芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
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活動者の声

Projectumï『寂しさにまつわる宴会』

活動期間2024年 4月 1日 ~ 2025年 3月 31日

活動をしてみて

来場くださった観客の方々、「かるふぁん」やSNSなどを通じて支援してくださった多くの方々に支えられ、団体projectuïによる初めての主催公演を無事に完走できたことにほっとし、感謝しております。
公演は、全日程チケットを完売して、盛況の元に終えることができました。
娯楽としての演劇の魅力を観客の皆さんに感じていただけた手応えがあり、半数近くの方々が1時間ほど前から入場して飲食や温泉を楽しみ、終演後も残って語り合う輪が広がっていて、演劇を複合的な生活の喜びとして社会に広めたいという意図は大きく達成できたと思います。
会場アンケートの感想では「最初は楽しい宴会だと思っていたら、途中から虚構と現実の境界がわからなくなるような二度とない不思議な観劇体験だった」という声などをたくさんお寄せいただきました。幅広い客層に対してひらかれたエンタテイメント的な見やすさ・楽しさがありつつも最後はテーマを考えさせられるという構成にご好評をいただき、なるべくたくさんの人々の生活に、演劇によって少しでも多様な経験が加わって欲しいという、作品にこめた願いは実現できたのではないかと思っています。
なるべく多くの方々に観ていただけるように、チケット代金を抑えた結果、資金が不足しておりましたが、ご協力、ご協賛くださった皆様のおかげで不足分を補填することができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後とも、社会にとって意義のある作品を創りだせるよう努力してまいります。

鵠沼音楽アカデミー

活動期間2024年 8月 1日 ~ 2025年 3月 31日

活動をしてみて

活動者として「かるふぁん!」に登録し、実際の負担額が減少する旨を伝えた結果、ご寄付いただける額がこれまでより上がりました。また支援者からも、そのようなシステム登録されたことで、効率よく支援することができるとの喜びの声をお聞きし、登録して良かったと思いました。
しかし、企業メセナ協議会の助成制度に認定されたとチラシや公式ウェブサイトに表記していても、個人的にこちらからお声がけしない限り、なかなか新規の支援者、これまでの支援者へ伝わることがなく、周知の仕方に悩まされました。

Music Dialogue ディスカバリー・シリーズ2024-25

活動期間2023年 9月 1日 ~ 2025年 3月 27日

活動をしてみて

設立からの10年間密に関わってきたアーティストたちが共演した時に生まれる音楽の自由さや一体感の特別さを、演奏家達だけでなくお客様までが感じて下さり、シリーズ全4回、公開リハ・本番ともに事前完売となった。

芸術監督の大山が設立以来「若手」たちに伝えてきた音楽づくりの在り方が、今や中堅となったMDアーティストたちにしっかりと受け継がれており、彼らが中心となってさらに次の世代の若手に指導していたのが印象的であった。また上田晴子・竹澤恭子や大山平一郎というベテランと共演することで、MDアーティストたちも自らを軌道修正したり、さらに学び続ける必要性を感じた場面も多く見られた。

そのような理由からもMDアーティストたちがこのシリーズに出演したいという要望が多いため、4回という限定的なシリーズでは東京や京都で開催している室内楽塾で発掘した気鋭の若手に出演機会を提供することが難しく、今後のシーズン組立て、東京以外にも演奏場所を求めていくのかなども含め、今後検討予定である。

7月の回では設立以来初めて、MDアーティスト11名が中心となった弦楽アンサンブルを演奏したのが大好評であったことを受け、25年度以降もなんとか毎年1回これを継続していくという、新たな展開につながった。

知的障害の特性を主体的な表現に変換するアートプログラムの社会共有

活動期間2024年 4月 7日 ~ 2025年 3月 31日

活動をしてみて

<1.あしプロ練習会について>
6月の練習会に東京新聞「かながわ未来人」取材 https://www.tokyo-np.co.jp/article/334025 
10月にテレビ朝日「未来につなぐエール」取材 https://www.tv-asahi.co.jp/mirai_yell/backnumber/0083/
これまで継続してきたことが外部からも見えるようになってきたようで、この2件の取材により、活動が広がり、練習会参加者や舞台への観客が増えた。

知的障害のある20~30代の若者たちは、支援から離れた場所でアートを通じた自己実現に挑戦することで、身の回りの荷物の整理整頓ができるようになったり、ほとんど喋らなかった方が毎回歌を発表したり、言葉の出にくかった方がSNSに書き込みをするようになるなど、積み重ねた体験によって成長している。「支援高校の修学旅行を最後に、友達との旅行はしたことがなかった」「予定の変更が苦手な子が、台風での延泊をむしろ喜んで乗り越えられた」「彼女が歌うのを両親も初めて聴きました」「言葉の出にくかった子が、あんなに積極的に一番に発表の手を上げるなんて胸熱」ご家族より。

大阪から毎月2名がオンライン参加するほか、体験券の発行により、グループホームで暮らす40代の方、中学生、支援高校生の参加もあり、参加層がじわじわ広がっている。初めて行ってみた交流会では、知らない人が苦手な方も、環境を整えることで安心して発表を行えて、応援者と交流できた。参加者にとってとても大切な活動場所となっている。

<2.アウトリーチについて>
アウトリーチはあしプロメッセンジャーが出演者としてのキャリアを積む機会となっている。福祉施設イベントではあしプロメッセンジャーの友人や支援者も訪れ、重度心身障害の方も含むイベント参加者全員が楽しんでいた。また、学校へのアウトリーチでは、今年は普通級実施で交流級の生徒参加は1名のみの参加だったが多様な国籍につながる生徒がおり、黒人差別の歴史から共有し「人と違うことを楽しむ」というテーマでタップダンス表現を楽しみ、その後チームとなってオリジナルダンスを作り上げ、のちにご家族を招いた発表を行った。NPO法人未来をつかむスタディーズさんとの協働も二年目となり、学校現場での謝金の薄さは双方において課題と感じている。内容へのダンピングではなく、財源が限られる中で開催希望が多いために1件あたりの謝金が薄くなっているとのこと。
また、東京都内のさまざまな教育関係者の方からご依頼をいただくなど、活動認知が広がっている。

<3.自主公演について>
年度はじめの4月にマグカルシアターで新作「VISION」の発表を行い、神奈川県内では初の試みとして現地出演者を加えたことは非常に意義深いことだった。一般の大人の現地出演者が交わることで、一般参加者が子供や若者のときには起こらない表現スタイルとなった。知的障害のある出演者が一般の大人にいかに気を使いどのように振る舞うのか、これが社会で起きている「目に見えない薄いバリア」を象徴している事が大きな学びとなり、12月YPAM公演は現地出演者を交えない「VISION」「TO KNOW」連続上演とした。このことにより作品の意図は精度を増し、観客側の気づきも深まった。
「何かを伝える時に誤解の生まれない表現について、深く自らのことに引き寄せて考えながら観ていた。/横浜市内現代美術家より」
「とても気づきも多く、学びになった。今回初めて見たが、またぜひ見に来たい。/鎌倉市内小学校支援級教諭より」
「彼らはとても大人で、細やかに人との距離をとっている。そんなところがよく現れていた。横浜市内福祉職員より」

認知の広がりにより、メディアや学校、NPOからの取材や依頼が増えたのはとてもよかったが、協働への感謝とは裏腹に、関係性のある企業へさらなる金銭の寄付を募ることの難しさを感じました。
また、活動を支えてくれる人たちが、ボランティアで運営業務をしている状況は、今後改善していかないとならないと思っています。

郡山キャナル国際音楽祭2024

活動期間2024年 4月 1日 ~ 2025年 3月 31日

活動をしてみて

この音楽祭企画は、プロの音楽界で注目されている地元郡山市や本県ゆかりの演奏家と国内外の演奏家が共演するクラシック音楽をメインにした国際音楽祭で、郡山市が楽都として成熟した音楽文化を醸成することを目指しています。
1年を通して音楽公演を開催し、さらに学校への訪問や病院への慰問公演を実施しています。
公演の内容も音楽祭の公式SNSで発信し、多くの方に活動を知っていただき、継続して開催できるように支援を求めております。
今回は初めて利用させていただき、寄付を望む方とのマッチングに活用させていただきました。
おかげさまでお金の流れもスムーズに運べました。
今後もぜひ活用させていただきたいと考えております。
また、企業メセナ協議会自体の知名度がさらにアップし、事業自体に寄付申し込みがくるような広報展開も望んでいます。

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