芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

活動者の声

SASHIYORI Art Revival Connection KUMAMOTO 平成30年度熊本地震復興支援事業

活動期間2018年 7月 14日 ~ 2019年 3月 31日

活動をしてみて

仮設での活動を継続してきて、最後、皆さんが異口同音に言われたのは、災害公営住宅に移り住むこれからが大変だということでした。仮設団地に残されているのは、家を建てることができない、または家を建ててもその家を残す相手がいない高齢者、障害を持った方、金銭的な困難を抱える方など、所謂、社会的弱者と呼ばれる方々がほとんどでした。常駐していた社会福祉協議会の職員は、臨時で仮設団地対応のために雇われており、今後、災害公営住宅に社協の見守りが入らないことを悟り、どんどん去って行きました。残ったごく僅かな仮設団地ができた当初からいる職員が、災害公営住宅に移り住んだ後に、東日本大震災のその時と同じように自死や孤独死が急増するだろうことに危機感を募らせ、人と人をつなげることに奔走しています。社会的弱者が残されたはずの仮設団地ですが、先に仮設を出て行った方々が心身の病気を発症し、家から出れなかったり入院したりと、もう東日本大震災後の災害公営住宅のフェーズで起きた現象が始まっています。福島県では災害による直接の死者数を自死、孤独死が超えたとのこと。無力を噛み締めつつ、私たちのまだ出来ることがないか考えて行きたいと思っています。
申請当初考えていたくまもと版「おのくん(仮)」は、仮設団地の集会所に集まるお母さんたちに話を何度かお聞きしましたが、仮設団地にいる間は人形製作できるとのことでした。しかし、災害公営住宅やそれぞれの再建された家に戻れば、交通手段がない高齢の女性たちは集うことは難しいとのこと。発災から3年で大体仮設団地のフェーズから次のフェーズに移行しようとしていることも見えてきて、仮設団地での以前から継続している心のケア、心の結びつきを大切にする活動に専念することに致しました。
臨床心理士、臨床宗教師の方々を招いての研修は深い学びとともに、がむしゃらに走るような活動をしてきた私たちの活動に柱を建てていただいた思いです。また、「The First Action Project —まる1日ミーティング in 九州—」においては、阪神・淡路大震災、東日本大震災、平成28年熊本地震の地域と九州の他の地域を結び、今後の展開のスタートラインに導くものになりました。近年、どこでどんな災害が起きても不思議ではないことは自明の理です。被災地支援とともに、これから起きる災害に向けた取り組みにも今後は注力して行きたいと考えています。

音和座2019

活動期間2019年 7月 21日 ~ 2020年 1月 31日

活動をしてみて

4回の音和座公演は開催する場所にマッチした内容にすることに力を注ぎました。終了してみると、どれも成功で、内容の深いものになり、演奏者もお客様もとても満足をしていただけたと思います。
今回、4回目の認定を採択していただき、ご寄付もいただき安心して良い作品作りに専念できました。
今回の企画の一部は オール埼玉いろどりプログラム、beyond2020プログラムの採択を受け、埼玉県からも文化の貢献として認めていただけました。
音和座の趣旨の下記の4点を実現でき、今後の活動につなげていきたいと思います。
・邦楽や和楽器,歴史にまつわる学びの機会を提供する。
・お客様が楽しかったと思えるライブ(コンサート)に仕立て上げる。
・音楽と環境のマッチングを追求
・衣、食、酒、アート、生け花、歴史等をエンターテイメントの中に入れ込んで日本文化をトータルに実感。

熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト

活動期間2017年 12月 16日 ~ 2018年 3月 18日

活動をしてみて

●助成申請時に掲げていた2万人という目標入場入場者数は達成できた。
●本企画は現代美術館ならではの復興企画として注目を集め、全国版の週刊誌で写真が見開き掲載されるなど、県内外で非常に多くのメディアから取り上げられた。
●「地元市民への励まし」「県外の人々へ熊本の心意気を示す」という目的は髙いレベルで達成され、復興機運の向上に貢献できているのではないかと考えている。
来場者からの感想一部抜粋:
「すばらしかったです。涙が出てきましたが、もっとがんばろうと思えました。」
「作り手の方々の熱意のつまった本当に見応えのある良い展示でした。夜バージョンの熊本城をみて、じーんときました。本当に見られて良かったです。」
●「活動の概況」の項で挙げたように、市民ボランティアがミニチュアセットのディテールアップに大きく貢献してくれた。彼らは本展を「自分たちの展覧会」としてとらえ、広報や会場サービス面などでも自主的に協力や提案をしてくれた。地元企業・団体の協力・協賛も多数得られたが、名実ともに地元市民とともに作り上げ、盛り上がることのできた展覧会となった。
●来場者には会場で撮影した写真を「#特撮熊本城」のタグを付けてシェアしてもらった。来場者によって会場で撮影された写真(ある意味では“作品”)が活発にアップされ、SNS空間も第二の展覧会場と言えるような状態となった。鑑賞者自身が写真撮影を通して、自分だけの風景を切り取る“作者”となり、そこから我々が予想もしなかった創意に富んだ“作品”が生まれてくるという、SNS時代ならではの展覧会のあり方を試行することもできたと考えている。
●今回、助成を受けて予算面のバックアップを得られたことにより、ミニチュアセットから背景・照明まで、通常予算のみでは実現の難しかった設備を手配することが可能になった。その結果、三池敏夫氏の設計イメージを十分に反映した形で、非常に充実した会場を完成させることができた。
●また助成をいただいたことによる縁もあり、損保ジャパン日本興亜と熊本県が共同で制作している熊本地震のアーカイブ記録から、熊本城等のドローン映像を出展していただくことができ、ミニチュア等の展示とあわせて、会場内に地震後の県内の状況を伝えるブースを設けることができた。これによって展示全体の意義はさらに向上したと考えている。

つくば国際アーティストインレジデンス2018「周縁の美学」

活動期間2018年 6月 27日 ~ 2019年 1月 18日

活動をしてみて

「常陸風土記」にも記述される筑波山麓で、現代アーティストが国内外からやって来てアート作品を制作し「アートインレジデンス」を開催できた。筑波山麓が現代アートと歴史と自然が融合する空間となった。
今年は特に、地元の竹を素材として活かした作品が多かった。この竹を利用するにあたり、地元住民との交流がより密接になったと感じている。
来場者は、つくば市民をはじめ、茨城県だけでなく関東首都圏からも多数来場いただいた。
現代アートの鑑賞の機会を活用し、つくば山麓の自然環境も楽しみながら芸術文化を身近なものとして感じてもらい、また芸術を通しての国際交流として、作品の制作過程を観る事によるアーティストとのふれあいの場を提供できた。
さらに、障害者とアーティストの作品を作り上げることもでき、作る過程は双方にとって大変豊かな時間となった。障害者の家族にとっても、自信と体験を共有する機会となった。
当法人は、単に作品を鑑賞するだけでなく、公開制作の機を作ることでアーティストとのふれあいが、文化芸術を身近なものとして捉えるきっかけを作りたいと考えてきた。現代美術というとわかりにくいと思われがちだが、実際に制作したアーティストとの交流は、人を介することにより一気に芸術が近くなり面白くなる。また、自然環境の中での野外展覧会は 美術館とは違い開放的にのびのびと自分ペースで楽しめることが、このつくば国際アーティストインレジデンスの特徴といえる。来年もより充実したつくば国際アーティストインレジデンスとなるよう企画している。

陸前高田昔がたり共有活動

活動期間2016年 6月 14日 ~ 2017年 3月 31日

活動をしてみて

活動をして、予想以上に地域に必要とされていた事業であったことを実感している。事業の成果は以下のとおりである。

①記憶の共有・高齢者の活躍・世代間交流の場の創出
80歳~93歳の地元の高齢者を語り手に招き、9回でのべ360人が参加し、地域の昔の暮らしやまちの様子を学び、共有した。20代から90代が一同に会し、感想などを発言し合い聞き合う、貴重な世代間交流の場ともなった。

②昔のまちや暮らしの記録のアーカイブ作成
語りの音声を用いて「つみ語り」を試作し、様々な場所、機会に聞き直せるようにした他、語りの内容を詳細にテキスト化・冊子化し、未来に残した。

③地域への愛着の醸成
各回アンケートの中でも、「懐かしく感動した」「自分の住む地域に誇りを持つことを学んだ」などの声が寄せられた。また映像や音声、テキストでの発信により、現在他の地域に住む陸前高田出身者や当地域に関心を持つ全国の方々が、昔の陸前高田について理解を深めた。この活動を通して育まれた地域への愛着は、今後の地域づくりの根幹となると思う。

GB Fundの助成をいただいたおかげで、これらの成果を上げることができました。地域で大変好評をいただき注目を集める活動に成長することができたので、新年度も、活動を継続していくことにしております。本当にありがとうございました。

Page Top
PAGE TOP