芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

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活動者の声

文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり

活動期間2019年 4月 1日 ~ 2020年 3月 31日

活動をしてみて

事業の3年目が終了した。今年度は過去の活動で得たネットワークを生かし、関係性を深めながら、地域でのプロジェクトや新規の相談窓口の準備を行った。文化芸術の力を活用し共生社会を目指すための「基盤」を丁寧につくり、実践者の活動をサポートする体制が少しずつ拡充してきた。人材育成事業は、次年度以降行う予定である。次年度以降は今年度の取組みを踏まえ、相談窓口の始動を含め、アートと社会をつなぐより具体的な支援活動に取組む。

SOMPOアート・ファンドのネットワークミーティングでは、活動地域と地道に関係性を築きながら活動をしている諸団体と直接顔をあわせ、交流をはかる機会をいただき、新たなネットワークを構築することができた。また、SOMPOアート・ファンド助成は使途の規定が柔軟であるため、実際に事業を進める中で生まれた気づきを生かし、改善点を検討し、内容に反映させながら進めることができた。

気仙沼ガムラン応援プロジェクト

活動期間2014年 11月 29日 ~ 2015年 8月 10日

活動をしてみて

私たちのできることで被災地の力になりたいと始めた支援活動でした。
楽器を修理したり、ワークショップを開催したりという直接の支援ができたことは、被災地の力になれたと思っておりますが、それに付随してこれまで被災地を訪れたことのなかったメンバーが気仙沼を訪れ、その被災状況や復興状況をリアルタイムで体験できたことも大きいと感じました。
東京にいて心を寄せることももちろん大切なことですが、実際に被災地に行き、復興と言っても何もない土地を実際に見て、地域の人たちと話をし、震災当時の話を聞き涙を流し、それを自分の友人や知り合いに伝えることも、支援の一つだと考えます。
今回、自分たちの力で日常生活を取り戻しつつある気仙沼にメンバーが入れ替わり訪れ、地域の人たちと交流することができました。新たな関係が生まれ、一過性の支援ではなく、細くても長く繋がっていこうと確認しあえました。

気仙沼ガムラン応援プロジェクト

活動期間2015年 11月 25日 ~ 2016年 3月 15日

活動をしてみて

メディアで見る映像と、現地に行ってみる景色は本当に違います。
今回、被災地(今回の場合は気仙沼)に行って自分たちにできるガムランという音楽を通じて支援することの他に、小さいけれども私たちにできる応援があると強く感じました。
・気仙沼に行く、ということ。
・今の気仙沼を感じて、その状況を自分の周りの人に伝えること。
・行ったことのない人を誘って、気仙沼に行ってもらうこと。
・気仙沼の良いところを伝えること。

そして今回の活動を通じて、気仙沼の人たちとの新たなつながりが生まれました。
被災地復興支援という名目ではあるのですが、何回か通う事でビジネスライクなお付き合いから、一歩進んだ交流へと進んでいるように感じます。
現在、気仙沼の港湾地域は復興工事の真っ最中で、道路もあるのかないのかわからないほどのぐちゃぐちゃな状況ですが、地元で暮らす人たちは5年のうちに自分たちの生活を取り戻し、新たなリズムで前に進み続けているのを感じました。
また今回みなとまつりに参加して、東京から遠く離れた気仙沼でバリの文化にこんなに親しんでいる人たちがいることを初めて知り、バリ島を愛する人間として驚くとともにとても嬉しく思いました。

KOBE からのエール~ともにがんばろう!スティールパンコンサート in 東北

活動期間2013年 3月 22日 ~ 2013年 3月 25日

活動をしてみて

 阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた当会として、いつか東北で演奏し、被災した方々へ勇気と元気を届けたいと思っていましたが、ご寄付いただいた皆様のお陰で実現することができました。
 コンサートでは最初、見たことのない不思議な楽器に「なんだろう?」という緊張感が会場にありましたが、演奏していくうちに皆さん次第に笑顔になられ、手拍子、踊りなどで一緒に盛り上がりました。楽器の体験会でもたくさんの方が参加されました。
 最後には、「スティールパンのファンになった」「楽しかった」「今日はよく眠れるわ」という声をいただき、演奏者一同本当に感激した次第です。
 NHKの復興ソング「花は咲く」を演奏した時は、涙ながらに一緒に歌って下さる方もいて、演奏者も涙の演奏となりました。
 今回演奏以外に津波被害を受けた閖上地区を訪れました。日常で忘れてしまいがちですが、そこにはまだ復興の先行きが見えない現実がありました。こうした 経験や被災者の方とのふれあいを通して、今後もなんらかの形で私たちにできることから支援していきたい、という気持ちになりました。
 ご寄付いただいた皆さまにはこのような機会を与えていただき本当に感謝申し上げます。
 ありがとうございました。

こども伝統芸フェス2017~こどもによる日中伝統芸能交流公演

活動期間2017年 2月 1日 ~ 2017年 9月 15日

活動をしてみて

集客は相当に伸び悩み、直前に招待を出したところ招待客はかなり来場した。また、来場者の評価は有償来場者も含め比較的高かった。実際のクオリティと価格バランスには問題がなく、一般的な関心度もあるが、それでも集客には繋がらないため、実施スタイルについては抜本的な方向性の見直しが必要。子供の発表と勘違いされない工夫を凝らす、入場料に頼らない資金繰りをして入場料を抑える、ワークショップを中心として子供の体験事業を中心とする、地域の別事業と提携するなど。
また、各団体とのコミュニケーションはメール・電話がほとんどであったが、リハーサル時に一部混乱を生じることがあった。直接事前の打ち合わせは必要。
我々としては今回の事業により、日中伝統芸能団体との繋がりが更に広がり、また在日外国伝統芸能団体という特異な立場ならではの実績を積むことができたと考えている。これまでは京劇を中心とした活動をしていたが、その枠を超え、子供たちを中心とした異文化交流と広くアジアの伝統芸能継承を推進するために、より多くの団体に積極的にアプローチして多分野協同のプロジェクトを推進していく。そして、オリンピック開催年に向けて国際性の機運を高める一翼を担う。

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