音楽家達を始め、今回出演の表現者達は全員、共催のMusuhi artprojectsのメンバーです。個々に活躍する自立したアーティスト達が同じ理念の元に自由意志で集い、何ができるだろうとそれぞれで提案したがらワクワクを共創していく、ハブ的な場所がMusuhiです。今回台湾の地で日本文化を広める活動をしてみて、台湾の方々がとても好奇心旺盛で前向きに知識欲が沢山の方が多いなという印象を感じました。なんでも大いに楽しみ、質問も多く、音楽を披露したら体を揺らしながらのめり込み、拍手喝采で、音楽家やアーティストたちと記念写真を沢山撮りたがるという、とにかく皆で一体化してかなり盛り上がったひとときでした。また音楽家達は台湾側から今度はお金が出て、招待される流れになりました。素晴らしい結果になり、これからも交流が楽しく続いていくことの大いなるきっかけとなったこと、本当に嬉しく思っています。
「東京・春・音楽祭2025」のワーグナー・シリーズは、ワーグナー最晩年の大作「パルジファル」を巨匠ヤノフスキによるタクトで行った。また、リッカルド・ムーティが東京春祭オーケストラを率いて、オール・イタリアン・プログラムを披露。他にはルドルフ・ブッフビンダーによるシューベルトの世界の演奏、ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽、「ミロ展」記念コンサート等幅広い公演を行った。恒例のミュージアム・コンサート、東京春祭 for Kidsで子供のためのワーグナー、上野エリアをはじめ様々な場所で催される無料のミニコンサート、桜の街の音楽会等を今年も多彩なアンサンブルでお届けした。2021年から継続しているライブ・ストリーミング配信も、安定した視聴者数を獲得している。今年も多数の支援者に支えられて無事に開催することができた。
本事業では東京文化会館での定期演奏会に加え、大阪倶楽部マンスリーコンサートとして公演を実施した。内容はテレマン室内オーケストラ首席チェロ奏者の鷲見敏によるバッハ「無伴奏チェロ組曲」全曲公演であり、バロックチェロ及びチェロピッコロを使用した本格的な公演となった。チェロ奏者にとっては聖書のような作品ながら、全曲公演は少なく、バロックチェロとチェロピッコロという2種類の楽器を使用したものとなるとなおさらその数は少ないということもあり、来場者からのアンケートや直接のご意見での満足度も高かった。
当協会の取り組みはポピュラー音楽のように興行として成立させることが難しいため、このような形でご寄付を頂きながら活動が継続できることは大変ありがたいことであると感じている。
(成果)
・今回初めてすべての会場の鑑賞料を無料としたこともあり、延べ来場者数が過去最大となり国内外から多くの人々を動員することができた。
・地域の人々に参加してもらうよう、企画公募や、学生たちに芸術交流を取材してもらう取組など地元を意識した取り組みを実施したり、アーティスト主体のイベントやガイドツアーを新規プログラムとして実施したりしたことで、これまで現代アートに関心がなかった市民・県民にも幅広く楽しんでもらうことができた。
・岡山城・岡山後楽園周辺エリアを歩いて楽しむことをコンセプトに、見慣れた日常の街角風景と現代アートを融合させた無料の展示を配置し、回遊性を高めることができた。
・県内の小中学校等来場の対応のために鑑賞ナビゲーターを養成し、対話型鑑賞体験を実施してもらう連携を図るなど、岡山市の芸術文化を支える人材の発掘・育成に繋がった。
・前回に引き続き、公募事業やジャーナルプロジェクトなどのパブリックプログラムの拡充を図り、市民・県民の参加を促すイベントの実施ができた。
(課題)
・作品特有の難解さが現代アートに対する敷居を高く感じさせている部分があるため、パブリックに広めていく工夫はこの先も考えていく必要がある。
・岡山芸術交流に関わる協力団体同士でも事前に情報を共有できる機会が欲しいという声が複数あげられ、よりよい連携が取れるような環境づくりも運営する上で意識しなければならない。
<次回へ向けた取組>
・岡山芸術交流2025における課題をふまえた市民への浸透プログラムの実施
・来場者が鑑賞しやすくするための会場サポート
・岡山芸術交流を支える人材(サポートスタッフなど)の継続した育成及び活躍の場の提供や環境づくり
・岡山芸術交流の認知度を向上させる広報活動およびイベントの実施
活動をしてみて
第6回高松国際ピアノコンクールは、過去最高となる36の国と地域から360名の応募があった。
予備審査を通過した14の国45名の出場者によって2月10日の第1次審査から22日の本選まで文字どおりの熱演が繰り広げられ、ロマン・フェディウルコ(ウクライナ)が優勝するなど、盛況のうちにコンクールを無事終了することができた。
若さと才能溢れるピアニストたちの熱気に満ちた素晴らしい演奏は、私達にクラシック音楽の魅力を存分に伝えるとともに、香川県内の若者や子供達にも大きな夢と感動を与えることができたものと考えている。
また、美しい瀬戸内海を臨む会場のサンポートホール高松を起点として、香川県の魅力を世界に向けて発信することができたものと確信している。