これまで三陸国際芸術祭は、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)の主催で行ってきました。しかし5年目を迎えるにあたって、未来に向けて、三陸の各自治体と共に歩んでいけるような実行委員会を組織したほうが良いのではという、アドバイスをいただき、実行委員会を形つくるために、北は八戸市から南は陸前高田市までの15市町村をスタッフと共に何度も回りました。結果7月に準備委員会の開催、11月5日に、無事に11市町村、岩手県広域振興局および民間6団体、計18団体による『三陸国際芸術推進委員会』が発足しました。委員長を三陸鉄道株式会社の中村社長に引き受けていただき、副委員長を、大船渡市長と宮古市長に担っていただくことになりました。
この推進委員会の発足により、三陸全域での、三陸国際芸術祭の実施が現実化することになりました。
今年度の開催地は、八戸市、階上市、久慈市、田野畑村、宮古市、大槌町、住田町、大船渡市、そして同時に開催されたアジアセンター主催の「三陸×アジア」にて気仙沼市、陸前高田市も加わり、三陸沿岸10市町村での開催となりました。
これまで三陸国際芸術祭は、夏から秋に野外を中心に開催してきましたが、今年度はじめて2月・3月という冬開催への挑戦となりました。当初は、寒くてどうなるだろうと心配していましたが、屋内で行われた公演や交流、体験は、外が寒いだけにより屋内で熱く、深いプログラムになったように思います。
今年度アジアからの芸能団体は、初来日のインドネシアの郷土芸能にあたる“ジャティラン”を2団体招聘しました。2団体とも、各地で大変評判がよく、かつ三陸各地の郷土芸能団体や子供たちととても良い交流の時間を持つことが出来ました。各地で、今度は自分たちがインドネシアに行って、芸能団体と交流したいという多くの声を聴きました。
各地での出来事は、書き出すときりのないほど多くのエピソードがあります。それだけ各地で濃い時間を生み出せたのだと思います。これらのことが、三陸の復興において、未来に向けてのひとつの大きなステップになることと信じております。
企業メセナ協議会のサポート、そしてトヨタ自動車株式会社からの支援を受けて実現できている芸術祭です。ありがとうございます。関係者を代表して、心より御礼申し上げます。
令和元年6月
三陸国際芸術推進委員会事務局
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長
三陸国際芸術祭プロデューサー
佐東範一
三陸国際芸術祭の主催者を、2018年11月に発足した三陸国際芸術推進委員会としてから2回目の芸術祭となりました。
今回は、秋・冬の2回のプログラムとし、さらに充実した内容を目指しましたが、残念ながら冬プログラムについては新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために中止となりました。また、秋プログラムについても、直前に三陸地域を襲った台風と大雨の影響により、一部プログラムを中止セざるを得ない状況となり、予定していたプログラムから大幅に小さい規模の開催となってしましました。
しかし、そういった中においても、三陸国際芸術祭の特色ともいえる体験型プログラム「習いに行くぜ」にはリピーターが参加したり、今年度から開催した三陸芸能短期留学事業(アーティスト・イン・レジデンス)の参加アーティストが参加したりといった、多用な参加者があったほか、インドネシア・バリ島のバロンダンスとガムランの演奏、そして岩手県・大槌町の複数の伝統芸能団体による創作「シシの系譜」は、国境をこえた芸能が融合するというだけでなく、同じ地域にありながら一緒に舞うことのなかった芸能がひとつの舞台に立つという、意義深く画期的な創作芸能であったと思います。この舞台には普段はあまり芸能に関心のなかった地域内外の方々も鑑賞に訪れてくれました。私どもとしても、今後の展開に向け、たしかな手応えを感じることができました。
これからも、さまざまな事業を通じて、世界に発信をつづけていきたいと考えております。
企業メセナ協議会のサポート、そして各社様からの支援を受けて実現できている芸術祭です。ありが とうございます。関係者を代表して、心より御礼申し上げます。
三陸国際芸術推進委員会事務局
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長 三陸国際芸術祭プロデューサー
佐東範一
三陸国際芸術祭の主催者を、2018年11月に発足した三陸国際芸術推進委員会としてから2回目の芸術祭となりました。
今回は、秋・冬の2回のプログラムとし、さらに充実した内容を目指しましたが、残念ながら冬プログラムについては新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために中止となりました。また、秋プログラムについても、直前に三陸地域を襲った台風と大雨の影響により、一部プログラムを中止セざるを得ない状況となり、予定していたプログラムから大幅に小さい規模の開催となってしましました。
しかし、そういった中においても、三陸国際芸術祭の特色ともいえる体験型プログラム「習いに行くぜ」にはリピーターが参加したり、今年度から開催した三陸芸能短期留学事業(アーティスト・イン・レジデンス)の参加アーティストが参加したりといった、多用な参加者があったほか、インドネシア・バリ島のバロンダンスとガムランの演奏、そして岩手県・大槌町の複数の伝統芸能団体による創作「シシの系譜」は、国境をこえた芸能が融合するというだけでなく、同じ地域にありながら一緒に舞うことのなかった芸能がひとつの舞台に立つという、意義深く画期的な創作芸能であったと思います。この舞台には普段はあまり芸能に関心のなかった地域内外の方々も鑑賞に訪れてくれました。私どもとしても、今後の展開に向け、たしかな手応えを感じることができました。
これからも、さまざまな事業を通じて、世界に発信をつづけていきたいと考えております。
企業メセナ協議会のサポート、そして各社様からの支援を受けて実現できている芸術祭です。ありが とうございます。関係者を代表して、心より御礼申し上げます。
三陸国際芸術推進委員会事務局
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長 三陸国際芸術祭プロデューサー
佐東範一
三陸国際芸術祭の主催者を、2018年11月に発足した三陸国際芸術推進委員会としてから2回目の芸術祭となりました。
今回は、秋・冬の2回のプログラムとし、さらに充実した内容を目指しましたが、残念ながら冬プログラムについては新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために中止となりました。また、秋プログラムについても、直前に三陸地域を襲った台風と大雨の影響により、一部プログラムを中止セざるを得ない状況となり、予定していたプログラムから大幅に小さい規模の開催となってしましました。
しかし、そういった中においても、三陸国際芸術祭の特色ともいえる体験型プログラム「習いに行くぜ」にはリピーターが参加したり、今年度から開催した三陸芸能短期留学事業(アーティスト・イン・レジデンス)の参加アーティストが参加したりといった、多用な参加者があったほか、インドネシア・バリ島のバロンダンスとガムランの演奏、そして岩手県・大槌町の複数の伝統芸能団体による創作「シシの系譜」は、国境をこえた芸能が融合するというだけでなく、同じ地域にありながら一緒に舞うことのなかった芸能がひとつの舞台に立つという、意義深く画期的な創作芸能であったと思います。この舞台には普段はあまり芸能に関心のなかった地域内外の方々も鑑賞に訪れてくれました。私どもとしても、今後の展開に向け、たしかな手応えを感じることができました。
これからも、さまざまな事業を通じて、世界に発信をつづけていきたいと考えております。
企業メセナ協議会のサポート、そして各社様からの支援を受けて実現できている芸術祭です。ありが とうございます。関係者を代表して、心より御礼申し上げます。
三陸国際芸術推進委員会事務局
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長 三陸国際芸術祭プロデューサー
佐東範一
活動をしてみて
これまで三陸国際芸術祭は、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)の主催で行ってきました。しかし5年目を迎えるにあたって、未来に向けて、三陸の各自治体と共に歩んでいけるような実行委員会を 組織したほうが良いのではというアドバイスをいただき、実行委員会を形つくるために、北は八戸市から南は陸前 高田市までの15市町村をスタッフと共に何度も回りました。結果7月に準備委員会の開催、11月5日に、無事に11市町 村、岩手県広域振興局および民間6団体、計18団体による『三陸国際芸術推進委員会』が発足しました。委員長を三陸 鉄道株式会社の中村社長に引き受けていただき、副委員長を、大船渡市長と宮古市長に担っていただくことになりました。
この推進委員会の発足により、三陸全域での、三陸国際芸術祭の実施が現実化することになりました。今年度の開催地は、八戸市、階上市、久慈市、田野畑村、宮古市、大槌町、住田町、大船渡市、そして同時に開催されたアジアセンター主催の「三陸×アジア」にて気仙沼市、陸前高田市も加わり、三陸沿岸10市町村での開催となりました。
これまで三陸国際芸術祭は、夏から秋に野外を中心に開催してきましたが、今年度はじめて2月・3月という冬開催への挑戦となりました。当初は、寒くてどうなるだろうと心配していましたが、屋内で行われた公演や交流、体験は、外が寒いだけにより屋内で熱く、深いプログラムになったように思います。
今年度アジアからの芸能団体は、初来日のインドネシアの郷土芸能にあたる“ジャティラン”を2団体招聘しました。2団体とも、各地で大変評判がよく、かつ三陸各地の郷土芸能団体や子供たちととても良い交流の時間を持つことが出来ました。各地で、今度は自分たちがインドネシアに行って、芸能団体と交流したいという多くの声を聴きました。
各地での出来事は、書き出すときりのないほど多くのエピソードがあります。それだけ各地で濃い時間を生み出せたのだと思います。これらのことが、三陸の復興において、未来に向けてのひとつの大きなステップになることと信じております。
企業メセナ協議会のサポート、そしてトヨタ自動車株式会社からの支援を受けて実現できている芸術祭です。ありがとうございます。関係者を代表して、心より御礼申し上げます。
令和元年6月
三陸国際芸術推進委員会事務局
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長
三陸国際芸術祭プロデューサー
佐東範一