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活動者の声

第1回名古屋イタリアオペラコンクール

活動期間2023年 11月 16日 ~ 2024年 11月 30日

活動をしてみて

「若く才能ある声楽家の方々に、名古屋から世界に羽ばたく機会を提供したい」という思いで開催したコンクールでしたが、第1回にも関わらず40名以上の応募があり、当コンクールの意義を理解いただけたと感じたと共に、参加者の方からの期待度の高さを感じました。
オペラの本場であるイタリアで活躍されている一流の審査員に講評をもらえるという点も、参加者から大変好評でした。
第1回ということもあり、本選の進行にあたって多くの改善点が見つかりました。控え室にもタイムテーブルを貼る、出場者入れ替えの時間も含めてタイムスケジュールを組む、自由に声出しできる場を設ける、公式ピアニストの導線に無理がないよう審査順を決めるなど、次回開催の際に活かしたいと思います。
ご協賛をいただきました企業様、個人様は税制上の優遇が得られるということで、全ての方が企業メセナ協議会様を通じてのご協賛となりました。ありがとうございました。

関西歌劇団 第104回定期公演 「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」

活動期間2024年 4月 1日 ~ 2024年 11月 22日

活動をしてみて

「カヴァレリア・ルスティカーナ」では、サントゥッツァの心情を歌った場面や、サントゥッツァとトゥリッドゥとの激しい二重唱が皆様に感動を与え、最後の「トゥリッドゥが死んだ!」の叫び声で、ルチアとサントゥッツァの悲壮感が舞台にたちこめ、心に響く舞台となりました。またソリストと共に総勢60名の合唱が美しく清らかなメロディーを奏で、更に壮大かつ迫力をもって舞台に響きわたる音楽をお届け出来たと感じております。

「道化師」では幕前のトニオ役による口上に加え、悲劇とコメディの対比等興味深くご覧頂けたと思います。トニオが座長の妻をしつこく口説いたり、逢引きを見たカニオがネッダを激しく問い詰めたり、カニオが芝居と現実の区別がつかなくなり絶叫したり、最後はカニオがネッダの胸を刺し、客席から駆け寄ったシルヴィオも刺してしまうなど、感情が溢れる出る舞台となりました。

ご来場者の方々からは、「魂を揺さぶる歌声で感動しました。」「感動して涙が出ました。」「迫力満点。圧巻の演技。」「迫真の演技素晴らしかったです。」「愛憎劇、母への思慕が物語として極端に感じられ、イタリア人の気質を色々と想像しました。」「今まで見た中で一番泣いたパリアッチョ。ヴェリズモオペラは面白いと感じられた舞台でした。」「人間性溢れる物語で圧倒されました。」等々のお声を頂きました。
今回は舞台装置のみの公演で、悲劇(カヴァレリア・ルスティカーナ)とコメディ(道化師)という変化をつけたことで写実オペラをよりお楽しみ頂けた思います。
児童合唱・児童助演の子供達は今回の経験を通し音楽の楽しさをより一層感じた様で、公演が終わるのを残念がってました。
今回、若い世代にオペラに興味を持って頂きたいと考え、大阪・兵庫・奈良で音楽を学んでいる高校生を招きました。今後も引き続き範囲も広げて高校生を招待して行くことで、オペラや他の音楽に興味を持って頂き、文化芸術の普及に繋げて参りたいと考えます。

第三回平和の舞<神楽の学校2024inアステールプラザ>-現代によみがえる儀式舞”奉納神楽”-[レクチャーとワークショップと神楽公演]

活動期間2023年 11月 1日 ~ 2025年 1月 31日

活動をしてみて

「第一回平和の舞<神楽の学校2020inさくらぴあ>」、「第二回平和の舞<神楽の学校2022inアステールプラザ>」に続いて「第三回平和の舞<神楽の学校2024inアステールプラザ>」は、現代によみがえる儀式舞“奉納神楽”を主眼とし広島県内の奉納神楽を取り上げてきた。その結果、県民・市民に徐々に定着し538名の来場者から、演目や舞台制作、舞と楽等、様々な観点から高評を得、企画内容の上でも拡充してきたことが窺えた。神楽は地域の共同体における亡くなった方々への“鎮魂と再生”を原意としており、主催である(一社)ヒロシマ・ミュージック・プロジェクトの理念に沿って、<多文化社会と共生><核兵器廃絶と平和への希求>を根底に神楽を通して伝えてきたことが、参加する神楽団と来場者の間で共有できつつあることを実感した。その意味で事業の目的は達成されたと思われる。今後、神楽団が主体となって企画運営を担う際、後継者育成やこれまでの研究者によるレクチャー(神楽の歴史)やワークショップ(神楽の体験:楽や舞や神楽衣装の着衣体験)や神楽公演(神楽の鑑賞)等の立体的な構成を理解し、単に神楽鑑賞ではない神楽文化の継承を県民・市民に継承していけるような体制づくりを行政と民間(県民・市民)と協働して実施してほしい。その意味で、企業メセナ協議会の助成認定制度の活用は企画内容の拡充の上で大変貴重であり、感謝に堪えない。

☆来場者の反応・反響、批評家等の評価など
来場者の反応は、神楽舞台、演出、演舞、楽他、会場ロビーでの比婆荒神神楽と尾道市神楽の展示(八岐大蛇や神楽の歴史や活動地域他)大変高評であった。また共催の(公財)広島市文化財団広報誌「to you10月号」(比婆荒神神楽社副社長 横山英史の巻頭ページ)やマスコミ等(朝日新聞広島版、中国新聞、広島エフエム放送、広島ホームテレビweb等)の広報協力により、2カ月にわたり県民・市民の事前の周知が行われたことは、今回の良い成果につながったものと思われる。
近未来、神楽文化の継承と人材育成等のために、「平和の舞<神楽の学校>」が行政と民間(県民・市民)との協働で開催されるよう組織づくりと運営のために尽力したい。今後とも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン2024

活動期間2023年 11月 1日 ~ 2024年 12月 31日

活動をしてみて

MMCJは今回で通算24回目、2001年創設以来19年間開催続けた事業ですが、2020年の世界的新型コロナウイルス感染症の影響によりこの年はやむなく中止となりました。
翌2021年、2022年は海外からの招聘は断念し、日本在住の弦楽四重奏団4-5組を対象に開催、昨年2023年はパンデミック以前とは行かなくも海外からの招聘を加え、弦楽合奏として開催致しました。
今回はパンデミック以前に戻し海外より講師5名、弦楽合奏団2組(7名)、木管五重奏1組を招聘し、日本在住の弦楽四重奏団2組を加え開催でき、また指揮者のアラン・ギルバートも講師演奏会と、オーケストラの指揮として参加し、今年も充実したセミナーとなりました。
受講生は講師の熱い指導に熱心に答えるそのセミナー内容の充実度は参加者から評価されています。なお一層今後も考えうる限りの充実度のある事業活動を続けていきたいと考えています。
活動の主眼はセミナーではありますが、演奏家にとっては演奏会を行うことは必然で当然学びの一つになるので、いかに演奏会への来場者を増やすか、についても引き続き試行錯誤していく必要性を感じているところ。HPやSNSの活用を開始していますが充分とは言えず、さらに効果的な利用法を模索していきたいと思います。
またセミナー運営については、音楽を学ぶ若者に等しくチャンスを与えたい、との創設者たちの思いから、受講生からの受講料は一切とらず「フルスカラシップ」を掲げています。活動資金はすべて自治体からの補助金や民間の助金、協賛金で賄っているため、常に資金的な綱渡り状態が続いています。
今後もこれまでと変わらずにMMCJの活動をみなさまに広く理解していただけるよう、一層努力することが必要と思っています。

ルンデ2024年春夏公演

活動期間2024年 2月 1日 ~ 2024年 11月 30日

活動をしてみて

2022年9月より当財団の名を冠したホール、HalleRundeで公演を重ねております。
近隣地域へのホールの認知もすすみ、管楽器への感心の高い地域性もあり新しいお客さんも順調に増えてきています。
当面の目標である、毎回のコンサートの有料入場者100名を目指してさらに魅力的な公演をつづけていきたいと思います。
寄附金に関しては、室内楽コンサートが地域文化にあたえる影響の実益の部分が伝わりにくく難儀をしておりますが、引き続き粘りづよく近隣の法人へお願いにあがり続けたいと思っております。

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