● 9月15日公演
小樽ジャーナル様の取材があり、後志管内より多くの方が来場されました。
舞踊と現代アート映像を組み合わせた公演は初めて観覧される方が多く、感動されたとの感想を多くもらい次回の公演の予定、場所など問い合わせが寄せられました。
これまでにない、演出及び演奏、野外公演という環境での公演は、大人、子供が楽しめる文化公演でございました。
● 9月16日公演
小樽市内をはじめとする、小学校中学校、18歳以下の方を招待し多くの若い方に、松前神楽の迫力ある演舞そして、裏千家のお抹茶の呈茶の席、お琴の音色など文化を五感で感じていただきました。
「子どもと舞台芸術大博覧会2023 in NIIGATA」を開催しました。りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館と新潟市音楽文化会館を全館借り切り、「舞台の森」(子どものための舞台作品26ステージ)、「あそびの森」(子どもの創造力・想像力を刺激するあそびのプログラム)、BABYの森(赤ちゃんのためのアートスペース)、まなびの森(子どもと文化についてのシンポジウム)と、4つのジャンルに応じたプログラムを企画しました。
「経済の格差を体験の格差にしない」をモットーに、本制度の助力を得て、多くの企業や個人の方から協賛金を頂きました。
コンサートホールで開催した「わいてくるくるおんがっかい」(ロバの音楽座)には、1000席の招待券を配布。告知からあっという間に申し込みで埋まり、多くの子どもたちに、初めての舞台芸術体験を届けることができたことは、何よりもの成果でした。市民の方からの期待の高さ、潜在的なニーズのあることも伺えました。
全体として、市内の学校からのチラシ配布の他に、地元メディアでの丁寧な広報発信が功を奏し、無料のプログラムはもちろんのこと、有料の各プログラムも盛況で、舞台を観て、遊んで、1日たっぷり会場で過ごす子どもたちの姿が多く見られました。
当日アンケートにも「“一日中遊べる”、まさにその通りでした。子どもも大人も目がキラキラ☆彡普段味わうことのできない劇を観れたり、劇までの間もたくさんのワークショップを楽しめました」「あちらこちらにアートがあり、楽しい声が聞こえ、子どもたちが遊んでいる!素晴らしい空間をありがとうございました」などの感想が寄せられました。
4日間で11,378人の参加があり、特に「はじめてりゅーとぴあを訪れた」人が多かったのは特徴的でした。
同じく主催であった公益財団法人新潟市芸術文化振興財団、にいがた森もりサポートチーム、共催の学校法人新潟清陵学園の方々の尽力は、新潟の子どもたちにとっては大きな力となりました。今後もそのネットワークが継続し、新潟の子どもと文化発展につながることが期待されます。
来年度は岡山市での開催が決まっています。今後もより多くの子どもたちに文化芸術体験が届けられるよう、全国各地での開催を進めてまいります。
この作品は、シンデレラのお伽噺をオペラ化したもので、子供の頃から慣れ親しんだストーリーであり、サンドリヨン(フランス語)の上演機会が少ない事もあって沢山の方に興味を持って頂くことが出来ました。公演ではバレエや助演が華やかさを添え、その上映像も加わる事でより一層遠近感を感じる豪華な舞台をお楽しみ頂けたと思います。今回はオペラ観劇が初めてのお客様も多くご来場され、アンケートにおいても、「このオペラを充分に楽しめました。」とご感想を頂けた事は、今後のオペラファン獲得にも繋がったと考えます。
タイトルロールの岡本真季はかなりの成長を遂げ、次世代を担う歌手の育成に繋がったと考えます。小妖精は若手を起用し、先輩方と舞台にあがる事によって沢山の刺激を受け、全員が好演してくれたことは、これからのオペラ界や当団にとっても嬉しい結果となりました。
今回のプロジェクトを実施してみて、「音楽」によって、子どもから大人まで誰もが笑顔になれる時間を共有できることを改めて感じた。
途中、笑顔で身体を揺らしてノリノリで音楽を浴びていた赤ちゃんがいたが、保護者によるとその赤ちゃんは人生初めての生演奏を聴く機会であったとのこと。スマホやテレビ等で音楽を聴くことはできても、その音をどうやって出すのか間近で見る経験や、演奏者の表情や、その気迫によって迫力のある音楽に包まれる体験は、ライブでしか経験できないものである。育つ環境や出自に関わらず、子どもの頃から本物の音楽に触れる機会をつくることは重要であると感じた。「そだちのシェアステーション・つぼみ」は開所したばかりの施設であり、今後さらに地域の子どもや大人が集まる地域交流スペースを目指しているとのことであった。このような誰にとっても居場所となる場所があることは、地域の子どもたちにとっても大事であるため、芸術家と子どもたちとしても、そのような場所とのつながりをもちながら、文化芸術を通して地域交流の機会を創出していきたい。
活動をしてみて
来年で20年を迎える当舞楽会は、本年度の開催をもって、現代に伝わる雅楽の演目をほぼ上演することができた。屋外上演の醍醐味で、春の舞楽会は初日午後から突然の豪雨となり、舞台道具が濡れるなどの被害もあったものの、これまでの経験を活かして継続できるよう精進している。子供たちの出演も多くなり、舞台が華やぐ機会も増えて、今後の活躍を期待したい。