コロナ禍の中でしたので、新しく難しい対応をせざるを得ませんでした。
そのような中でも、8月20日とちぎテレビ「What7s RDGs 〜未来を作るサステナブルなとちぎ旅」の収録があり、9月6日に放送され、また9月20日「とちぎ日和アートの街那珂川を満喫」で取材受け、10月19日に放送されました。このように色々な広報の協力を得られたのはとても有難かったです。
■当プロジェクトのテーマである戦国武将の国づくりは、治水・利水による農業振興・経済対策が要であったことが、新作狂言という武将芸能の活用によって広く市民に伝えることができました。
■新作狂言でしかもプロ狂言師と一般児童の共演は話題性が高く、募集・オーデション・稽古・本番の流れの中で常にメディア取材を受けました。
■12月5日・6日の主催事業は、新型コロナ感染拡大防止策をとりながら定員の2分の1の無料開催とし、入場予約は即日満員となりました。
■有識者のトークセッションによって、新作狂言の主題はさらに深まり、出演者・観覧者ともに楽しい学びの場として、アンケートの90%が満足との回答でした。
■コロナ禍の会場規定などの変更対応に翻弄されましたが、感染者の報告もなく、無事に開催できてよかったです。
■リモートによる遠隔地の市民交流は便利なので、今後さらにブラッシュアップしたいと思いました。
◎面識のない外国の人とオンラインでの交流で相互理解を深めるためには、時間がかなり必要で、映画祭を、72日間という長い期間行うことになりました。コロナ禍で1年延期した停滞感もあるので、プレ企画、開会式、学生交流会、授賞式、上映会などを一つ一つていねいに企画し、SNSで事前、本番、事後を配信するなど達成感のあるものにしました。
◎映画祭をどこで開催するかは、とても重要なことです。フィジカルで開催を予定していた池袋は、戦前、「池袋モンパルナス」として、周辺のアトリエ村の若き芸術家の夢の交差点であったことや、戦後、そのアトリエ村近くに若いマンガ家たちの夢が集まった「トキワ荘」があったことなど、昔から、夢を羽ばたかせる力を与えてくれる場所でした。オンライン開催となったため、若き才能のインキュベーションとしての池袋の歴史を紹介するビデオをつくり、第14回アジア国際青少年映画祭(AIYFF)参加監督全員に贈りました。
◎映画祭のハイライトともいうべき授賞式を理知的なメディア特性を持つZOOMなどオンライン会議システムで行うのはなかなか難しい。会場でフィジカルに行うように一期一会のお祭りとして感情の高まりに流してしまうことができないからだ。できるだけ参加監督たちや参加者が、リアルタイムでつながっていて、全員で祝っていることを実感できる授賞式づくりに腐心しました。また、今回参加の思い出になるように、名前と作品名入りのクリスタルトロフィーを全監督に贈りました。
◎今回ほど賞で序列をつけるべきでないと思ったことはない。それほど素晴らしい、未来の可能性を感じる作品が集まった。大成した多くのクリエイターたちの若い時に全力をあげて制作した作品に接すると、その後の作品のアイデアのほとんどが含まれていることに気がつきます。学生作品の魅力は、その無限に広がる可能性にあると言ってもよいと思います。AIYFFの価値は、どれだけ可能性のある才能同士を出合わせるかによって決まると思っています。賞や評価は、どうしても現状の完成度で決まってしまいますが、創造の刺激という意味では、そこに答えはない。第14回AIYFFは、お互いに最高の刺激を与える作品が結集したことだけはまちがいないと思います。
これまでの活動経験を活かし、事業の質の向上を目指して準備していたところ、新型コロナウイルスのために予定変更を余儀なくされた。しかし、会場の延期や稽古場としての施設確保、広報宣伝などを、提携の公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団に尽力していただいた。そのおかげで、中止にすることなく、オンラインワークショップ、映像での表現へのチャレンジなど、より発展させた形で事業を行うことができて、中高生や市民の方にもコロナ禍だからこその表現を楽しんでもらえた。ただ、急遽の活動変更に対する団体としてのマンパワー不足も明らかになった。これを機に体制の見直しを図る良い機会となった。
活動をしてみて
おかげさまで第 2 回目を迎えた、10 日間に及ぶ「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」を無事終える事が出来ました。今回も新型コロナウィルスの感染拡大を受け、開催の是非、内容の見直しを検討しながら、最終的には万全な感染症対策をしたうえで、安心安全な芸術祭を開催するという決断となりました。思うような集客活動を行なえない状況下で、昨年を上回る約 93,000 人もの方々に障がいのある方のアートをご覧いただく事が出来た事は、実行委員全員、感謝の気持ちしかございません。このような状況下でも開催する事ができ、無事終える事が出来たのも、ご支援頂きました多くの方々のお力添えがあったおかげでございます。心より感謝申し上げます。
本年度新たな取り組みとして、昨年度入賞されたアーティストの個展である、アートパラ・マーケット・フェア(AMF)を開催させて頂きました。希望された方のアートを販売する事により、評価向上につながると共に、アーティストご本人やご家族の皆様に喜んでいただく事が出来ました。深川の街中に 400 点以上のアートを展示した「街なかアート」、次年度のメインビジュアルを決める公募展「メインビジュアル大賞」の作品展示、実行委員が手作りで作成した神輿に、障がいのある子供や福祉施設に通われる方々が描いた1,300 点以上の絵馬展示した「アート絵馬神輿」等、様々な取り組みを通し、町全体が美術館となった 10日間となりました。多くの方々が街なかに自然に展示してあるアートを見る事により、様々な事を感じ、会話をして頂けた事かと思います。
2021 年度のスローガンは「100 年続く芸術祭にする」
私達はこれからも様々な取り組みを通して、東京下町である深川という、人情味溢れる街から、日本全国、
全世界に向けて、一過性のものでなく永続的に発信し続ける事により、誰もがそれぞれを認め合い、支え合
う、「共に生きる」社会実現の第一歩となると確信しております。本年度も多くの気づき、感動がありました。次年度以降、毎年どんな気づき、感動があるか、私自身も楽しみにしながら、皆様にお伝えしていける事を楽しみにしております。本年度のご支援、誠にありがとうございました。皆様のお言葉やご対応が励みとなり、無事開催する事が出来ました。改めまして感謝申し上げます。今後とも、「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」をよろしくお願いいたします。
実行委員長 田巻 雄太郎