〇例年はもっと多くの人の参加で実施されますが、被災者及び犠牲者親族で年越をしなかった家族が多く、少なかった。(年越をしなければ参加できないため)
それでも、例年通りの行事が行われたことに地域の皆様の歓迎を受けました。
1月15日には地域の総会。111名の参加で公民館収支決算報告がなされ悪魔祓いの決算も報告されまして今回の助成金に対して厚く御礼を申し上げる所であります。
例年より廻る家庭が少なかったけれども寸志が多かった。
〇尾崎神社への道も浸水し仮設道路で、午前12時15分元朝参りには人はいませんでしたが、8時頃には賑わっておりました。悪魔祓いに参加した者は助成金に感謝申し上げております。
助成金を受け被災した獅子頭や太鼓、半天、獅子舞用ズボン等を修復と新調することが出来ました。お陰様でお正月の悪魔祓いや八坂神社例祭に奉納すること が出来ました。今年の八坂神社例祭は伊勢神宮の百桃の会(もものかい)巫女舞や神奈川県まつり50選「藤野囃子」さらにチンドン日本一の日頃市町「寺町一 座」そして地元中学生の「よさこいソーラン」も奉納され例祭を盛り上げて頂きました。
特に百桃の会の皆様には、前日から宿泊していただき当日の神幸祭、渡御行列、御旅所着御祭、御旅所発與祭、そして還幸祭と二日間参加していただき華を添 えて頂きました。中赤崎町民全員が初めて見る巫女舞や藤野囃子に圧倒されたようです。異口同音に「今年の例祭は最高だ」と興奮しておりました。心から御礼 申し上げます。
ご寄付いただきました皆様に何を御礼すればよいかわかりませんが、確実に復旧・復興に向けて歩んでおりますのでご安心ください。中赤崎地区が復興したときは是非ともお立ち寄りください。本当に有難うございました。
今後も中赤崎獅子舞保存会は継続して郷土芸能の発展と保存に努力してまいりますが、町外移転等がありまして人員の確保が難しくなっておりますが何とかしますのでご安心ください
保存会会員は震災後遠く離れた会員、仮設に入ってしまい中々足を運べなくなった会員とバラバラになり震災後の活動は唯一祭典開催の時になりました。
今回申請した際には会員全員に声を掛け最後の奉仕と思い昔のように
自分達でやれる事はやろうと言い山車保存倉庫建てる計画を立て
材料費の不足分を支援して頂き自分達が用意出来る物は
自分達で…時間を合わせ少しずつ建てる事で人件費にはお金を掛けないと言うやり方でかなり時間はかかりましたが、完成させる事ができました。
しかし震災前はこれが当たり前の事でケンカをしながら用意した事を思い出しながら作業が出来ました。思い出させて頂きありがとうございました。
前略 この度はGBFundによる多大なるご支援を宜わり、私達行山流水戸辺鹿子躍保存会は元より南三陸町関係機関の方々からも心から御礼を申し上げてほしいとのメッセージを頂いております。ほんとうにありがとうございました。
昨年の3月11日の大震災の津波によって私達の住む所はすべて流されてしまいました。鹿子躍の練習所にしていた地区のセンターも流され、中に置い てあった装束や太鼓など、すべて流されてしまいました。鹿子躍は出来ないとあきらめていた時、奇跡は起こりました。ガレキの中から一つ、二つと海に流され て行かなければならないはずの12個の太鼓が大勢の人たちの手で集まり始め、11個の太鼓が揃いました。その他の衣装などもなんとか踊れるくらいのものが 見つかり、登米市の避難所で皆に泥を洗い流してもらい修理をしていたところ、登米市さんの避難所を励ます葉桜祭りに参加を要請受けました。その時一緒にい た中学生達の「踊ります」という言葉に背中を押され出演したことがテレビで放映され、全国の皆様から多くのご支援、御励ましを頂き、各地において出演をさ せてもらいました。
この活動に参加したのは主に高校生、中学生で、これまで小学5、6年生に指導して来たものが大震災で失われようとした伝統芸能を危機一髪救ってくれまし た。すべてを失った環境の中にあっても子供達が逆に強くたくましく育っていく姿を、この活動を通じて強く感じることができました。
寄贈していただきました太鼓や旗など、これからの活動になくてはならないもので大切に使わせていただきます。私達保存会に御寄せ頂きました多勢の皆様方の御心を今後の活動の糧として参りたいと存じます。ほんとうにありがとうございました。
行山流水戸辺鹿子躍保存会
会長 村岡賢一
活動をしてみて
○助成金によって実現したこと
①全国から届けられた中古三味線を修理し、撥などの備品を揃えることが出来、三味線借用も出来、教室の受講生一人一台の三味線が調達出来、充分な練習が可能となりました。
②子供たちは修得した曲で仮設住まいの方々に演奏を聴かせ元気になってほしいとの声を上げ、10月に実現しました。稽古回数も増やしました。
○参加者の声、御礼のメッセージ
①演奏のリハーサルでは不出来でどうなることと心配しましたが、
本番は素晴らしい演奏となり「聴いてくれると思うと演奏が変わる」と反省文に書いた子供の言葉通りの運びに100名近い来場者は感動と「いやされるねー!」と言って、釜石小唄は一緒に唄ったり踊ってとても楽しい会となり、子供たちは満足一杯でした。
②中学生は日本の楽器を弾き、そして鑑賞に顔を輝かせておりました。
③指導者は萎えていた気持ちが、一生懸命の子供たちから活力を頂き元気づけられましたこと、1年前の全てを亡くした茫然とした日より活動再開出来ま したこと、GBFund寄付者の皆様に深く御礼申し上げます。今後もこの活動を続け、地域の皆様に、又、子供たちの演奏をお聞かせしたいと思います。学校 活動も継続します。