芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

三陸国際芸術祭2022「彩」・大船渡プログラム『三陸ブルーラインプロジェクト』

活動期間2022年 5月 2日 ~ 2023年 5月 27日

活動をしてみて

美術家の井上信太氏が、2017年の三陸国際芸術祭に参加した際に、建設中の防潮堤を見て、この防潮堤にタイルで作品を作り、三陸全域の防潮堤をアートで繋げたいという思いを語ってくれた。

しかしそのころは我々もそのような余裕がなく、そのままになっていたのだが、井上氏が三陸に訪れるたびにだんだん完成に近づいている防潮堤を見て、この海と陸を隔てる防潮堤に、子どもから高齢者まで地域の方々と一緒にタイルに色を付けて、みんなの力で防潮堤を飾ることによって、震災の記憶を繋いでいけないか、と熱い思いに、2022年、やってみようかということになった。

しかし岩手県の条例で、防潮堤にモノを取り付けるのは禁止されており、その後、大船渡市、岩手県、東北大学の柴山先生等と協議を繰り返し、2022年9月に2週間の試験設置が許され、その結果を見て、2023年3月から5月までの3か月間の設置が許された。
その設置に際しては、多くのニュースや新聞に取り上げられ、大きな話題となった。

2023年5月以降、大船渡市だけではなく、陸前高田市、釜石市などでもタイルのワークショップを重ね、次回は、ようやく2024年3月11日から2025年3月2日までの、1年間の設置が認めら、現在各地でのワークショップを進めている。

将来、三陸沿岸全域の防潮堤をタイルアートで繋ぎ、子どもたちに対して震災を伝えるきっかけになることと、各地の地域住民が関わり設置することで、三陸の人々、三陸と外の人々を繋ぐアートとして、恒常的に設置できることを夢見ている。

とやま室内楽フェスティバル2023

活動期間2023年 7月 1日 ~ 2023年 12月 31日

活動をしてみて

本年度は、コロナ禍同様に、学校でのアウトリーチコンサート、および全国から応募があるアマチュア演奏家クリニックについては中止としました。
一方で、コロナ禍では中止していた公共施設でのアウトリーチコンサート公演を、1会場だけですが再開したところ、会場は満席となりました。
お客さまが、コンサートホールでの公演もさることながら、気軽に聴けるアウトリーチコンサートも待ち望んでいたことがよくわかりました。
ただし、前々回よりフェローの宿泊施設が余儀なく変更されたことに加えて、前回からセミナー会場の運営母体が変更になったこと、更にインフレ要因からくる各種値上げを主因に経費が増大したことから、コロナ前まで開催していたプレコンサートおよびアフターコンサートは今回も見送りし、本番コンサートのみ実施しております。
お客さまからは「生の演奏が無料で聞けて本当に良かった。とても素晴らしかったです。癒されました。」との声を多くいただきました。
富山県民に向けた芸術振興の一環として、サントリーホールと連携して当音楽祭を毎年開催していますが、このようにコロナ禍でも中止することなく、継続して多くの県民に音楽の素晴らしさを体感してもらっております。
企業メセナ協議会様のご支援のおかげであり感謝申し上げます。

船劇場の市民活用計画

活動期間2023年 6月 21日 ~ 2024年 1月 31日

活動をしてみて

船劇場の船底といいう普段の活動から確認することが出来ないファクターが今回の計画変更の大きな要因となってしまった。確実に実現をするという点で反省の残るものであったことは間違いない。

一方で、実施できた企画について「対談」であったり「新版 小栗判官・照手姫」のプレビュー公演の上演内容については、反響もあり好評であった。本公演は、演劇雑誌テアトロに掲載されたり、漫画家近藤よう子氏がイラスト入りで簡単な感想を紹介してくれたり、舞台芸能の専門家たちからの評価も非常に高いものであった。

次回以降の申請では、より確実性の高いものを対象として申請したいと考えている。

かわさきジャズ2023

活動期間2023年 5月 1日 ~ 2023年 11月 19日

活動をしてみて

今回のかわさきジャズは、国からの補助金が採択されず全体予算が少ない中でのスタートとなりましたが、クラウドファンディング、会場でのカンパ、かるふぁんにより寄付を募り、約140万円の資金を調達することができました。また事業内容などの見直しを行うことで、昨年とほぼ同様の規模での開催を行うことができました。4年ぶりにリアル開催ができた公演や、久しぶりの海外からの大物アーティストによる公演なども実施でき、コロナ以前のようなフェスティバル感が戻ってきました。また、来年の川崎市市制100周年のプレイベントにも参画することによって、音楽面で地域に貢献しました。
地域に根差したフェスティバルとして、人や地域との関わりしろをなるべくつくりながら活動してきた9年間ですが、今年は協力者や協力団体も増え、より一層愛されるフェスティバルに成長してきたことを実感できる年でした。来年は第10回の節目の年となります。音楽を通じて輝くまちを、このフェスティバルにより実現していきたいです。

2023年度広島ウインドオーケストラ定期演奏会

活動期間2023年 4月 1日 ~ 2024年 1月 31日

活動をしてみて

令和5年度定期演奏会を通して取り上げた西村朗氏の「秘儀」シリーズは、このように連続して演奏される機会はほとんどない為、聴衆からの関心も高く貴重な鑑賞機会となりました。第60回定期演奏会の直前に氏が逝去され、公演では演奏者・聴衆の双方が、改めて西村氏が吹奏楽界に残した大きな財産を再認識するものとなりました。世界初演となったアッペルモント「トランペット協奏曲」は、吹奏楽界とトランペット奏者にとって新たなレパートリーの誕生となり聴衆の大きな反響があったことから、今後の吹奏楽界に益々重要な作品になっていくことを確信しております。来年度もこれまでご寄付いただいた企業・個人の方々に加え、当団の活動理念にご賛同くださる方を積極的に募り、継続的にご支援いただけるよう活動して参ります。

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