沖縄から海外移民が始まって125年が経過しました。戦前、移民の皆さんは労苦の中からふるさとに送金して貧しい沖縄を助け、また戦後は、地上戦で壊滅的な被害を受け、食料もない沖縄に豚550頭を送るなど、沖縄を支援し続けました。そうした移民の皆さんは、現在では３世から６世の時代となり、その沖縄県系人（ウチナーンチュ）の数は全世界に42万人がいるといわれ、かれらもまた沖縄の文化を愛し、沖縄アイデンティティを強く持っています。
1990年から始まった「世界のウチナーンチュ大会」では、海外から大勢のウチナーンチュが集まり、三線やエイサーで「沖縄愛」を爆発させます。この映画は１世や２世らへの感謝と尊敬の念を次世代に伝えるとともに、世界に広がるウチナーンチュのアイデンティティを描くドキュメンタリー映画です。