助成金により不足していた太鼓の補充ができました。
支援していただいた太鼓にて、本会初めて県外での公演に参加いたしました。おかげさまで中越沖地震の被災地のみなさんと東日本大震災の被災者のわれわれが共通の体験を分かり合いすばらしい公演になりました。
ご寄付いただいた皆様には本当に感謝申し上げます。 ■当日のフォトムービー■
こちらよりご覧いただけます→大島神社秋季祭典(「大島神社秋季祭典」の文字にhttps://www.facebook.com/photo.php?v=4573213937366&set=vb.157360147661460&type=2&theater のリンクを貼り付けてください)
今年は東北地方から西日本での実施となりました。
今年は希望によって同じ施設で数日の滞在実施を行いました。まだ傷跡は大きいと感じましたが、現場で日常に早く戻り学業を優先したいなどと言う声を聞く 反面、福島などでは子供達が外で遊びにくく体力の衰えも出て来ていると聞きました。南相馬市の図書館では訪問された方が「駅が使えなくなって閑散とした町 にこんな活動が来てくれると華やかになっていいね」と似たようなお話を数名から聞きました。まだ多くの活動団体が今も現地に入られていますが、このような 話から今後は福島を中心により期間を春休み、夏休みなど長期間の開催をして遊び場としての要素を大きくした活動が必要であるように思いました。
作品は高橋史郎氏の巨大な柔らかい彫刻の展示。子供達が自然に触って遊んでいました。
木村崇人さんの作品は巨大な日光写真、10名の子供の体をそのまま被写体にした作品でした。
ワークショップは吉澤美香さんのシールで目を作るワークショップで小さな子供が簡単に遊べるものでした。ブロックを使ったタムラサトルさんの作品は多くの年齢の方々に楽しんで頂けました。
また、参加してくれる子供達によって作家の意図とは違う使い方や遊びが生まれたのが発見でした。開発好明の作品では本来3名しか乗れない作品ですが子供たちの中で何人上に乗れるのかという遊びが生まれクラスで入れ替わり立ち代わり遊び始めました。
想像力が新たな発見や想像力を生み出すのだと感じた経験になりました。
昨年はレンタルした獅子頭を使い実施しましたが、本年は当地区の財産であるテレボクが復元されるということで、昨年より地区民が集い獅子頭の完成を喜ん でおりました。久々の再会をした人もおり、獅子振り以外のお話も盛り上がっておりました。この獅子頭は当地区の地名の由来となった朝鮮国からきた王子にま つわる物で、昔は王浜(現大浜)と書きました。その王子が大浜に流れついた時の船材(テレボク)で作製していただきました。業者様もこんなに珍しい特徴の ある獅子頭ははじめてだと、力を入れて頂きすばらしい出来栄えに驚きました。
被災地はまだ復興どころか復旧も思うように進んでおりませんが、無くした物が1つでも帰ってきた事がこんなにもうれしく実感できました。本当にありがとうございました。
これからも地区鎮守の神社の再建やお祭りの復興を通して地域のコミュニティーの場となるよう努めて参りたいと思いますので引き続きご指導ご支援の程よろしくお願いいたします。
①わざわざ来て頂いた片岸町内の人々が「こんなに沢山」というくらい集ってくれました。
②沢山の方々から助成して頂き、立派な道具が揃いました。
③踊り手の気持ちも一丸となり、2日しか練習はできませんでしたが、いつもと同じような踊りができたと思います。
④門ぶちもしました。まだ用意ができていないのが山車です!でも太鼓だけ乗せれるように団員が工夫をして山車を作りました。花も飾ったりしましたが更に頑張ろうと思いました。
⑤まだ町は何も変わっていませんが、もしかしたらまた復活する時が来るような思いになりました。本当にありがとうございました。まだまだですが1歩ずつ前に進んでいきたいです。
活動をしてみて
・備品の整備により練習できる体制が出来た。
・災害の時は途方にくれましたが、助成の申し出を受けていただき、再起する決意に喜びと勇気をいただき深く感謝申し上げます。
・練習場の流出により通常の練習が出来ない事から、練習場の確保が課題であります。