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活動者の声

演劇創造都市札幌プロジェクト

活動期間2018年 7月 20日 ~ 2019年 3月 11日

活動をしてみて

 当プロジェクトがスタートさせた「札幌演劇シーズン」も7年目を迎え、集客数も2018夏と2019冬を合計すると、15,489名となり、初めて1万5千名を超えた昨年比で、102%を達成し、ほぼ、この街に定着してきたと感じています。
 一方で、前年度策定した提言主意書で我々が提案した「劇場への重点支援」を実現するための一つの方法としての「シアターカウンシル」については、札幌市文化部局への理解が未だ得られていないのが現状で、これを今後どうしてゆくのかを、プロジェクト内で繰り返し議論しました。様々な意見があり、様々な技術的な問題もあり、札幌市の担当者を交えた議論も行いました。
 野村氏、太下氏の2名によるセミナートークに札幌市の担当部局担当者も参加してくれて、札幌スタイルのシアターカウンシルをさらに具体化すべく、次年度はさらに突っ込んだ視察・研究を行う必要性を感じています。
 演劇シーズンの今後の方向性の議論も、当プロジェクトがリードして、次年度には新しい拡大局面を目指すための具体的な提案をいくつか行うことになりました。2022年に10周年を迎える演劇シーズンの改革案を来年度中に策定し、演劇シーズン実行委員会に、そして札幌市に提案することとにしています。
 札幌の演劇シーンの盛り上がりを支え続ける一方で、新たな議論を継続した1年で、札幌市とのパートナー関係を保ちながら、次年度には、一定の方向性を見出さなければならないと感じています。

《妹の力》シリーズ第9弾 -還暦記念-今貂子舞踏公演「闇の艶」

活動期間2018年 10月 20日 ~ 2019年 4月 30日

活動をしてみて

企業メセナ協議会認定活動は、3回目であり、公演フライヤーにも、寄付の呼びかけを載せてみた。前回より、早めに、相談を持ち掛けたが、身近な人たちは、余裕がある人が少なく、寄付に結びつきにくい面もあったが、還暦の公演、先斗町歌舞練場ということで、応援しようと寄付を申し出てくださる人もあった。
先斗町歌舞練場は、お客様にも評判が良く、場所柄、外国人のお客さんも呼び込みやすく、舞踏を社会に広めていくのに、魅力的な会場であるが、会場費人件費がかさむので。収支としては、自己資金による補填部分が多くなった。今後の可能性を考えると、他の助成金獲得や、集客力をつけて、2回公演にするなども、考えていきたい。

演劇創造都市札幌プロジェクト

活動期間2019年 6月 15日 ~ 2020年 2月 29日

活動をしてみて

「札幌演劇シーズン」は8年目になり、一つの曲がり角を迎えています。来年度より作品選定の仕組みを大きく変え、プログラムディレクター(5年任期)を任命し、複数年度に渡ったプログラム作りを開始しました。これにより演目の充実と周辺企画(フリンジ・特別プログラムなど)の拡充も図り、2022年度の10周年に向けた改革に着手しました。北海道・札幌の演劇が全国から注目を集め、札幌の地場演劇が観光産業の活性にも寄与する札幌の地場産業として、位置づけられ、独特の発展をするための改革を開始しました。
 我々のプロジェクトが策定した提言趣意書の中心理念である劇場への重点支援を実現するための一つの提案「シアターカウンシル」の実現に向け、今年度、小さな一歩ではありますが、札幌市の文化部局との対話が始まりました。お互いをパートナーと位置付けて、現状分析を共有し、来年度以降も継続して議論を進めることを確認することができました。
 私たちが企画したセミナーや、トーク企画に札幌市の担当者も複数参加し、札幌にとって行政が行う支援のあり方を一緒に考える場が、まずは実現しています。
 今年度のセミナー企画には「NoMaps」という札幌で開催され注目を集めているクリエイティブメディアと産業をリンクさせ、北海道に新しい価値を生み出そうと様々な取り組みを行っているフェスティバルの事務局長・廣瀬岳史さんをお招きして、演劇とは一見関係ないジャンルの人たちとの議論を行い、広がりを感じることもできました。
 まだまだ課題は多いですが、今後もこのプロジェクトが中心となって、地域における幸せな演劇の在り方の一例を全国に示すことができればと考えています。

演劇創造都市札幌プロジェクト

活動期間2020年 6月 10日 ~ 2021年 3月 7日

活動をしてみて

「札幌演劇シーズン」は9年目となり、来年の10年という節目に向けて、作品選定の仕組みを大きく変え、プログラムディレクター(5年任期)を任命し、複数年度に渡ったプログラム作りを開始しました。これにより演目の充実と周辺企画(サテライトプログラム)の拡充も図り、北海道・札幌の演劇が全国から注目を集め、札幌の地場演劇が観光産業の活性にも寄与する札幌の地場産業として、位置づけられ、独特の発展をするための改革を開始しましたが、2020年度は、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響で、規模を縮小せざるを得ず、その活動は困難を極めました。
 それでも、全国に先駆けて6月から実施を決定し、7月には夏のシーズン、そして秋には、文化庁の「ジャパンライブエール」に企画を提案し、札幌演劇シーズンとして、様々な実演芸術家の企画を立案し、演劇以外のジャンルにも声をかけて、観客数が増えない中、企画の数を前年度の倍以上とし、まちなかシアターなどにも取り組み、映像配信にも取り組んで、何とか、3月7日までの期間中、徹底した感染症対策を施して、感染者も発生させずに無事に終えることができました。コロナ禍で疲弊しがちな北海道の舞台芸術でしたが、これを機会に新たなジャンルとの協働を実現することができ、札幌交響楽団やジャズミュージシャン、アイヌ音楽家、コンテンポラリーダンサー、更には障がいを持った子供たちのアート作品などと連携することで、新しい札幌の演劇の可能性を見出すこともできました。その結果、演劇シーズン本体プログラムの6作品だけでは、58ステージで2,610名の集客と、1,444回の配信視聴数でしたが、サテライトプログラムやSBLACのすべての企画を合わせると、185ステージ、19,898名の集客と、3,397回の配信視聴数となり、このコロナ禍にあっても、2万名近い観客の皆様に、ライブの実演芸術をお届けすることができました。
 6月には、プロジェクトのメンバーが中心となって、札幌市内の実演芸術家や団体にアンケート調査を実施し、そのアンケートデータを基にした政策提言を札幌市に提出しました。これをもとに札幌市が文化芸術活動再開支援事業を開始するなど、プロジェクトの活動が、札幌の実演芸術家たちを金銭面でも支えることにも寄与しました。
 感染症拡大の影響で、3回企画していた座談会企画は、リモート開催による1回のみとなりましたが、ここでも貴重なヒアリングを世代の異なる劇団主宰者から得ることができ、今後、こうした座談会を継続して、実演芸術家たちの声を行政に届ける役割としてのプロジェクトの立ち位置を認識することもできた1年でした。

演劇創造都市札幌プロジェクト

活動期間2021年 7月 20日 ~ 2022年 3月 7日

活動をしてみて

 「札幌演劇シーズン」は今年(令和4年)の夏で10年目を迎えます。その節目に向け、昨年より作品選定をプログラムディレクター制にし、より質の高いラインナップを目指し新たなプログラム作りを開始しました。メイン演目の充実と、サテライトプログラムも拡充し、札幌の地場演劇が観光産業の活性にも寄与する札幌の地場産業として位置づけられることを目標としましたが、2021年度も、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響は免れず、引き続き規模を縮小せざるを得ませんでした。
 それでも、7月の夏の演劇シーズンでは5団体が中止することなく無事終幕を迎えました。また、今年度も文化庁の「ジャパンライブエール」を実施。今回は会場を「特設ライブエールシアター」とし、旧北海道四季劇場の中に特設ステージを作り、その中で約1ヶ月間に渡り、音楽劇、オペラ、JAZZ、演劇、ダンス等、多種多彩なステージを毎週末実施し、充実した内容をお客様にお届けすることができました。
 冬のシーズンでは、年明けから急激に蔓延したコロナウイルス新種株の影響を受け、出演者から感染者が出、一作品が数公演を残して中止という形で終わりましたが、シーズンと劇団側の迅速な対応で、大きな拡大に繋がることはありませんでした。また、サテライトプログラムの最後を飾った『暴雪圏』は、作品が各方面から様々な高評価を受け、ステージごとに来場者数を延ばし、まん延防止重点措置期間中にも関わらず、多くのお客様が来場しました。
 長きに渡るコロナ禍で疲弊しがちな北海道の舞台芸術ですが、多くの多彩で斬新な企画を通して、札幌交響楽団やジャズミュージシャン、アイヌ音楽家、コンテンポラリーダンサー、障がいを持った子供たちのアート作品など新たなジャンルとの協働を今年度も継続することができました。その結果、演劇シーズン本体プログラムの8作品だけでは、85ステージで4218名の集客と348回の配信視聴数。サテライトプログラムやSBLACのすべての企画を合わせると、166ステージ、11,623名の集客と、1461回の配信視聴数となり、このコロナ禍にあっても、1万5千名近い観客の皆様に、ライブの実演芸術をお届けすることができました。
 また、プロジェクトのメンバーが中心となった札幌市未来会議では、今年度も札幌市内の実演芸術家や団体へのアンケート調査を実施し、そのデータを基にした政策提言を札幌市に提出。これをもとに札幌市が次年度から新しい文化芸術創造活動支援事業を開始するなど、プロジェクトの活動が、札幌の実演芸術家たちを金銭面でも支えることにも寄与しました。
 感染症拡大の影響で、今年度も、座談会企画は、リモート開催による1回のみとなりましたが、コロナ禍における生の声を各劇団主宰者から聞くことができ、この未曾有の災害を乗り越えた今後の北海道・札幌の文化芸術の発展において、何が必要かを再認識することもできる機会となりました。

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