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第三回平和の舞<神楽の学校2024inアステールプラザ>-現代によみがえる儀式舞”奉納神楽”-[レクチャーとワークショップと神楽公演]

神楽は本来「地域文化」の共同体から醸しだされてきたものであり、“農耕儀礼と奉納のみならず、芸予諸島の神楽のように、海難と海運のために地域住民の守護神として祀られており、古くから亡くなられた多くの方々の“鎮魂と再生”を原意としています。
広島県内の奉納神楽の中でも“鬼”に着目。「荒平」「三鬼神」「悪魔祓い」や「猿田彦」他に着目。古くから海難や海運および住民の守護神として重要視され、神様に仕え様々に変容を続けてきた“鬼”に焦点をあて、神楽文化の歴史と神楽の原点を模索し辿ります。
レクチャー(神楽の歴史)とワークショップ(神楽野体験)と神楽公演(神楽の鑑賞)を立体的に構成し、12の神楽団の演目を取り上げます。

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2024年 第2回
活動地域 広島県
活動ジャンル 芸能、音楽
活動者名 一般社団法人 ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト
活動名 第三回平和の舞<神楽の学校2024inアステールプラザ>-現代によみがえる儀式舞”奉納神楽”-[レクチャーとワークショップと神楽公演]
活動名(ふりがな) だいさんかいへいわのまい<かぐらのがっこうにせんにじゅうよんいんあすてーるぷらざ>げんだいによみがえるぎしきまい”ほうのうかぐら”-[れくちゃーとわーくしょっぷとかぐらこうえん]
実施時期 2023年 11月 1日 ~ 2025年 1月 31日
会場 実施場所:JMSアステールプラザ中ホール
所在地 :広島市中区加古町4-17

活動完了報告

ワークショップ1

「第三回平和の舞<神楽の学校2024>」(2024年11月17日(日)開催)は、レクチャー(神楽の歴史)による広島県内の奉納神楽の紹介、中でも尾道市の神楽の特徴を基軸に、ワークショップ(神楽の体験)では、未就学児から高齢者まで参加し“楽や舞や衣装の着衣体験”を開催。その上で10神楽団による<鬼>をテーマとした奉納神楽(神楽の鑑賞)が立体的に企画構成されました。またロビーでは、比婆荒神神楽や備後神楽のパネル、オロチ、神楽面等の展示も行われました。
☆事業の実施内容(参加者:538名)
第1部 10:00-12:00
<レクチャーⅠ>10:00-10:30田邊 英男(元広島県立歴史民俗資料館館長)「神楽県ひろしま」
広島県には多彩な神楽が継承されており、神楽研究の第一人者であった三村泰臣氏(故人、広島工業大学教授)は、県内の神楽を五つの類型に大別されました。石見神楽を取り入れた芸北神楽。周防地域との交流が深い安芸十二神祇神楽。備中神楽の影響を受けつつ神楽本来の儀式を厳格に守り伝える比婆荒神神楽と中世以来の伝統を受け継ぐ備後神楽。そして多様な神楽が分布する芸予諸島の神楽。さらに、出雲神楽の影響を受ける神楽も伝わります。今回は、神楽を奉納する目的・手順、あるいは各地の神楽に登場する「鬼」についてお話ししながら、県内の多彩な神楽を概観しました。
<ワークショップ>10:45-11:15比婆荒神神楽子ども神楽塾「七座神事 榊舞と茣蓙舞」
「七座神事」は、打(うっ)立(たて)・曲(きょく)舞(まい)・指紙(さしかみ)・榊(さかき)舞(まい)・猿田彦(さるだひこ)の舞・茣蓙(ござ)舞(まい)・神(じん)務(む)(神迎え)の七つの神事で構成され、神様の降臨を願う神事です。また比婆荒神神楽では、代々の祖先の霊や新たに加わる祖先の霊も迎え神楽が執り行われます。今回の演目は、榊舞と茣蓙舞です。榊舞は、舞殿を清めるとともに、神職や氏子一同を祓い清める舞です。茣蓙舞は、神前に新しい茣蓙を敷く、「座清めの舞」で、東西南北中央黄竜(こうりゅう)の神の御前を清め茣蓙を敷いた上になお茣蓙をとんでいきます。
*当日のワークショップは、まず比婆荒神神楽子ども神楽塾の塾生が模範演技をし、3グループ(楽方、舞方、神楽衣装着衣)に分かれて神楽体験を行いました。会場から未就学児から高齢者まで幅広い年齢層による20人程度の参加希望者でした。
<レクチャーⅡ>11:30-12:00 西井 亨(尾道市企画財政部文化振興係長/学芸員)
                   「備後地方の神楽~尾道市の神楽を中心に~」
県内の神楽については、藤井昭氏、三村泰臣民らによって調査され、分類が行われています。三村氏によれば、芸北神楽、比婆荒神神楽、安芸十二神祇神楽、備後神楽、芸予諸島の神楽の5つに分類される。備後地方では、素朴で、味わいのある神楽が舞われ、地域に溶け込んだ民俗芸能として親しまれています。尾道市には、現在、16の神楽団体があり、「備後神楽」と「芸予諸島の神楽」などが、地域ごとに行われています。市内の丘陵地域や瀬戸内沿岸部、島しょ部など、その地域ごとの多彩さは、神楽の魅力そのものでもあります。その歴史は、江戸時代に遡るものも多く、伝統ある民俗芸能として、地域の誇りとして脈々と受け継がれています。

第2部 13:00-18:00 奉納神楽公演 テーマ「鬼」
*広島県内の10神楽団による奉納神楽公演。「鬼」をテーマに披露。<鬼>は現代に生きる私たちに“笑いや喜びや戒め”を伝えます。神様に仕え、様々に変容を続けてきた<鬼>とは!

[広域十二神祇神楽Ⅰ]國光神楽団(広島市)「煤掃き」、[比婆荒神神楽]比婆荒神神楽社(庄原市「猿田彦の舞」[備後神楽Ⅰ]豊栄神楽団(東広島市)「悪魔祓い」、[芸予諸島神楽Ⅰ]中庄十二神祇神楽保存会(尾道市)「御先祓い」[芸北神楽Ⅰ]砂庭神楽団(北広島町)「長髄彦征伐」、[芸予諸島神楽Ⅱ]戸田自治会(呉市)「四天と提婆」[備後神楽Ⅱ]御調神楽保存会(尾道市)「悪魔祓い」、[広域十二神祇神楽Ⅱ]阿刀神楽団(広島市)「世鬼の舞」[広域十二神祇神楽Ⅲ]伊勢神社神楽団(廿日市市)「三鬼神」、[芸北神楽Ⅱ]津浪神楽団(安芸太田町)「塵倫」[比婆荒神神楽]比婆荒神神楽社(庄原市)「国譲りの能」
                 

ワークショップ2
比婆荒神神楽社:猿田彦の舞
中庄十二神祇神楽保存会御先祓い
津浪神楽団:塵倫
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