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採択活動一覧

なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR)2014

活動情報

活動ファンド 東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド GBFund 東日本大震災
申請時期 第10回
活動地域 岩手県
活動ジャンル 美術
団体名 なつかしい未来創造株式会社
活動名 なつかしい未来創造事業アーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR)2014
活動名(ふりがな) なつかしいみらいそうぞうじぎょうあーてぃすといんれじでんすぷろぐらむ
実施時期 2014年 7月 1日 ~ 2015年 3月 31日
会場 実施場所:岩手県陸前高田市内各所及び福島県いわき市市内(高久公民館を予定)、女子美術大学(東京)、他
所在地 :岩手県陸前高田市、福島県いわき市、東京都杉並区、他

活動完了報告

補助を頂きました当事業は、主に以下の3つのプログラムで構成されました。

■1. 滞在(推薦)プログラム
陸前高田市に国内外のアーティストを招聘し、陸前高田市の記憶をつむぎ、創造的な新しい未来へとつなぐプログラム。
◎テーマ:記憶の風景、なつかしい未来
◎招聘アーティスト:コーネリア・コンラッズ(彫刻)、タワチャイ・パッターナポルン(写真) 
◎招聘期間:30日間 
◎関連事業:パブリックプログラムの開催(ワークショップ、講演会、交流会)
◎成果:ドイツの彫刻家、タイの写真家2名の滞在を可能とし、両名ともに仮設住宅や、建設現場での丁寧な取材を行い、制作と交流を行うことができた。彫刻作品については、現在、防潮堤や土地のかさ上げ工事の進む中、実際の作品制作・設置は次期尚早であるとの考えから、プロポーザルにとどめた。ただし、地元の建設関係者へのプレゼンテーションを行い、今後のまちづくりの経過の中で、再度の招聘、設置への計画を検討することとなった。写真作品は、地元のタイのファッション誌で特集が組まれ、自国での大きな成果発表へつながった。

■2. ネットワーク事業 <"AOMORI AOMORI"から東北へ>
東北の各拠点をつなぎ、新しい東北の姿をともに描き、発信するプログラム。英国よりダンサーのショーネッド・ヒューズを招聘し、2013年度に取り組んだ、青森、陸前高田、いわきをつなぎ、横浜での発表を行なったプログラムをより発展させ、陸前高田、いわきに重点を置いたリサーチ、ワークショップ、発表を行なった。滞在予定日程を1ヶ月延期し、2月には地元のチャリティーショーにて、柿内沢鹿踊の踊り手として参加し、その成果を発表した。
◎招聘アーティスト:ショーネッド・ヒューズ(振付家、ダンサー)
◎招聘期間:2014年11月~2015年2月
 【陸前高田市】陸前高田未来商店街多目的ホール、住田町農林会館
 【いわき市】いわき芸術文化交流館アリオス
 【東京】女子美術大学、co-ume lab.
◎成果:本事業では2ヶ年目となる滞在で、関係、信頼とともに、当人のリサーチもより深まることとなった。特に、住田町柿内沢鹿踊り保存会との交流が深まり、滞在を1ヶ月延長し、住田町にホームステイしながら踊りの特訓を行った。最終的に、保存会の一員として地元のチャリティーショーに出演するに至り、地元メディアでも連日紹介され、地元の人々に大変歓迎された。

■3. 陸前高田AIR人材育成事業 <陸前高田ミーティング>
AIRに求められる人材を育成するため、「つくる」「考える」ことを通したプログラムを実施。学生、アートプロジェクト運営者を対象に、災害地におけるさまざまな条件下で求められる、アートやデザインの役割について考える、2泊3日の合宿形式で実施。
◎陸前高田ミーティング・つなぐ編:
2014年11月7、8、9日 / 講師:東北、神戸のアートプログラムを運営するマネージャー。
◎陸前高田ミーティング・つくる編:
2015年3月20、21、22日 / 講師:豊嶋秀樹(gm projects)、陸前高田の地元の方々。
 ※宿泊場所:箱根山テラス(陸前高田市) 募集人数:それぞれ10~20名
◎成果:<つなぐ編>では、自らが被災者でもあった各地の学芸員、アートプロデューサーがはじめて一同に介して話す貴重な場となった。自らの被災体験や今後のミッションを語り合い、また、各自の経験を今後に活かすためのネットワークの重要性が言及され、今後の相互のネットワークづくりへの第1歩となった。
<つくる編>では、災害後、何らかのかたちで「つくる」ことを始めた個人、そして、かつてない規模の土木工事現場を見学し、まちを「つくる」組織の働き方双方の視点から、私たちにとって「つくる」とは何かを深く考える機会となった。

■その他
◎特別企画:アニアス・ワイルダー(スコットランド)による2日間(10月18・19日)のワークショップ(於:陸前高田未来商店街多目的ホール)
◎国際交流基金主催:JFICイベント2014 トークセッション「Tohokuの未来を創るアートの底力」でのプレゼンテーション。

■総体的成果と効果
・2年目の継続が可能となったことにより、地元での関心、理解、信頼が深まり、協力者、参加者の層が広がった。特に、複数年にまたがったアーティストによる再滞在が大変歓迎され、一時的なイベントではなく、地域に寄り添った長期的視野に立った活動であることへの理解を促す、大きな要因となった。
・ 協力拠点である宿泊施設「箱根山テラス」(「美術手帖2015年1月号」でも紹介。)との連動により、アート、デザイン、建築の専門家、関心のある一般の方々、災害ボランティア以外の方々が陸前高田に訪れる数が増え始め、本事業の活動についての周知も広がり始めている。
・ 地域の復興とともに、町のさまざまな活動が少しずつ顕在化する中で、本事業は小さな活動でありながらも、文化、また、海外交流という視点から、微力であるが参画できていると考える。
・ 当地を来訪するアーティストの要望(リサーチやワークショップ実施等)があるなど、今後のアーティストや文化機関との連携への期待が顕在化した。

■地域住民との恊働の取り組み
アーティストのリサーチ、クリエイションの活動において以下の方々を初め、陸前高田の多くの方にご協力頂いた。
いわき芸術文化交流館アリオス、いわきじゃんがら遊劇隊、御食事処 岬、清水JV、住田町柿内沢鹿踊保存会山口派の皆さん、高田高校第2グラウンド仮設住宅コミュニティカフェの皆さん、竹駒コミュニティセンター、東海新報社、箱根山テラス、長谷川建設、氷上太鼓 氷上共鳴会、マイウス・ユニウス、未来商店街けせん朝市の皆さん、未来商店街多目的ホール、米崎コミュニティセンター、陸前高田ドライビングスクール、陸前高田災害FM、陸前高田みんなの家、陸前高田フォークダンスクラブ、八木澤商店、陸前高田市国際交流協会。

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