企業メセナの助成認定を受けたことにより信頼性が高まり、円滑に各種手続きを進めることができたが昨年は「かるふぁん」に移行したことによりパソコン操作に慣れていない田舎の支援者たちには手続きが複雑になり、昨年度は当運営委員会に直接助成する形になってしまった。今年度は担当者が「かるふぁん」の仕組みをよく理解できて今年度は支援者に手続きを行って頂きました。個人会員は支援金額が少ないので助成制度を利用して貰えないですが多くの支援者に賛同していただけるのはありがたいです。今年からローソンチケットを導入しましたので県外からの購入がありました。当地の企業の支援は厳しいですがローソンチケット導入により市外の企業にも企業メセナへの寄付者を増やすためには説明資料を充実しなければならないと強く感じています。
今後とも、企業メセナ協議会をはじめとする多くの皆様の協力を得て、地域に根ざした音楽祭としてクラシッ ク音楽の普及に努め、芸術文化振興に微力ながら貢献するとともに、自然豊かな山梨県の八ヶ岳南麓地域の魅力を全国に向けて発信しながら、発展を続けてゆきたい。
2013 年より開催し、これまで約 56 万の来場者を迎えました。
第 6 回目となる今年度は昨年の 40%増の 182,563 人となりました。
昨年に比べ今年度は、天候に恵まれなかった年でした。
30 日間ある会期の半分が天候不良だったにも関わらず、昨年以上の方にお越しいただけたことは非常に嬉しく、やりがいを感じるものとなりました。
また、今年度は、15 名のアーティストが参加し、15 会場で展示を行い、関連イベントも多数同時開催され、天候に左右される面もありましたが、無事に終えることができ、ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様にも喜んでいただけたことを大変嬉しく思います。
特に今年度は、京都市中央市場のある「丹波口エリア」での展示やイベント開催が話題を集めました。
丹波口はレトロな建物が点在し独特の空気が流れるエリアです。中でも旧氷工場や旧貯氷庫、市場の壁面の利用はアーティストの作品をより引き立てるものとなり、京都に住んでいても普段なかなか行く機会のない場所だけに多くの方が Facebook や Instagram に投稿してくださいました。
「連日競りが行われる地元の市場エリアで国際的に活躍するアーティストの作品にふれる」という日本でも類を見ない新たな試みになったと思います。
写真祭を通じ、京都の町の新たな魅力に触れてほしいという開催当時からのヴィジョン体現が一歩前進できたと思います。
企業メセナの助成認定を受けたことにより信頼性が高まり、円滑に各種手続きを進めることが出来ました。例年助成を頂いている企業、商店は賛助会員申し込み書の案内送付でFAXで申し込みがあります。その後にご挨拶に出向きます。この活動に支援者から企業を紹介していただくことになり少しづつ支援者を増やして行きたいと思います。昨年よりローソンチケット導入により、市外、県外からのチケット購入がありました。市外からの企業にも協力をお願いする活動を考えています。
今後とも、企業メセナ協議会をはじめとする多くの皆様の協力を得て、地域に根ざした音楽祭としてのクラシック音楽の普及に努め、芸術文化振興に微力ながら貢献するとともに、自然豊かな山梨県の八ヶ岳南麓の魅力を全国に向けて発信しながら、発展を続けて行きたいと思います。
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018」は、先駆的表現を行っている国内外のアーティストを京都に招聘し、作品の上演とシンポジウムやトークセッションなど様々なプログラムを組み合わせて紹介することで、21,219名の方にご来場いただくことができた。「女性アーティスト、または女性性をアイデンティティとするアーティスト/カンパニーを選出する」というテーマを設定したことで、劇場外においても、作品の評価に留まらない様々な観客同士の対話が自然発生的に現れることに繋がった。こうした現象は、フェスティバルを単に発表の場だけでなく、創造と交流の場と捉えて企画・運営している我々にとっても望ましいことであった。
公式プログラムの約半数の作品を、当フェスティバルが共同製作または製作して上演。京都でクリエイションをおこなった作品や、海外で初演を行った作品を京都の特殊な会場(世界文化遺産・元離宮二条城、等)に合わせて再創作するといったこともおこなわれた。実行委員会の構成諸団体と、フェスティバルスタッフとが、これまでのフェスティバルで培った経験を蓄積していることにより、このような創作体制が可能になっていると言える。
また、今回は特に日本国内に滞在する英語話者(非日本語話者)に向けた広報や観劇環境の改善にも力をいれ、Facebook/Instagram/Twitter等のSNSで様々な情報を英語で告知するための専任のスタッフを配置した。また、広報印刷物をバイリンガルで作成したほか、作品上演時の英語字幕や、トークイベント時の英語での通訳もこれまでよりも強化した。その結果、公演の有料入場者数における外国語話者の割合は、2017年が3.48%だったのに対して、今回は5.65%に増加。取り組みの成果が現れていると言える。
例年に比べても、多くの国外プレゼンター(劇場・フェスティバルディレクター)が、ドイツ、ポルトガル、スイス、韓国、台湾、ポーランド、ブラジル、カナダ、コソボといった各地より来場した。国際舞台芸術祭としての認知が上がったことで、日本のアーティストの国外進出のきっかけになるとともに、国際共同製作のための重要なネットワークが構築された。また、時事的な問題でもあるジェンダーをテーマとしたことで、新聞を中心としたメディアにフェスティバル全体として大きく取り上げられ、芸術が社会における対話のきっかけを生み出していく一つの例として機能したことには手応えを感じている。
活動をしてみて
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2017」は、「内なる他者との出会い」というテーマの元、先鋭的なプログラムを上演し、大きな反響を得ることができ、33,838名の方に来場いただくことができた。
当フェスティバルは「創造するフェスティバル」と掲げており、できあがった作品を招聘するだけでなく、ともに作品を創作するところから、アーティストと関わっている。今年度は、約半数の作品が共同製作作品、またはフェスティバルの製作作品であり、内4つのプログラムではアーティストが京都に滞在し、クリエイションを行った。そのうちのひとつ、神里雄大氏による『バルパライソの長い坂をくだる話』は、一年前から神里氏がアルゼンチンに滞在し執筆。帰国後、南米から俳優を招き、京都で稽古を行い、スペイン語で上演した作品であり、この作品で先日、神里さんが「第62回 岸田國士戯曲賞」を受賞されたことは、我々にとっても大変喜ばしく誇りに思うことである。
また、フェスティバルの特筆すべき事項としてもう一点。カナダ在住のアーティスト、ママリアン・ダイビング・リフレックスの「チルドレンズ・チョイス・アワード」というプログラムを実施した。これは地元の小学生たちが審査員となり、公式プログラムを観劇。ときには上演前後にアーティストに質問したり交流したりする時間を持ちながら、子どもたちが作品について学び、審査するというもの。「子どもだからこういう作品を見せなければならない、見せてはいけない」という価値基準をくつがえす、私たち大人にとっても勉強になるプログラムであった。こうした活動ができたことは、今後大きな価値を持ってくるものと期待している。
今後に向けた課題としては、今年度、我々はフェスティバルの運営の新陳代謝を計るべく、広報スタッフを中心に新たなチームメンバーを加えて事業に臨んだ。継続スタッフと一緒に情報共有を行いながら進めてきたが、忙しさや不慣れによる仕事の取りこぼしなどもあったことは事実としてある。一方で、新たに加わったイギリス人のスタッフを中心に、SNS等によって英語での情報宣伝をこれまでよりも積極的におこなうことができた。今年の反省もフィードバックしつつ、外国人観光客、また国内に滞在する日本語話者以外の方に対する広報に力を入れていきたいと考えている。
また、このように新しいスタッフも育てていきながら、本フェスティバルが錆びつくこと無く継続的に実施していける体制を作っていきたいと考えている。