箱の「フィガロの結婚」 |
活動名(ふりがな) | さすてなぶるおぺらおるごーるばこのふぃがろのけっこん |
実施時期 | 2022年 7月 1日 ~ 2022年 11月 24日 |
会場 |
実施場所:サンパール荒川大ホール 所在地 :東京都荒川区荒川1-1-1 |
寄付金額 / 目標金額 |
0円 /
500,000円
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人力発電遊園地を舞台に、段ボール箱胴体の演者たちが、動き、歌い、モーツァルトのフィガロの結婚を演じるオペラ:サステナブル・オペラ:オルゴール箱の「フィガロの結婚」を2022年 11月 24日に荒川区のサンパール荒川大ホールで行った。ピアノによる14回の舞台稽古、そして、本番と同じ二台のエレクトーンによる前日のリハーサルを経て、無事本番の日を迎えた。
気候変動に苦しむ地球からのSOSを受け、300万光年離れた青色星の宇宙人アオヒトが地球にワープし、オルゴール箱の人形たちが演じる「フィガロの結婚」を通じて「愛」が地球を救うことを人々に伝えようとする創造的・想像的な演出による新感覚オペラである。
宇宙人アオヒトを世界的な身体アーティストの関根かんじ、フィガロ高田智士、スザンナ斉藤園子、伯爵に岡昭宏、伯爵夫人に谷原めぐみと、トップクラスの歌い手を揃えている。観客は招待客を含めて100人程度と十分ではなかったが、コロナ禍での催しとしてはやむを得なかった、と思っている。
私たちはどこから来て、どこに行くのか。生きる意味とは何なのか。
幕が上がるとレール上にSLが乗った人力発電遊園地に、段ボール胴体の人形型演者たちが静止しているのが目に入る。青い服を着た花道の宇宙人が、LED光り棒をオケピットの指揮者に一振りすると、モーツァルトの「フィガロの結婚」の序曲が鳴り響き、同時に、舞台上の人形型演者が誰かに操られているように、カタコトとぎこちなく動きを始める。
宇宙に無尽蔵に存在する水素エネルギーを自在に駆使する300万光年のかなたの脱炭素社会あおいろ星。気候変動と戦争に苦しむ地球人の危機シグナルをキャッチした星人の若者アオヒトが、時空ワープ機エアロバイクに乗って地球に舞い降りる。地球の破滅は宇宙破滅の引き金になることを知ったアオヒトは、哲学的とも言える問いの答えを「フィガロの結婚」のテーマ「愛」に求め、「愛」をオルゴール箱に封じ込めた究極のSDGsオペラの制作を試みる。