今年度はコロナ禍で縮小していた事業を少しずつ復活させるとともに、メイン会場の一つである魚津市の皆さまへの認知を高めるために、魚津市での公演を増やし、地元企業さまへの呼びかけをおこなってまいりました。また、学校でのアウトリーチコンサートも復活させ、魚津市で実施しました。(アマチュア演奏家クリニックについては昨年同様中止)
最終日のコンサートは受講生の成果発表会コンサートですが、例年よりも多い観客の方に足を運んでいただき、活動が広まっていることを実感いたしました。
また一方で、今回もインフレ要因からくる各種値上げを主因に経費が増大したことから、コロナ前同等の活動の実施は難しいことを実感しました。しかし今後も工夫を重ねながら、富山県民に向けた芸術振興の一環として、サントリーホールと連携し、当音楽祭を企画運営を継続してく予定です。
最後になりますが、このような芸術文化活動を実施できるのも、企業メセナ協議会様のご支援の賜物です。ありがとうございます。
コンサート前のワークショップでは、当初自分の楽器を持たずに参加されていたマネージメント専攻の学生も急遽友人に借りるなどして参加するなど、時間が過ぎるにつれて、積極的になり、めきめきと演奏が良くなっていく様子を目の当たりにし感銘を受けました。学外の学生も特例で1名参加されましたので、今後は、学外の方にもご参加いただける開けたワーク・ショップの開催の実現を目指し、教育機関、広島で活動しているアーティストの皆様と引き続き連携して、海外の有望な若手演奏家と広島の皆様との草の根交流の機会や、コンサートだけではない交流の可能性を模索してまいりたいと考えております。
本年度も、ラジオを始め、コミュニティー誌などで企画を取り上げていただき、ご協賛企業様社内での告知ご協力、広島市内のライヴ・ハウスでの置きチラシなどが功を奏し、250名様ほどのお申込みをいただきました。しかしながら、消防法での規定や、(コンサート開催のための施設ではないので)お席の配置にも限界があり、大変残念でしたがご来場をお断りすることとなりました。
支援企業様のご支援により開催され、多数のボランティアの人々がコンサートの運営に参加するなど「音楽は享受するものではあるが同時に誰でも参加できるものである」ことを実践し、アートを媒介に聴衆・地域の方々・企業様を横断的に結びつけるというグローヴィルの理念も,本年も無事、実現することができました。
少しずつ団員が増え、活気に満ち、各々チケット販売等の呼びかけが功を奏し、客員数に繋がった思います。今回オーケストラ用に編曲したシューベルトの歌曲とメイン曲のフォーレ、アンコール曲等全てのプログラムは客様より大変好評でした。また一歩前へ進めたと思います。これからも一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。
2011年以来、防大島ふるさとづくり NPO法人周のん太の会との共催で、大島文化センターホールにて開催してまいりました。2020年~2024年はコロナ禍のため開催を見送りました。
地元のコーラス団体「やまびこコーラス」の皆さんは、NPO法人周のん太の会のメンバーの奥様方が主なメンバーで、毎年一度、ご主人方がスタッフとしてステージを支えています。
日本子守唄協会はやまびこコーラスの皆様と一緒に、子守唄・童謡・唱歌を中心とした演奏を地域の皆様に聴いていただいております。今回は高橋美清さん(天台宗僧侶)が会場の皆様と一緒に童謡・唱歌を歌っていただき、相川厚先生(東邦大学名誉教授)が「健康講座」、西舘好子(日本子守唄協会理事長)が「子守唄と子育て支援」についてお話しました。
終焉後、参加者の皆様から「とても楽しくて、為になりました」とのお言葉をいただきました。
活動をしてみて
「経済の格差を体験の格差にしない」をモットーに、本助成の助力を得て、企業や個人の方から協賛・協力を頂きました。
企業から提供を受けたマスキングテープで子どもたちと会場の大きなガラス面を飾りました。来場者が思い思いにマスキングテープでつくっていく絵が4日間のうちにダイナミックでストーリーのあるものへと変化していく様子は圧巻でした。
同主催であった公益財団法人岡山文化芸術創造、子どもと舞台芸術大博覧会岡山実行委員会も、多くの出会い・つながりが生まれたことを実感し、このつながりを一過性のものにせず継続したい旨を語っています。今後も岡山の子どもと文化発展につながることが期待されます。
来年度は長野県茅野市での開催が決まっています。今後もより多くの子どもたちに文化芸術体験が届けられるよう、全国各地での開催を進めてまいります。