Center line art festival Tokyoは西東京地域の行政区間における文化格差を民間主体による文化活動によって解消し、市民生活全般の文化的向上を図るために、2021年より年度毎の事業としてスタートしました。
2020年のコロナ禍の経験を経て、芸術文化を通して世代や地域をはじめ全ての属性を超えたコミュニティの構築と新たな生活価値の創出が必要であると考え、本事業を国内他地域および他国から西東京地域への人流と交流を生み出す、流動的なプラットフォームとすることを目的としています。

＜実施意図＞
①多様性に富んだ表現を広く一般に向けて発信してゆき、アートを介した文化的・知的交流が活発に行われる場を創出することにより、今一度「市民が支える芸術」という基軸を生み出し、西東京地域の広域コミュニティの形成を文化面から促してゆくこと。
②行政区間を越えた回遊型アートフェスティバルとして本事業を開催することで、東京中心部から西東京地域へと文化領域の拡大を図るとともに、人と人、街と街とを繋ぎ、「アートを介した小さな旅」というマイクロツーリズムの価値を生み出してゆくこと。
③アートという文脈からソーシャルインクルージョン（社会包摂）への取り組みを行い、子供たちへの情操教育に加えて、障害を持つ方や高齢者の孤立等、教育・福祉が抱える課題の解消に寄与し、社会における個々人の「ウェルビーイングの向上」に貢献してゆくこと。

Center line art festival Tokyo 2023では8月7日〜11月7日のフェスティバル期間のほか、プレイベントなどを中央線沿線（中野駅〜国立駅区間）施設にて実施。3度目の開催となる本事業においては、公共施設・商業施設での大規模な無料展示に取り組んだ。フェスティバル運営のため、有料プログラムも初年度より継続し事業自体の収益確保も図るなか、アート嗜好層以外の動員を増やすためにはさらに多くの顕在化していない鑑賞者層の開拓とフェスティバルの認知が必要と考え無料展示、無料ワークショップの開催を行なった結果、動員数および参加者数はプレイベント等含め前年比増となる8805名となった。また地域のテレビ・ラジオ等にも積極的に取り上げていただくことができ、開催地域での認知と基盤作りに進展をみることができた。

［実施プログラム］
「夏休みこどもアート！」【参加無料】
　日時：8月7日（月）11:00〜16:00　
　会場：武蔵野プレイス ギャラリー（武蔵野市境南町）

「まちの欠片、まちの線」【参加無料】
　日時：8月22日（火）・23日（水）10:00〜14:00　
　会場：KFまちかどホール（国立市富士見台）

ゆにここワークショップ「帽子みたいなへんてこオブジェをつくろう！」【参加無料】
　日時：9月17日（日）11:00〜 / 14:00〜　
　会場：小金井 宮地楽器ホール マルチパーパススペースD（小金井市本町）
　講師：ゆにここ

前夜祭「ダイダラボッチ復活祭 Ver.3.0」【参加無料】
　日時：9月23日（土）11:00〜20:00
　会場：コミュニティステーション東小金井（小金井市梶野町）

ClafT2023「MUSAKO GATE」【無料展示】
　日時：9月27日（水）〜10月1日（日）9:30〜20:00
（初日OPEN 13:00 / 最終日CLOSE 17:00）
　会場：小金井 宮地楽器ホール マルチパーパススペースB・C（小金井市本町）
　参加作家：石井壽郎（美術家）/ 上野悠河（現代美術）/ 金暎淑（現代美術）/
土井健史（立体）/ 平岡真生（インスタレーション）/ 森有未（インスタレーション）
　　　　　　＜大学出展枠＞ 東京学芸大学 かわばたみゆ　武蔵野美術大学 鈴木小麦

「SoCoLArt!」【無料展示】
　日時：9月27日（水）〜10月1日（日）10:00〜21:00
（初日OPEN 13:00 / 最終日CLOSE 17:00）
　会場：SOCOLA武蔵小金井クロス クロスコート・施設内（小金井市本町）
参加作家：阿目虎南（立体）/ 石井壽郎（平面・ワークショップ）/ カシマモユ（立体）
　　　　　　三本木歓（インスタレーション）/ 鈴木誌織（絵画）
　　　　　　戴飴霏（リトグラフ・ドローイング）/土井健史（立体）/
萩原健也（ジャズギター）/ 平岡真生（インスタレーション）/ 深浦よしえ（絵画）
　　　　　　＜大学出展枠＞ 東京学芸大学 芹澤美咲　武蔵野美術大学 鈴木みゆ
＜Weekend Event＞【参加無料】
　日時：9月30日（土）10:00〜17:00
　萩原健也ジャズギターライブ　13:00〜 / 15:00〜
　石井壽郎ワークショップ「ラクガキプロジェクト」　10:00〜17:00
　戴飴霏ライブペインティング　イベント時間中ランダム
　会場：SOCOLA武蔵小金井クロス クロスコート（小金井市本町）

ClafT2023「Space Sharing Program」【有料展示】
　日時：9月27日（水）〜10月1日（日）12:00〜18:00
　会場：KOGANEI ART SPOT シャトー2F（小金井市本町）
　参加作家：天草ミオ（平面作品・インスタレーション）/
　　　　　　池部ヒロト（テキスタイル・インスタレーション）/
　　　　　　岩塚一恵（インスタレーション）/ 榎本大翔（インスタレーション）
　　　　　　銀色なつみ（写真）/ 小山柚香（パフォーマンス）/ 佐藤駿（写真・オブジェ）
　　　　　　嶋田晃士（サウンドスカルプチャー）/ 藤巻瞬（写真）

三浦宏之個展「Silent Plan(e)ts」【有料展示】
　日時：9月27日（水）〜10月1日（日）11:00〜17:00
　会場：gallery Cajio（小金井市前原町）

市民展示「くにたちのいろかたち」【無料展示】
　日時：10月6日（金）〜10月9日（金・祝）10:00〜19:00
（初日OPEN 11:00 / 最終日CLOSE 17:00）
　会場：旧国立駅舎（国立市東）

越智波留香個展「蔭を辿る」【有料展示】
　日時：10月7日（水）〜10月9日（日）11:00〜19:00
　会場：旧沖本家住宅 和館（国分寺市内藤）

市民展示「みんなのアート」【無料展示】
　日時：10月14日（土）〜10月15日（日）11:00〜19:00
　会場：小金井 宮地楽器ホール マルチパーパススペースB・C（小金井市本町）

王雯卉個展「BUT」【有料展示】
　日時：10月19日（木）〜10月22日（日）12:00〜19:00（最終日CLOSE 18:00）
　会場：GALLERY IRO（武蔵野市吉祥寺本町）

平岡真生個展「誰かのための優しいエンディング（仮）」【有料展示】
　日時：10月19日（木）〜10月24日（火）12:00〜19:00（最終日CLOSE 17:00）
　会場：Gallery MADO（杉並区西荻南）

岩渕貞太「リバーズ・エッジ」【有料プログラム】
　日時：10月22日（日）14:00〜 / 18:00〜
　会場：座・高円寺2（杉並区高円寺北）
　ダンス　岩渕貞太 / 演奏　舩橋陽
　照明　成田護 / 撮影　MILLA

Works-M Vol.13「Trash move」【無料展示】
　日時：10月28日（土）・29日（日）11:00〜19:00
　会場：”meee”Gallery Tokyo（中野区新井）

「桃園アートゲート」【無料展示】
　日時：11月1日（水）〜11月5日（日）10:00〜18:00（初日OPEN 13:00）
　会場：桃園会館（中野区中野）
　参加作家：Aokid（絵画・映像）/ 阿目虎南（絵画）/ 上野悠河（現代美術）

ゆにここ×カシマモユ 二人展「透明なるスペクトラム」【有料展示】
日時：11月3日（金・祝）〜11月7日（火）12:00〜19:00（最終日CLOSE 17:00）
　会場：ギャルリー・ジュイエ（杉並区高円寺北）

「意匠性と身体性」【有料プログラム】
　Aokid「土だと走り、明るければ水がわかり、坂で日がまぶしい」
　日時：11月3日（金・祝）14:00〜 / 18:00〜（途中休憩あり・入退場自由）
　上野悠河「メヤム」
　日時：11月4日（土）13:00〜 / 17:00〜（上演時間各回2時間・途中休憩あり）
　阿目虎南「イノコヅチ」
　日時：11月5日（日）13:00〜17:00（途中休憩あり・入退場自由）
照明　丸山武彦 / 舞台　山科達生 / 音響　成田護 / 撮影　MILLA

Organization

助成　公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京［地域芸術文化活動応援助成］
協賛　宮地楽器
認定　公益社団法人 企業メセナ協議会
協力　株式会社JR中央線コミュニティデザイン
　　　SOCOLA 武蔵小金井クロス
　　　一般社団法人 小金井市観光まちおこし協会
後援　国立市　小金井市　杉並区　中野区　武蔵野市
企画　中央線芸術祭実行委員会
運営　ClafT事務局
　　　Clafters（市民ボランティア）
フェスティバルディレクター　三浦宏之
主催　一般社団法人Co-production of art Works-M