2020年、日本はスポーツの祭典によって世界からの注目を集めます。それと同時に、日本各地の多彩な文化にも人々の関心が寄せられ、地域独自の文化の魅力を発信し、新たな芸術活動や国際的な文化交流をはかる機会ともなります。企業メセナ協議会では、2020年を一つの節目と捉え、その先の未来を創造する芸術・文化の振興に向けて、「2021芸術・文化による社会創造ファンド」(略称:2021Arts Fund)を設けています。
「2021」は2020年より先を象徴していますが、未来は今日から明日への連続でかたちづくられます。日本各地に受け継がれてきた固有の文化を守り伝えていく、他国の文化に触れることで新たな創造の糧とする、幅広い領域と文化を結ぶ人材を育むなど、いまから、芸術・文化を通じた社会づくりは始まります。皆様のファンド参加をお待ちするとともに、寄付者の意志をかたちにする支援プログラムの運営をお手伝いします。
(1) 2021ArtsFundを支援する...一般型ファンド
2021ArtsFundへの寄付を募っています。お寄せいただいた寄付金を活用し、協議会が助成先を選定いたします。ご要望に応じて、支援先をコーディネートすることもできます。
(2) 目的ファンドをつくる...運営型ファンド
寄付者のご意向を反映させる目的ファンドをつくり、協議会が運営を担います。例えば以下のような目的や契機でファンドを設置するなど、企業や個別のご要望に応じたプログラムを実現します。
・会社の創業記念で文化支援のプログラムを始めたい。
・社員が参加できる寄付プログラムをつくりたい。
・商店街の仲間とふるさとの文化活動を盛り上げたい。
・ご縁のある国や地域との文化交流を応援したい。
・退職金を若いアーティストの奨学金に充てたい。
・故人が好きだった芸術への想いを残したい。
※ ファンドの目的に沿い、支援先の公募・選考・助成・報告まで協議会が行います。
(3) 特定の芸術・文化活動を応援する...寄付型ファンド
すでに支援したい特定の活動がある場合は、2021ArtsFundに申請いただき、審査のうえ、協議会がその公益性を認めた際には、寄付先として支援できるようになります。
(4) 協議会公認のプロジェクトを応援する...寄付先指定寄付
2021ArtsFundの趣旨に合致し、採択されたプロジェクトへ寄付先を指定して支援することができます。