春の舞楽会(5月13・14日)は、初日午後から2日目まで雨天の間、屋外開催となった(来場者:100人程度)。秋の舞楽会(11月11・12日)は、両日とも天候に恵まれた(来場者:200人程度)。
春の舞楽会は、季節を彩る「春庭花」「胡蝶」「還城楽」のほか、初演となる「新靺鞨」などの舞楽を上演した。また、歌物は「東遊一具」を6年ぶりに再演できた。
秋の舞楽会は、舞楽の大曲「萬秋楽一具(5年前の実績をもとに全編初演)」「古鳥蘇(10年ぶりの再演)」の高い芸術性を追求できた。子供舞も定番の鳥舞「迦陵頻」のほか、5年ぶりに龍舞「納曽利」も再演できた。これまでに舞台経験のある小・中・高・大学生が、それぞれの舞や演奏を担当して、コロナ明けの本格上演を復活させた。