活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2023年 第1回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 演劇 |
活動者名 | Body Synergy Japan |
活動名 | 『BLOOM』〜地球がつむぐ”いのち”たちの物語〜 |
活動名(ふりがな) | ぶるーむ ちきゅうがつむぐいのちたちのものがたり |
実施時期 | 2022年 9月 1日 ~ 2023年 7月 21日 |
会場 |
実施場所:町田パリオ 所在地 :東京都町田市 |
寄付金額 / 目標金額 |
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活動期間中、シアター・マダムバッハとBody Synergy Japanによるプログラムを全10公演+オンラインセミナー1回開催した。プログラムは、親子向け(2〜6歳の子どもとその保護者)・指導者向け(子どもに関わる教育者/アーティスト/大学生)・子ども向け(在園/在学の児童)の3種を会場に応じて展開し、のべ総動員数は588名と盛況であった。
各公演の動員内訳は以下の通りである。
7月14日(金)@第二ひかり幼稚園…子ども向けプログラム162名(2回公演)
7月15日(土)@町田パリオ…親子向けプログラム60名/指導者向けプログラム31名
7月16日(日)@桜美林大学…親子向けプログラム33名/指導者向けプログラム32名
7月18日(火)@玉川学園幼稚部…親子向けプログラム97名(2回公演)
7月19日(水)@玉川学園小学部…子ども向けプログラム152名(2回公演)
7月20日(木)@zoom…オンラインセミナー21名
世界初上演となった本プログラムは、シアター・マダム・バッハと、子どもを中心とした参加者、そしてBody Synergy Japanとのインタラクティブな要素が非常に多いプロジェクトとなった。マダムバッハのプレイに、Body Synergy Japanが通訳とファシリテーションを担い、参加者も歌や動きに制作といった体験型の内容を行った。バイオダイバーシティをテーマにした本プログラムは、自然環境の減少および気候不安を抱える子どもたちへの現状に対する危機感から、子どもたちが未来に希望を持てるようにという願いを込めて創作されている。マダムバッハは、工業地帯の土地を購入し、パンデミック中に自分たちの手によって植物を植え、そこに昆虫や鳥といった動物が集まることのできる生態系を「The Curious garden 〜ワクワクの庭〜」としてつくることに取り組んでいる。彼らの劇場兼ワークショップスペースでもあるこの庭は、一般の子どもたちにも開放され、自然にふれあいながら、その色や音に耳を澄ませ、五感をクリエイティブに刺激する場所となっている。そして、この場所は人間のためではなく、動物たちをはじめとする自然のためであるということがポイントである。マダムバッハは、「自然や動物たちなしにして、私たち人間は生きていくことができない」というメッセージを、冒頭のストーリーテリングにて盛り込んだ。加えて、「ワクワクの庭は世界中どこにいても、自分たちの手によってつくることができるんだ」という思いを、生演奏の歌や動き、繊細で美しい小道具とともに客席内でも掛け合いながら繰り広げた。また参加者は紙で花を制作し、昆虫がやってきて花を咲かせるという”いのちのつながり”を、アートを通して体験している。本編のあとには、ひまわりの種の育て方をレクチャーし、各家庭にて成長するようすを観察できるキットを用意した。地球規模の深刻な課題であっても、自分たちのクリエイティビティによって乗り越えていく姿勢、そして子どもたちが未来へ希望を持てるようにという願いは、全プログラムにおける重要なテーマであった。
日本初上演!デンマークを代表する児童劇アーティスト、シアター・マダム・バッハの新作『BLOOM』
『BLOOM』は、バイオダイバーシティ(生物多様性)をテーマにした、「公演型ワークショップ」です。
バイオダイバーシティとは、地球上のさまざまな生物の”いのち”のつながりのこと。生演奏やストーリーテリングなどのパフォーマンスにのせて、参加者のみなさんも絵の具をつかってアートを創る、あたらしい参加型演劇体験をお届けします。
さっきまで鑑賞していたはずなのに、気がつけば自分もアートを創っている…まるで自分もこの作品の一部となったような、不思議な体験が待っていることでしょう。
たくさんの"いのち"たちの間で生まれた、小さな物語に想いを馳せ、参加型のアクティビティで綴ります。子どもたちの未来へのメッセージが、細部にまで織り込まれたプログラムです。
一般公演のほか、教育機関4校にてプライベート公演を行うプロジェクトとなります。
【一般公演】
日時:2023年7月15日(土)
親子向けプログラム(11:00-12:15)/指導者向けプログラム(14:00-17:00)
場所:町田パリオ4F パリオフィールド
主催:Body Synergy Japan(Creative Kids Academy)
協力:町田パリオ (※一般公演に関するご協力をいただき、クラウドファンディングには無関係です)
チケット料金:
・親子向けプログラム 親子1組:8,800円(大人1人&子ども1人)/子ども 2人目以降 2,300円/大人1名:5,500円
※対象年齢:2-6歳以下の子どもとその保護者(定員25組)
※2歳以上のお子さまについては、チケットが必要となります。お連れのお子さまが2人以上の場合には、子ども 2人目以降(2,300円)のチケットを、人数分ご購入ください。
※6歳以上のお子さまも親子でご参加いただけます。ただし、プログラムは2-6歳以下の子ども向けであることをご承知ください。
・指導者向けプログラム 大人1名:10,000円/学生1名:6,500円
※対象年齢:子どもの教育に関わる18歳以上(定員35名)
親子向けプログラムと同様の内容で、鑑賞・参加。そのあと、玉川さやかと松本武士のファシリテーションを通して、子どもたちとのインクルーシブな表現活動について考えるワークや、ディスカッションを行います。
※各プログラムには、日本語での通訳が入ります。
※キャンセルポリシー:入金後、キャンセルする場合は返金いたしません。
【オンラインセミナー】
日時:2023年7月20日(木)18:30-20:30 @zoom
18:30-19:00 来日公演報告会
19:00-20:30 オンラインセミナー
チケット料金:2,750円
オンラインセミナー内容:
・デンマークの教育と文化、シアター・マダム・バッハの創作について
・対談
・Q&A
※オンラインセミナーには、日本語での通訳が入ります。
※キャンセルポリシー:入金後、キャンセルする場合は返金いたしません。
登壇者:
・CHRISTIAN SCHRØDER(シアター・マダム・バッハ)
・PERNILLE BACH(シアター・マダム・バッハ)
・松本武士(Body Synergy Japan)
・玉川さやか(Body Synergy Japan)
シアター・マダム・バッハの登壇は19:00〜となります。
<プロジェクトを始めたきっかけ>
パンデミック中に出会った、シアター・マダム・バッハの過去25年間の経験が生かされた、新しい児童劇をぜひ生で日本の子どもたちに伝えたい!という思いより始まった企画も、海外のアーティストを招待するとなるとかなりの資金が必要となります。
渡航費から宿泊費、そしてアーティストへの謝礼など、一般公演のチケット代、学校からの謝礼などだけでは賄いきれません。かるふぁんを通して集まった資金で、プロジェクトを成功させ、これからの未来を担う子どもたち、そして子どもたちの親たちに舞台を通してデンマークのアーティストと出会い、今までにはない学びを体験してほしい、そんな願いがあります。
また今回は、現場に立つ指導者や教育者、そして子どもと関わりのあるアーティストたちのためのプログラムも設けています。あたらしい時代の、あたらしい教育シーンをクリエイトするために、このプロジェクトを通して、これまでとは違う角度から子どもとの関わり方を学ぶ機会に、出会っていただくことも目指しています。
このプロジェクトを通して、再び人と人が出会い、つながるきっかけをつくっていきたいと思っています。そして、どうかその機会に、みなさまのお力も貸していただけると嬉しいです。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!