8月15日「フェスティバルFUKUSHIMA!2014納涼!盆踊りを開催した。プロジェクトFUKUSHIMA!を象徴するカラフルな「大風呂敷」を広げた会場で、大友良英スペシャルビッグバンドの生演奏によるオリジナルの「盆踊り」を中心に、放射線の影響による避難指示地域、川俣町山木屋地区に伝わる「山木屋太鼓」のパフォーマンスや、プロ/アマ混在のオーケストラFUKUSHIMA!の演奏などを行った。この模様はインターネット放送「DOMMUNE FUKUSHIMA」でも生中継された。
熊本市東区の避難所で避難所となっていた、健軍小学校、月出小学校、長嶺小学校、若 葉小学校、桜木小学校、桜木東小学校、桜木中学校、西原中学校、秋津公民館、東部は つらつ交流会館の10カ所に週に1回訪問。(途中で閉所、開所にともなう変更あり)毎 週うかがったことで私たちの訪問を楽しみにしていただいた方もいました。
「えんげきのじかん」と題して、コミュニケーション力に長けた演劇人の特性を活かし て、避難所にいらっしゃっる方々と一緒に30代から90代の女性で童心にかえりはないち もんめをやったり、近くの手芸品屋さんから届いた手芸品を一緒に作ったり、そこの避 難所住まいの方を先生としたミニ社交ダンス教室を開いたり、避難者の方が「やりたい」 と思われていることをこちらから見つけながらの活動でした。他にも、演劇的な遊びの 中での体操・ゲーム、マッサージ、折り紙、トランプ、将棋、カフェサービス、傾聴な どの活動を行ないました。
2011年の東日本大震災により、会員5人を含むほぼ全ての物を失いましたが、メセナ協議会様や沢山の皆様からのご支援で、2011年9月の大槌祭りに参加することが出来ました。2011年は有る物で出来る範囲での参加でしたが、2012年9月の祭りでは、メセナ協議会様から頂いた助成金で子供達の着用する化粧廻しを購入することが出来ました。虎舞は荒々しさが目立ちますが、赤い襦袢を着て化粧廻しを着けた子供達の笑顔はとても微笑ましく良いものだなと思いました。街の復興がなかなか進まない中に、郷土芸能ばかりが手厚い支援を受けて良い物なのかと悩みましたが、当団体の理念は「郷土芸能の継承と青年の人材育成」なので、この思いを継承し絶やすことなく活動して行きたい(生きたい)と思っております。
元旦の獅子舞、夏の七夕、秋の神楽など、東北地方は祭りや郷土芸能がたいへん盛んな土地です。それらによって人々は結びつきを強め、自分の暮らす土地に誇りを持ち、文化を引き継いできました。しかし震災の影響で、祭りや郷土芸能に必要な道具や装束、建物が甚大な被害を受け、代々の営みが存続の危機に立っています。
企業メセナ協議会では、祭や郷土芸能を支援することで、被災地における地域コミュニティーの復興と再生への持続的エネルギーにつながることを願い、GBFundに被災した郷土芸能や祭りの再興の郷土芸能支援枠「百祭復興プロジェクト」を設けました。祭りや郷土芸能が被災地の復興に果たす役割の大きさを世の中に発信し、GBFundとして目標を掲げて支援してまいります。